馬入日記
【馬入日記:8月3日】「もっとがむしゃらに」山口選手インタビュー
前節のロアッソ熊本戦で左サイドバックとして出場した山口選手。
今季初出場となった試合で90分間奮闘。無失点に貢献し、試合後には蹴燃賞を獲得しました。
練習後、熊本戦を振り返り話を聞きました。
「試合前は久しぶりにやってやろうという気持ちとか、ちょっと不安な気持ちとかいろんな気持ちが出てきて、“あぁこれが公式戦だな”と思いました。そういうことを感じられるのは幸せなことだし、やっぱり公式戦は違うと思いました」という率直な気持ちを。
そして「僕自身は久しぶりにサイドバックをやって、もっとこうしたほうがよかったと感じる部分がたくさんあった。それに、チームとしても個人としても、できることはもっとたくさんあると思う。全体的には気持ちを出せたと思いますけど、もっと出せると思うし、もっとハードワークできると思う」と山口選手。久々の出場、そして無失点、勝点3にも満足はしていません。
選手会長としても、苦しい時期になんとかしたいという想いを強く抱いていました。
「自分が試合に全然出ていなかったので、まず自分自身をなんとかしなければという気持ちだったし、チームとしては、ひとつになってやろうとみんなで言っていたんだけど、最終的に自分が思ったのは、一人ひとりの努力。本当に一人ひとりが歯を食いしばってやらなきゃいけないなと感じました」
集団(チーム)で一丸になるには、まず個(選手一人ひとり)がしっかりしなければいけない。そのことを改めて感じることとなりました。
「本当に練習からやっていないと試合で走れないし勝てないと痛感した」と。
そういう意味では、練習は厳しさを増しています。
「フィジカルコーチが代わって、単純に言ったら練習が厳しくなった。自分も今まで動けてなかったなということを感じた。1か月前ですけど、90分間戦う体力だとか気持ちが落ちてるなと感じる部分もあった。上げなければダメだと。今はみんな、身体にムチを打って追い込んで、少しは改善されているし、まだもっと上がると思う」
そして厳しい練習を乗り越えることによって気持ちの部分が強くなることも実感しています。
「もちろんこれまでも気持ちは入れてたんですけど、結局、体力がないと気持ちが切れてしまう。いくら“この試合に懸ける”と思っても、普段やってないとできないんだということを改めて感じた」と山口選手。
次節は再びホームゲーム。大分を迎えて7日19;00キックオフです。
「ベルマーレには確固たる目標があるし、そのためにはみんなでまとまって、歯を食いしばってやるしかない。今はまだ上位と離れてるけど、がむしゃらになってやるしかないと思います」
決意を新たに、大分戦へ向かいます。