馬入日記

【馬入日記:8月26日】U-19日本代表での経験を経て。中川選手インタビュー

U-19日本代表のメンバーに選出された中川選手が、8月7日から8月23日の期間、スペイン遠征に行きました。
今回、U-19日本代表はスペインのバレンシアで行われた「アルクディア国際ユースサッカートーナメント」に出場しました。

結果はグループリーグ敗退でしたが、世界の強豪と大会で戦い、またトレーニングマッチも含めて5試合を戦う中で多くのことを得たようです。

中川選手、無事に帰ってきて練習に合流しています。どんな遠征だったのか、話を聞きました。

「様々な面でいい経験ができました。それは別に自分のパフォーマンスがよかったということに限らず、苦い経験も含めていろんな経験ができたので、いい大会に参加できたと思います。苦い経験というのは、やっぱり、スタメンは1回もなかったし、途中交代で入って途中交代で代えられるいうこともあった。でも、前向きにとらえれば、今後あり得ることだし、早くこの経験ができてよかったのかもしれない。そこに悔しさはあったけど、でもチームが勝つためには、交代した自分もすぐにチームを応援することだったり、試合中は自分の悔しさなどは捨てて、チームのために行動することをが必要だったので、そういうことも覚えられたのかなと思います」

スタメン出場はなかったものの、後半の早い時間から出場など、切り札的に起用されることが多かった今大会。

「チームが勝つために、もっとパワーのある選手を使うということが監督の考え方だったので、途中からでも出た時に何ができるか、チームの流れを見て、僕ができることを整理して、スムーズに入れるように考えていました」

プレー面のみならず、精神面でも学ぶことが多くあったようです。

「自分が出てる出てないに関係なく、チームのことを考えるということが必要ですし、それは今まではなかなか持てなかったことでした。その気持ちはベルマーレに戻っても同じで、チームを信じることや応援することがすごく必要だと思う。今回代表でスタメンはとれなかったですけど、いい経験ができたと思います」

世界の同じ年代の選手と対戦したことについては…

「本能が違う、身体能力が違う、勝利に対する気持ちが違うという印象を受けました。でも、外国人だからどうしようということじゃなくて、そこでもしっかり自分をもって平常心で臨めば、そして自分のパフォーマンスをしっかり出せば、結果に繋がるんじゃないかと思いました。対戦相手という意味では、外国人でも日本人でも同じなので」と。

また、普段クラブでは高卒ルーキーとして年齢が上の選手と共にプレーしていますが、U-19日本代表では同じ年代の選手がチームメイト。2週間強の期間、どんなことを感じたのでしょうか。

「プロが多くて、大学生が5人くらいでした。同じプロの中であれば、どういった考えをもっているのかなと思った時に、やっぱり僕は湘南でやっていて、曺さんのもとでやれてよかったなと思ったのが今回の代表だった。大学生は大学生で、専門知識であったり、筋力のことであったり、そういう知識を持っていたので、そういう話を聞いていい刺激にもなりました。年上の選手と話してもらう刺激もあるけど、同年代の選手と意見の交換ができたことで、またいい刺激をもらえたと思います」

“曺さんのもとでやれて”という言葉、それは…

「やっぱり曺さんは、どんな人でも見てくれるし、認めて評価してくれる。選手のために練習をやってくれるし、例えば試合に出ていない若手が伸びるように手段をとってくれる。本当にベルマーレというチームはいいチームだと改めて思いました」と。

大きな経験を経て、チームに帰ってきた中川選手。
今後に向けては…

「やっぱり僕はベルマーレの選手なので、ひとつひとつの試合に対する気持ちだったり、出る出ないにかかわらず、取り組む姿勢だったり、そういう姿を選手に見てもらって、選手同士で高め合っていきたい。そうすれば、必ず残留できると思う。残留というか、もっと勝点を積み上げられると思うので、いまやるべきことを全うするのみだと思います」と力強く語りました。

今後のますますの成長、ご期待下さい!

※8月最後のホームゲーム!31日vs仙台戦情報はこちら
http://www.bellmare.co.jp/88746