馬入日記

【馬入日記:4月4日】気持ちで勝利した甲府戦。馬場選手インタビュー

アウェイで行われた、ナビスコカップvsヴァンフォーレ甲府戦。
ついに、今季初勝利!!
90分間、手に汗握る展開でしたが、武富選手の今季2得点目が決まり、最後までゴールを許さず1-0で完封勝利しました。

「コンディション的にも、メンタル的にもベストなメンバーを選んだ」という監督。

名古屋戦から大胆にメンバーを代えて挑んだ一戦。
ウォーミングアップの時から、気持ちの強さを感じる選手たちが、90分間泥臭く戦いました。

昨年9月20日に負傷した馬場選手。
昨年末に復帰し、今季はメンバーに入る試合もありましたが、この甲府戦が今季初出場となりました。

「ずっと試合に出たかったし、その準備をしてきて迎えた試合でした。昨日のメンバーはなかなか試合出場の機会のなかった選手も多かったし、チームとしても気合いバリバリでした。気持ちが入りすぎて、逆に少し抑えなきゃくらいの意識で試合に入りました。それに、先週、曺さんからもミーティングで“勝ちたい”っていうストレートな想いが伝わるミーティングでの話もあったし、個人的には曺さんに早く一勝をしたもらいたいという思いもあった。そのタイミングでチャンスをもらったこともあって、本当に気持ちが入っていました」

甲府戦はボランチでの出場でした。下村選手と共に、終始声を出しチームをコントロールしました。

「個人的には、ボランチをやった中で一番よくなかったと思うくらいでした。今までやってきて、それなりに追い求めるボランチ像みたいなものをイメージしながら入ったんですけど、まだまだだなと実感しました。自分がボランチで使われている意味という部分では、自分としては全然できなかった。ただ、まったく満足していないけど、昨日はそういうことを抜きにしても、チームが勝てればと思って必死だった。ベルマーレではボランチとして初めて出た試合だったし、まだまだ伸びシロはあるんだと思って、反省を活かせればいいかなと思います」

馬場選手が描く、理想のボランチ像とは…
「シンプルにボールを動かしたり、DFラインからボールを受けてチームにリズムを作ったり、またFWにいいところでボールを受けてもらって前を向かせるようなパスを出したりというプレーを出したいと思っていました。そういうプレーは数少なかったし、ボランチでやったら多くボールを受けてリズムを作れるようなボランチになりたい。1回、ボリ(荒堀選手)に裏に出せたボールとかあったんですけど、そういうものを試合の中で何本か出せるようにしていきたい。それから、球際のところでも1、2回負けてしまったところがあったので、そういう球際の部分は絶対に負けたくないなと思っています」ということ。

改めて、甲府との90分を振り返ると。
「シンプルに、気持ちで勝った試合だったと思います。攻められる時間は多かったけど、交代したあと外から見ていても、やられる気はしなかった。気持ちだけじゃサッカーはできないけど、気持ちで勝利にもっていった試合だったと思う。もちろん、うまくなければいけないけど、うまいとか、技術とか以上に、ベルマーレというチームは気持ちなんだというものは見せられたと思う。そういうところが自分たちが一番必要としているところだったと思うし、ベルマーレらしさは出せたかなと思います」

試合後、監督も「ある意味、今までで一番湘南らしい試合だった」と語っていました。
最後まで足を止めず、ひたむきに走り、掴んだ一勝でした。

11月11日以来の(馬場選手にとっては半年ぶりの)勝利のダンスは格別でした。馬場選手の笑顔もはじけていました。
でも…

「隣のタケ(武富)が心配で!やっぱり、試合前から“勝ったらダンスがあって、右からスタートだよ”とか言うものでもないから(笑)、すっごい嬉しいのに、“揃えなきゃ、でも絶対揃わないだろうな”とか周りをチラチラ見ながらやってました。初めてやった選手も多かったし、今回は顔見せみたいな感じで。次はもうちょっとうまくいくように!」ということでした。

次は6日(土)のリーグ戦、川崎戦で!
ホームで迎えるSKYシリーズ第2陣!ぜひ、勝利のダンスを。