馬入日記

【馬入日記:9月5日】「緊張感を楽しみながら」永木選手インタビュー

オフが明け、新しい1週間がスタートしています。
今週末はリーグ戦が1週お休みとなり、天皇杯がスタートします。8日(土)に2回戦がBMWスタジアムで行われ、愛媛FCを迎えます。(13:00キックオフ)

日曜日に行われた京都サンガ戦は激闘の末2-1で勝利。2得点に絡んだ永木選手に話を聞きました。

「立ち上がりは防戦一方でかなり攻め込まれてしまった。相手のボール回しがうまくてなかなかとれなかった。前の3人と僕らが全体的にかみ合ってなくて、ポジション修正がうまくできず、隙間隙間で受けられてゴール前までいかれてしまうことが多かった。でも、ノブさん(阿部選手)中心にDFラインが粘り強く守ってくれてゼロで抑えられたことは本当に大きかった。苦しい中でしたけど、チャンスが絶対にくると思っていたし、本当にひとつのチャンスで点までいけたので、それは本当によかったです」

先制点となったキリノ選手のゴールは、永木選手のボール奪取から生まれました。高山選手への鋭いスルーパスから、高山選手のシュートを放ち、一旦弾かれるもこぼれ球からキリノ選手がゴールネットを揺らしました。

「相手が前がかりになっていて、ボールをとった瞬間にみんな体重が前にいっていました。その間に薫(高山選手)がうまく抜け出してたので、スペースに出して薫を走らせる形でした。みんなショートカウンターは意識しているので、あそこのスピードは本当に速く展開できる。続けていければと思います」と永木選手。

1-0で折り返して迎えた後半。しかし開始早々に同点弾を許してしまいます。
「後半の立ち上がり、絶対にやられてはいけないと思ってたんですけど、失点してしまった。自分の軽いプレーからだったので反省しています。相手もショートカウンターがうまいのは分かっていたのでサイド際でやり切ったほうがいいとは思ってたんですけど、ああいプレーが失点に繋がってしまうということを感じました」

しかし、それをしっかりと自ら取り戻しました。
56分、コーナーキックから大槻選手がダイビングヘッドを決めて勝ち越します。コーナーキックを蹴ったのは永木選手でした。
「周平(大槻)を狙ったわけではないですけど、相手の1枚フリーで立ってる選手を越えるようにということは意識して蹴りました。コーナーのキックからのアシストは初めてですね。嬉しかったです」コーナーキックでのアシスト、さらには「あれは決めたかった」というフリーキックの場面でも惜しいシーンがありました。

結果、2-1で競り勝ち、今シーズンは京都相手に2勝しました。

「上位対決だったし、もし負けていたら順位が入れ替わってしまう試合だった。京都戦の勝点3は大きかったですね」

残り10試合。ここまで戦ってきて、自身の成長として感じるところはどんなところでしょうか。

「アシストができるようになってきたと思う。もちろん決めてくれている選手のお陰なんだけど、去年より全然増えたし、前に関われるのは自分のいいところだと思うので、まだまだですけど前に関わった時の質は徐々にはよくなってきてると思います。停滞しないようにもっと上げていきたいです」

「見ていて本当に面白い!」と言われるベルマーレの試合。やっている選手たちも…

「面白いですね、やっぱり。1試合1試合緊迫してるし。プレッシャーは多少感じるけど、プレッシャーがないよりあったほうがいい。緊張感を楽しみながらやっていきたいと思っています」

みんなの前向きな気持ちがプレーに表れています。
残り10試合も、そしてもちろん天皇杯も、変わらぬご声援を!

※天皇杯2回戦詳細はこちら
http://www.bellmare.co.jp/61796

※9月14日vs草津戦の試合情報はこちら
http://www.bellmare.co.jp/61722