馬入日記

【馬入日記:12月31日】三原選手が愛媛へ期限付き移籍。さらなる飛躍を!

先日、三原向平選手の愛媛FCへの期限付き移籍が発表されました。

今季、神奈川大学から加入しルーキーながら6試合に出場。サイドで攻守において力を発揮しました。
でも、三原選手自身としては満足には程遠く、「もっと成長しなければ」という想いを常に抱いていました。

「どこかから声をかけてもらったら、絶対に行こうと思っていました。なかなか出場機会はなかったけど、何試合か出させてもらって、自分が感じたことはやっぱり試合に出なければいけないということでした。練習試合ではなく、公式戦の雰囲気とかそこで感じられることとか、公式戦のピッチに立ったからこそ感じられることでした」

みんなで掴んだJ1昇格。J1の舞台で戦いたいという想いは…

「J1でやりたい気持ちはもちろん強かったけど、でもやりたいだけじゃダメだと考えました。もっと成長するためには何をすべきかと考えて今回の決断をしました。それに、ベルマーレが一年で降格するなんて考えてないから、帰ってきた時に力をつけてJ1でプレーできたらと思います。ホントに成長させておかないと、自分を」と。

誰にとっても濃かった2012年のシーズン。三原選手にとってはどんな一年だったのでしょうか。

「プロでの厳しさを学んだ一年。プレー面でも私生活でも、大学のままでは全然ダメだと早めに気づくことができた。一番は、曺さんのもとでやれたことが大きかったです。曺さんは本当に調子のいい選手を起用するということを一貫していたので、メンバーに入れなくても、常に気持ちは切れずに、次があるという想いでやってこれた。チームのためっていうのもあるけど、曺さんのためにっていう想いが強かった」

先輩からも、とにかく可愛がられ(いじられ?)た三原選手。

「紘司さん(坂本選手)からは“読書しろ”って言われました(笑)。サッカー選手は言葉も大事だぞって。僕は他のチームは経験がないから知らないけど、“いいチームだ”ってみんなが言ってましたね。“こんなチームはなかなかない”って。だから紘司さんには“愛媛行って気をつけろよ”って言われてます(笑)。ベルマーレは上下関係があまりなかったから、同じ感じでいったらダメだと。最初は様子見つつ、これだっていう人がいたら思い切っていきたいと思います(笑)」

日々のトレーニングの中で、そして試合の中で経験できた様々なことを力にして、来季は愛媛でチャレンジします。

「この一年は、僕にとって大きな財産となるものだったと思います。本当に感謝しています。慣れてきたばかりの時に出ていくのは精神的にも楽ではないけど、来年は愛媛で自分らしく暴れたいと思います。僕には何の経歴もないけど、それでもやれるんだよっていうことが子どもたちに夢を与えられるかもしれない。頑張ってきます」

確固たる決意で愛媛へ。
来年もぜひ、三原選手を応援して下さい!

※そして、2012年も「馬入日記」を読んでいただきありがとうございました!
皆様どうかよいお年をお迎えください。