監督・選手コメント

2025J1リーグ第11節 湘南vs柏戦 試合後監督・選手コメント

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

90分を通して選手は本当によくやってくれたという感想です。たくさんのサポーターの皆さんの前で、勝ちたい思いを出そうという中で勝てなかったことがすごく悔しいですし、0点で終わってしまったことが歯痒いです。負けてしまったことにすごく残念な気持ちでいます。

ゲームで言うと、自分たちが良いとする守備やこういうところではもっと、というところはあるんですけれど。相手もいる中で、用意してきた準備のところは前節の後半の反省を活かすという観点から言うとよくやったと思いますし、ひとつそこのスタンスがあったのかなと感じるゲームでした。

ただ、最後のプレーというか、ゴールをこじ開ける最終的な判断のところやクオリティ、失点場面のスローインの際、そういうところが直結してしまったゲーム。どう向き合うかということは選手には伝えましたし、そういうところが直らない限り上にはいけないと思う。それを感じさせられたゲームになりました。

山口監督 質疑応答

- 舘幸希選手の起用にあたって、評価や期待は?

皆さんが見てどう感じるかだと思いますし、それが答えだと思います。僕自身はすごくよくやってくれたと思っていますし、彼の良さである守備のところは、今日はそれほど破綻はなかったのかなと感じてます。

攻撃ではシンプルさを求めて、その中に大胆さも付け加えてプレーをしてくれました。何より距離感のところで相手フォワード選手を潰すというタスクはこなしてくれたと思います。長崎戦でも同じようにいいプレーをしていたので、相手の3トップ、2トップ、そういうところに当たりに行きたかったというのがあるので、今日は彼を起用しました。彼自身含めてよくやってくれたんじゃないかと思いますし、彼の良さが出たのではないかと思います。

- ここ数試合2ボランチだったが、奥野耕平選手をアンカーにした意図や期待は?

意図は言わないですけれど、守備の仕方をレイソルさんに対してと、攻撃のところで優位性をどこに作るかというところ、相手が嫌がることを考えながらチョイスしました。
相手もそうですけれど、自分たちが何を共有するかで今日のスタートは352でいきました。

狙いがある中でどちらを選ぶか、守備で人数をかける時もありますし、今日で言うとプレスのところでこの形で行きたいという狙いがありました。

選手コメント

MF18池田 昌生
池田 昌生

(どんなことを意識して入ったか?)
レイソルに対して準備してきたものがチームとしてありました。それをうまく遂行できたと思うし、90分を通してみんなが意識してできていたと思います。

(実際、崩されたシーンはほぼなかったと思うが?)
前半から、自分たちからボールを奪いにいく守備はできていました。でも結果的に負けているので非常に悔しいです。

(ここ2試合点を取れていないが?)
相手の陣地でボールを持っているときに、もう少し自分たちの時間をつくることは大事かなと思います。守備で疲れているなかで、攻撃を急いでまた相手ボールになるシーンがあると思うので、相手陣地でボールを持つ時間を長くすればゴールに向かって行く回数は増えるのかなと思います。

(タフな相手が続くが?)
いいところは継続し、反省するところはしっかりチームで共有して反省することが大事。負けて非常に悔しいですけど、ネガティブにならずにやっていくしかないと思う。試合は続くし、連勝すればまた上に行けると思うので、そこにフォーカスしてやりたいと思います。

MF15奥野 耕平
奥野 耕平

(いい守備ができていたのでは?)
そうですね、3-5-2は普段やっているフォーメーションで、レイソルさんの戦い方も分かっていたなかで、気持ちよくプレーさせていない感覚はありました。いい奪い方もできていたので、前半はよかったかなと思います。

(崩されていないだけにもったない失点だった?)
ああいう形で持って行くのは細谷(真大)選手の特徴ですし、そのまえにイージーな失い方もありました。コミュニケーションがあったなかで失点しましたけど、全員がもっと発信できたかなと思います。カミくん(上福元直人)に任せるだけでなく、垣田(裕暉)選手が入ってくるところに対しても声をかけられたと思うし、細谷選手の縦の突破についても、結果論ですけど、もう少し違った対応もあったかなと思います。

(アンカーでプレーして、自身の手応えは?)
積みあげているものは確実に出せていたと思います。そのなかで、押し込んだときのバリエーションをもう少し増やしていけたらと思っています。

(タフな相手が続くが?)
町田さんはまた今日の相手とは違うスタイルなので、まずはその思考と戦い方を整理することが大事。名がある選手たちばかりですし、そこでどう戦うかは組織力だと思うので、またチーム一丸となって戦いたいと思います。

MF7小野瀬 康介
小野瀬 康介

(どんな意識で臨んだか?)
いつもとは違うサイドで入って、うまくビルドアップを手助けしながら攻撃に入っていくことと、守備での立ち位置やミーティングで共有したことを意識して臨みました。

(狙い通りの守備ができたか?)
そうですね、ほぼパーフェクトというか、とくに前半は相手にやられる感じはしなかったと思います。よかっただけにあの1点は重たかったですね。もったいないという言葉がいちばん合うゲームだったかなと思います。ほとんどの時間よくても一瞬でやられてしまうスポーツですし、粘り強く失点0でやっていくことが大事ななかで、一瞬の隙が出てしまうのはまだ成長しきれていないのかなと思う。でもやり続けることは大事だと思うので、よかったことはしっかり続けて、今日以上のことができれば勝ちに繋がる可能性は増えると思います。

DF4舘 幸希
舘 幸希

(どんなことを意識して臨んだか?)
攻撃に関しては横の選手たちが上手いので、淳(鈴木淳之介)や(鈴木)雄斗くんに自由にやってもらい、自分はシンプルにプレーしようと思っていました。守備は相手の起点となるところがはっきりしていたので、垣田選手を潰せるようなポジション取りや準備を意識して、起点をつくらせない守備をやろうと思っていました。

(実際プレーしてみて手応えは?)
潰せるところもありましたけど、9本抑えても1本やられたらDFとしては負けなので、チームとして結果が出なかったことはすごく残念です。個人的にも抑えられた部分はありますが、あの1本をやられたら負けなので反省したいと思います。

(長崎戦以来の先発となったが、今日はやれたという感覚はあるか?)
ルヴァンカップ長崎戦で真ん中をやらせてもらい、自分のよさを出せたと思っていたので、今日も引き続き自分のよさを出しながら、周りに助けてもらいながらというプレーを心掛けていました。ただ、やれた手応えはありますが、結果が出なかった悔しさが大きいです。

(VARで取り消されたシーンの反省点は?)
相手のルーズなボールだったので、ファーストバウンドを処理しにいくのか、バウンドを待って背負われてもいいから守りにいくのかというところの判断を誤ってしまったと思います。そこの一瞬の隙はJ1では見逃してくれないとあらためて感じたので、突き詰めていきたいと思います。