馬入日記

【馬入日記:9月6日】宇佐美選手インタビュー「常に全力でやること」

先週土曜日の仙台戦で、5月3日以来の出場を果たした宇佐美選手。
4ヵ月ぶりにピッチに立った宇佐美選手、サイドハーフとしてスタメンフル出場。チームの勝利に大きく貢献しました。

まずは仙台戦を振り返って話を聞きました。

「最後に少し押し込まれましたけど、これまでの形とはまた違った形で点がとれましたし、自分たちの形でもチャンスを作れた。洋平(大竹選手)がいっこ溜めてくれて、上がりやすいタイミングを作ってくれた。守備の面では、自分のやるべきことができていたと思います。試合前から意識していたのは、相手のクロスが上がってくることは分かっていたので、とにかく1対1で負けないということ。自分は守備的な選手だし、そこで負けてたら自分の入っている意味もないので、そういうところを意識していました」

1点差に迫られる中、最後は相手の猛攻を耐え凌ぎ、掴み取った勝利。
勝利の瞬間は…

「ホッとしたというか…、ちょっと脱水症状になっていたし本当に疲れてたから、ダンスも踊れていないくらいだった(笑)。久しぶりの試合だったから緊張して硬さもあったし、あのポジションということもあって、いつもより倍以上走ってたと思います」と。

試合後の会見で監督は「宇佐美は5月のセレッソ戦以来時間が止まっていたんですけど、最近すごく貪欲に頑張ってくれていたので、90分足を止めない彼の守備力やハードワークに期待しましたが、予想以上によくやってくれたと思います」と話しました。

「正直、練習をただやってるだけっていう感覚の時があった。でも、そこを常に全力で、ひとつひとつの練習で出し切らないといけないと言われて、そこを本当に意識してからは、自分のプレーもいい方向に向いていったと思います。ミスがミスでなくなったり、自分で取り返すことだったり。4ヵ月間は相当苦しみました。でもいま、ひとつひとつの練習をやっていて、今までとは違う自分の感覚もありますし、そういった部分がここにきて成長できたところかなと感じています」と宇佐美選手。

そして「そこで満足してたらここより上にはいけないし、もっと自分がやらなければいけない。自分の中では、ひとつ乗り越えた感じなので、本当にやっていかないと、と思います」

天皇杯、そしてリーグ戦は残すところ10試合となりました。

「自分が出られたら、全力を出し切って、勝点3でも1でも絶対に積み上げていかないといけないと思っています。ひとつでも上にいくことよりも、ひとつひとつの試合で勝点をとるということが大事やと思うので、そのあたりを意識してみんなでやれれば、どんなチームにも負けないと思う。気持ちを前面に出していかなければいけないし、それがサポーターにも伝わってこの前の試合のようになったんだと思う。そういう試合を続けていかなければいけないと思っています」

苦しい時を乗り越えた今。自分ができる精一杯を出すと、心に誓っています。
ぜひ、ご期待を!