馬入日記

【馬入日記:11月20日】中川選手インタビュー&ビーチパークにベルマーレの名が!

FC東京戦まであと3日となりました。
重要な一戦に臨むチーム、溌剌とトレーニングする選手たちの姿があります。

前節の鹿島戦でスタメン出場を果たした中川選手。
らしさ溢れるプレーで、ピッチで存在感を発揮しました。
試合から2週間近く経ち、いま思っていることはどんなことでしょうか。

「試合が終わった直後は、ショックもあったし自分の気持ちが整理できていなかった。自分としては、反省というか、あと一歩だったのですごくもったいないという想いもあって、プロとしてもっとやらなければいけないことがあると感じていました。ただ、時間が空いて、もう一度試合を振り返って整理して考えると、相手のラインをかく乱したり、サポートの部分なども含め、自分の出せるものは出せたと思えるところもありました」

客観的に見ることで、試合直後とは違った面も見えてきています。
手ごたえを感じる部分、そこからさらに、考えたことも。

「ひとつの自分のシュートや意表を突くプレーで流れを変えたかった。流れの中で懸命にやってはいたけど、流れに乗るだけじゃなくて、流れを変えなければいけない。もしくは波を強くすることが必要だったと、時間が経って思います。自分が過程にいるんじゃなくて、最終段階の結果の部分に自分が立てればいいのかなと思います」と。

リーグ戦ではスタメン出場は初めてでした。入る時に意識したことは。

「いつも曺さんが言ってくれていることを思い浮かべようとしたんですけど、リーグ戦のスタメンは初だったので、珍しく緊張があって、試合が始まる直前の円陣組んでる時に吐きそうになるくらいで(笑)。笛が鳴ったら落ち着いたんですけど、自分でもびっくりしました。スタメンであることは、曺さんが僕がスタメンでもできるということでピッチに送り出してくれたんだと思うので、それは自信になったし勇気にもなったんですけど、自分でもあの緊張は理解不能というか。考えても分からないですね」

笛が鳴った後は「いつの間にか忘れてた」と言う通り、そんなことは全く感じさせなかったものの、これまでにない緊張を味わったとか。

試合後のコメントでも、そして今回も「プロとしてもっとやらなければいけないことがある」という話をしていましたが、それは例えばどういうことかと聞くと。

「人それぞれ違うと思うけど、僕が思うのは、もっと追究したいという想い。自分で100%を決めないこと。走る100%もそうだし、パスの質の100%もそうだし、取り組む姿勢もそうだし、自分で100%を決めたら成長はないし、それは結果的にチームの成長にもならないと思う。そういう面で、プロとしてもっともっとやらなければいけないと感じています」と中川選手。

ルーキーイヤーの今季、過ごしている日々についてどんな風に感じているでしょうか。

「一言で言うと、充実した日々です。自分がうまくいかない時にどういうことをすればいいかも分かった。例えば、トラップがいつもより浮いちゃうとか、キックが左右しちゃうとか、そういうものはプロである以上、試合中は気にしないで、やるべきことをやるという意識が一番大切だということ。そのミスが恥ずかしいとか、もっと俺はできるんだよ、じゃなくて、そんなの捨てて、いま求められていることを意識して、自分の体にしみこませることだと思う。高校の時は、調子が悪かったら“調子悪い、調子悪い”ってなって、調子がよくなったら上にいくという感じだった。そうすると波ができてしまう。でも、さっき言ったことを意識すれば、波も大きく揺れずに最小限に抑えられると思う。このことは、サッカーをやっていくうえで、大げさかもしれないけど、財産のようなものになっていると思います。この一年で、成長したっていうのもあるけど、サッカーやっている以上うまくなっていると思うし、成長していると思う。でもそういうことよりもっと大切なものがあって、それに気づけた日々だと思います」

さて、残された試合は3試合。
中川選手はどんな想いで臨むのでしょうか。

「残り3試合、絶対に負けられないし、みんな気持ちを強く持って戦う試合になると思う。でも僕は、性格上そうなってしまったらうまくいかないので、気持ちは熱く、頭はクールにしていなければいけないので、練習と同じテンションで臨みたいと思います。この言葉だけを聞いた人は、気合い入ってないのかなと思うかもしれないけど、でも練習をいつも見てくれてる人や選手は僕が100%に近い意識でやってるということは分かってくれてると思うので、練習と同じテンションや意識でやる。まずは1試合目のことを考えて、その1試合が終わったら、また次の練習からどんなことを求められるかを考えながら、次に向かっていきたいと思います」

FC東京戦、ぜひ味スタでのご声援、よろしくお願いします!

 
ところで。
本日、平塚市より湘南ひらつかビーチパークのネーミングライツパートナーが湘南造園株式会社に決定し、愛称が「湘南ベルマーレひらつかビーチパーク by shonan zoen」に決定したことが発表されました!

なんと、ビーチパークの施設名に「ベルマーレ」の名前が入るのです!(2014年4月より3年間)

湘南造園さんには、湘南ベルマーレのオフィシャルクラブパートナーとして長年ご支援をいただいており、さらに今回、同社のご厚意により「ベルマーレ」の名を施設名称を入れていただくことに。

ベルマーレの社長であり、湘南造園の社長である眞壁社長は、平塚市で行われた会見にて「湘南造園はお陰様で50周年を迎えることができましたが、これはひとえに平塚の地、地域の皆さんにお世話になり、続けてくることができたと思っています。この節目の年に地域貢献をしたいと考え、今回パートナーに応募させていただきました。湘南ベルマーレとしては、ビーチパークでトレーニングをしているビーチバレーチームから北京、ロンドンと2度のオリンピック選手を出し、トライアスロンやビーチサッカーもやらせていただいています。ぜひ来るべき2020年の東京オリンピックにこの湘南の地からオリンピック選手が出てもらいたいと思っています。今回、湘南造園としては、ベルマーレの名前を借りるという形でこのような名前をつけさせていただくこととなりました」と話していました。

また、今回、平塚球場のネーミングライツパートナーとして、相模石油株式会社(こちらもベルマーレのクラブパートナー様)に決定し、愛称が「バッティングパレス相石・平塚球場」に決まったことも発表されました。

落合市長からは「今回、地元企業にご支援いただくこととなり嬉しく思います。自主財源の確保だけでなく市民サービスという側面も含め、このパートナーシップを大切にしていきたい」とお話がありました。

写真は左から、相模石油(株)小泉光一郎代表取締役社長、落合克宏市長、湘南造園(株)眞壁潔代表取締役社長。