【馬入日記：8月23日】次に向けて。岩尾選手インタビュー

夏場の3連戦の2戦目、東京V戦から中2日で行われたアウェイでの徳島戦。
前半戦での戦いと同じ、0-0の引き分けでした。

なかなか自分たちのサッカーを出すことができない90分となりました。

試合後、曹監督は「少しメンバーもフレッシュにしてやってみたが、前節のヴェルディ戦の激闘と言いますか、その時の疲労が少し残っている90分だったかなと感じています。ただ、今日（勝点）0で帰るのか1で帰るのかは全然違う。厳しいコンディションの中、セットプレーの数があれだけ相手にありながらも、しっかり凌いでくれたのは成長がみられる部分なので、前向きにとらえていきたいと思います」と話していました。

この試合でスタメン出場を果たした岩尾選手。
ケガから復帰し、前々節の福岡戦でメンバー入りはしていましたが、出場は3月17日の福岡戦以来となりました。

試合を振り返り、岩尾選手は「自分の任された仕事ができなかった。その前にやった練習試合も含めて、“いつもどおりやればいい”と言われていたし、そのいつもどおりというのは自分の中で整理できていました。でも、いざやるぞってなった時に、どこか空回りしてしまったというか、気持ちの部分で弱さが出てしまった。自分の中ではそういうつもりはなかったんですけど、それがプレーに出てしまったと思います」と。

自分らしいプレーが全くできなかった、と悔しさを噛み締めていました。
前々節でメンバー入りした時には「18人に入っても試合に出なければ意味がない」と話していた岩尾選手、試合出場への想いは並々ならぬものがありました。

「難しいことは考えず、いいことしてやろうと考えずにいつも通りやることを意識して入りました。

でも、練習でいくらできてもあの雰囲気の中でできなければ意味がないので」

徳島戦は立ち上がりから難しい時間帯が続きました。
チーム全体としてその流れを断ち切って、引き寄せることがなかなかできませんでした。

「僕自身が悪かったのは間違いないですけど、全体としてもよくなかったと思います。取られ方だったりとか、全体的にもミスが多かったので前半から守備に追われる時間が長くなってしまった。後半もズルズルいって体力を奪われてしまう展開だったと思います。そういう中で、フレッシュな自分がやってやるぞっていう気持ちはあったけど、その流れの悪さに自分もハマって抜け出せなかった」

反省の言葉が口をついて出てきます。
周囲に理由を求めることがなく、常に自分がどうだったかということを突き詰めて考えています。

「あんなじゃ終われないし、終わりたくない。昨日の試合が終わってから今日までで、欲が足りなかったなというのは一番感じたところです。練習中から、球際もそうだし、パスひとつそうだし。ミスなくやろうと思ったりなんとなくこのくらいでというのが少なからずあったのだと思う。弱い人間だったんだんと改めて思いました。冷静ぶってても、強がっててもああいうところにいったら出てしまうものは出てしまう。もっと強くならなければいけないと感じています」

長いリハビリからの復帰。
「使ってもらったことに応えたかった。それだけに悔しいです。また自分に喝を入れてやっていきたい」

今後に向けては…
「次に出た時に点を決めますとか、活躍しますとかは言いたくない。もっと強い欲をもって、もっと強い人間になりたいという気持ちを前面に出して、練習から取り組んでいきたいし、もらったチャンスの中で自分の変化に気づいていきたい。今は明日の練習のことしか考えてないです」

経験したことを、なんとなくで終わらせない。しっかり受け止め、突き詰めて考えて、また前に進んでいきます。

さて、次のホームゲームはもう3日後。
26日（日）に栃木SCを迎えます。（18:30キックオフ）

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