5点目を失った後、ふとスタンドの外を見ると湘南のレプリカを着た子どもが座り込んでいた。心配した柏スタッフが話しかける。 試合が、あるいはプレイヤーとしての心が壊れてしまえば、自らの努力で修復するしかない。誰も治してはくれない。それがプロだ。 しかし壊れてしまったこの子の夢は誰が治すのか。それも我々の大切な仕事であり義務だ。それを忘れてはならない。