監督・選手コメント

2025J1リーグ第10節 京都vs湘南戦 試合後監督・選手コメント

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

立ち上がりはすごく良かったと思います。けれど、特に失点してから、後半の立ち上がりも良くなく、後半は自分たちから崩れてしまったところがあるゲームになりました。遠くまで来てくださっている方々に申し訳ない、結果として情けなく思います。
ただ、それにしっかり向き合って次に向かいたいと思いますし、原因が自分たちにあるということを自分たちでも分かっているので、そこをなんとかしてより良いものに繋げていきたいと思います。

山口監督 質疑応答

- 前半の内容を思うと、後半は難しい展開になった。どこに原因があったか?

前半は悪くないゲームだったと思いますけれど、点の取られ方で最初ゴールキックでキーパーからの長いボールだったと思うんですけれど、そこの後ろに重たい時というのは良くないと思います。間延びする時というのは良くないなと思いますし、それも自分たちで招いている。これは本当に自分も含めて向き合っていかないといけないところだと思っています。

先に点を取られて、だんだん後半も行かないといけない焦りも出てきたと思います。2失点目はセットプレーからのセカンドボールだったと思うんですけれど、今日は全体的に出して動かれるのに対して1発で終わってしまうということがたくさんあった。それが失点にも繋がっているので、気を付けていることができないと厳しくなると思いますし、組織としても自分たちのオーガナイズというものをしっかりする。組織としてのプレーからずれ始めると難しさがたくさん出てくる場面もあるので、それをしっかりと選手と共有していきたいですし、当事者にはしっかり感じてもらって反省してもらいたい、次に活かしてもらいたい、そのように感じるゲームでした。

- 川崎・名古屋・京都戦とここ数試合、前半は良くて後半に課題を感じる試合が多かったと思うが。

川崎戦で前半が良くて後半が悪いとも思っていないですし、名古屋では前半に点を取れて後半押し込まれて守る時間が多かったというゲームだったと思います。一緒ではないので、一概に前半が良くて後半がダメな原因はなんですかと言われても、それぞれあると思います。

今日に関しては、後半立ち上がりは良くなかったと思いますし、前への選択やオーガナイズの中で選ぶことが少なくなってしまった。変な言い方ですけれど、個人でのひらめきの方に走ったところも多々あって、それが成功に繋がらなかったというのはあります。そこで2失点目をセットプレーの中で入れられたところで、もっと崩れてしまったというのはある。先制点を取って守っている中で悪いとも思わない名古屋戦もありますし、何をもって良い悪いかは分からないですけれど、自分たちの中で共有してやらないといけない。自分はやろうとしている組織のところの部分で良い悪いを判断している。

シュートを打てなかったから、ということももちろん一番大事なことですけれど、今日に関しては後半の立ち上がり、先ほど説明させていただいたところがだんだん個になってしまったのかなと感じています。

- シュートの数は多くなってきたが、攻撃で良かった点はあるか。

0点で終わっているので良いとは思わないです。やっぱり点を取らないと勝てないですし、勝ち点は取れないので。最終的にはフィニッシュのところでの思い切りや中を選ぶのか外を選ぶのか、というところの最後のジャッジが相手からしたら楽な方なのかなと思いました。

たくさんシュートを打っていて、それが良い部分とも、もっと良くしないといけない部分もあるので、0点で終わった90分を考えるとやはり悔しいですし、まだまだやっていかないといけないと捉えています。

前への推進力は組織の中で選べていたのは前半だったと思いますし、後半はそれが少なくなった。バランスというかオーガナイズが崩れてしまったところが多々あったので、そこは大きな問題点だと思います。

選手コメント

MF15奥野 耕平
奥野 耕平

(前半よかったなかで結果は0-2、どう振り返るか?)
前半は悪くなかったと思います。矢印がみんな前を向いていましたし、僕もセカンドボールを回収できていた。シュートまでの道筋として、単純に背後を取り、セカンドを拾ってというところがうまくいっていた理由かなと思います。失点のところは反省がありますけど、先に1点取りたかったのが正直な気持ちです。後半は受けに回ってしまったと感じています。連戦の選手もいましたけど、出て行かなければいけないところでパワーを出せなかったり、取り返す力がまだまだ足りないと思います。

(後半は守備も後手を踏んだ印象だが?)
相手もやり方を変えてきて、なかで修正するのが難しかった。相手が取ったあとのカウンターがほとんどの確率で成立してしまっていたので、そういうところから行けずに押し込まれていった展開だったかなと思います。

(今日の試合で次に活かすべきことは?)
今日の前半みたいな展開でゴールを仕留めなければいけないと思いますし、点を取られたあとのハングリー精神をチーム全体でもっと持っていかないといけないと思いました。

