馬入日記

【馬入日記:10月5日】育成の重要性。フットボールアカデミーのミーティング

4日の夜、フットボールアカデミー(育成・普及部門)のコーチングスタッフによるミーティングが行われました。
今回はトップチームの曺コーチが中心となり、約20名のアカデミーのコーチと共に様々な意見交換を行いました。

曺コーチはベルマーレでもJr.ユース(中学生)、ユース(高校生)の監督を歴任し育成部門の責任者も務めていました。
他のクラブも含め、若い選手を育てる仕事に携わり(フロンターレJr.ユースのコーチ時代には永木選手や高山選手の指導をしたことでも有名ですね)、現在は育成年代の目標であるトップチームのコーチを務めているという立場から、育成の、そして育成に関わるコーチの姿勢の重要性を伝えました。

「今日は枝葉ではなく幹の話をする」ということでスタートしたミーティング。サッカーとはどういうスポーツなのか、ベルマーレのサッカーとはどういうものなのか、指導者に必要な資質とは何か-。そういった根幹を改めて確認し、意見をぶつけ合いました。

まず、「This is SHONAN BELLMARE」とも言えるベルマーレが目指すサッカーを曺コーチが編集した映像で確認しました。
約17分間の映像には、トップチームの試合の中で目指すサッカーが体現されたシーンが次々と登場しました。胸が熱くなるようなシーンの連続でしたが、やはり素晴らしいプレーからはアグレッシブさや躍動感、真剣さが感じられ、人はそこに心が動かされるということを感じさせられました。
また、臼井選手から遠藤選手まで、ユース出身選手のプレー集も流されました。

 
その後、実際の指導で大切にすべきことは何であるか、ということを話し合いました。

曺コーチからは印象的な話がありました。
「コーチはいかに選手をよく観察できるかが大切だと思う。子どもたちの少しの変化にも気づかなければいけない。我々には、責任がある。なぜなら、選手の人生は一度しかない。見逃したら終わってしまう。それくらいの責任がある。情熱は選手のために使わなければいけない」と。

普段、トップチームの練習時にも「そんなことに気がつくの?」と驚かされる場面があります。
選手からも「人に言ってなかったけど曺さんは分かってたみたいで指摘してもらった」とか「自分でも気づいてなかったけど曺さんに言われてハッとした」という声を聞くことがあるのです。

トップチームでも言えることですが、特に育成年代の指導においては、指導者の存在の大きさは計り知れません。
どれだけの責任をもって、日々選手と向き合わなければいけないか、コーチ全員が改めて考える機会となった大切なミーティングでした。

反町監督がいつも「勉強することをやめたら人を教えることはできない」と話していますが、まさにその通り、指導者として学び続けることの重要性を感じさせました。

 
さて、今日まで平塚市役所で平塚市地域作業所連絡会による「秋の展示即売会」が開催されていました。

普段からベルマーレと交流のある地域作業所のみなさんが手作りで製作したキーホルダー・草木染め・焼き立てのパン・クッキー等様々な商品が展示即売されていました。

今日は午前練習の後に山口選手が市役所を訪問しました。
サインをしたり一緒に写真を撮り皆さんと直接触れ合い、また商品をじっくりと見ていました。

また、既に何度か実施していますが、今後もスタジアムのグッズ売店にて作業所のみなさんの製作した商品を販売していく予定です。ご期待ください!