MF25奥埜 博亮
奥埜 博亮

(ゲームを振り返って)
ちょっともったいなかったかなと思います。監督も話していますが、いまはこれが僕たちの実力だと思う。また少し空くので、しっかりまたみんなでいい競争をして成長していければと思います。

(前半はいい内容だったのでは?)
失点するまでチャンスはありましたし、失点してからも相手を押し込んでプレーすることはできていました。最後の質はチームどうこうではなく個人のところもあると思うので、一人ひとりがしっかりと質を上げていかなければいけないと思います。

(合流して日が浅いが、前進の仕方など攻撃面についてやりながらどう感じていますか?)
相手を見ながらプレーすることをチームとしてやっていて、そこに関しては僕自身も大事にしているところなのでやりにくさはないですし、逆にやりやすさを感じている。ビルドアップの部分は自分のなかではとくに問題なくやれていると思います。

(後半ペースダウンしたようにも見えたが?)
相手もハーフタイムにしっかりと僕らのことを研究して対策してきたと思うので、そのなかでもう1個自分たちがそれを上回っていけるようなパワーややり方を、出ている選手がしっかり判断し、相手を見てプレーしなければいけないのかなと思います。

DF3畑 大雅
畑 大雅

(前半よかったが結果は0-2、どう振り返るか?)
悪くなかったと思います。ただ、最後のキワのところ、しっかり点を取ることやクロスの対応、2失点目のところもそうだし、そういうちょっとしたところかなと思います。

(後半難しい展開になったが、なにが要因だと思うか?)
もっと受けることが大事かなと思います。せっかく奪ったボールをもっと早く準備していれば繋げたかもしれないけど、先頭の1枚のところにアバウトに蹴ってしまうことが多かった。もちろん相手は人数が揃っているし、それでは収めるのはなかなか厳しいと思うので、いまの形ならもっとみんなが受けるようにしなければいけなかったかなと思います。

(相手の圧力も関係しているか?)
そういうわけではないと思います。もっと圧が強いチームはあるし、僕らが前にいる分、背後のスペースを狙うという共有はあるけど、その過程でそこにどう届けるかというところでシンプルに蹴り過ぎてしまったという部分ですね。前半はべつに悪いところは特段なかった。でも後半ああやって持つ時間が少なくなると厳しくなってくるし、うまく落ち着かせられる時間帯をもっと増やしたかったなと思います。

(今日の試合のなかで次に活かすべきことは?)
クロスとか、ゴール前のキワのところ。また、出して動いてということに関しては京都のほうが攻守においてできていたと思うので、そういうところも意識しなければいけないと思います。あとはしっかり点を取り切るところ。チャンスは多くあったと思うので。

MF50藤井 智也
藤井 智也

(前半よかったが結果は0-2、どう振り返るか?)
失点はもちろんよくないです。セットプレーの流れで足が止まるとか、人数をかけて戻れているのにひとに付けていないとか、僕たちみたいなチームがやってはいけないやられ方をしましたし、点を取れるチャンスがあったので、自分たちの攻撃力なら取り切れたと思う。相手もいいサッカーをしていましたけど、負けるべくして負けたとはまったく思えない試合でした。

(後半難しくなった要因は?)
2失点目をしてからムードが悪くなってしまった。そういうところも僕らみたいなチームがやってはいけないこと。失点に対して敏感過ぎるというか、いい意味でもう少し鈍感にならなきゃいけないと思う。そこでどんよりしてしまうのは個人の弱さにもなってくると思いますし、自分を含めて甘いですね。

(前半よかっただけにもったいないゲームでは?)
点を取れるチャンスがあれだけあったなかで1失点して、でもまだ大丈夫という状況だったので、だからやっぱり2失点目は絶対やられてはいけなかった。1点取ったら全部変わっていたと思うので、そういうところだと思います。

FW10鈴木 章斗
鈴木 章斗

(試合を振り返って)
前半を通して悪くなかったですし、どこかで1点でも入っていれば流れはまた違ったのかなと思っています。チームとして悪くないゲームだったと思いますが、自分たちで苦しくしてしまった。後半失点し、もう1回立て直さなければいけなかったですが、なかなかセカンドボールを拾えなかったり、そういったところがチームの勢いに繋がらなかったのかなと思っています。

(バーに当たったシュートの場面、目の前の相手のプレッシャーは感じたか?)
プレッシャーは感じていなかったんですけど、うまくコースに入られて少し悩みもあったので、それが結果に繋がってしまったと思います。

(前半あれだけチャンスをつくれたことについては?)
2節ぐらい前からシュートが多くなかったので、そこに対する意識はみんな強く持っていた。それはいいことかなと思っています。