馬入日記
【馬入日記:8月17日】本日、ホームで柏戦!茨田陽生選手インタビュー
今日は柏レイソルを迎えてのホームゲームです!(19:00キックオフ)
現在、7月以降負けなしが続き、直近5試合は4勝1分と好調を維持しています。
とはいえ順位はまだ16位。柏は勝点1差で15位に位置する相手です。
ホームでの戦い、なんとしても勝利を掴みたい一戦です。
今日は古巣対戦となる茨田陽生選手に話を聞きました。
先週末行われた前節はアウェイで首位の町田と対戦。拮抗した試合は池田昌生選手の決勝弾により1-0で勝利しました。
まずは町田戦を振り返って。
「首位の町田が相手というところで、尊敬する部分もありますけど、尊敬しすぎずに今まで自分たちが積み上げてきたものを出すということを意識して入りました。 結果もそうですけど、内容としても積み上げてきたことが出せたんじゃないかなと思います。ただ前半は、相手のプレスの早さがあり、自分たちが普段から意識している取られたらすぐ取り返すということを前半に関しては僕たちより相手が上回っていたと思います。あとは本当に徹底したロングボールで押し込んでくるというところは、町田らしいプレーがすごく出ていたと思います。オフサイドになりましたけど失点したというところも考えると、町田の強さということは前半感じました」
ネットを揺らされた場面はVARで取り消しになり、前半を失点せずに耐えたということは大きなポイントでした。
「オフサイドかオフサイドじゃないかというVARのところは本当に大きかったと思います。あれで失点していたら2点、3点とやられていた可能性もあった。助けられた部分もあったし、自分たちが地道にやってきたものがあるからこそ、そういう細かいところで自分たちに傾いてくるんだなということも感じました。やり続けることが大事だと改めて感じました」
後半に入ってからは主導権を握る時間も増え流れを変えることができました。
「後半、相手が落ちたということはあると思います。僕だったり昌生(池田選手)のポジションが間でボールを受けられる、セカンドボールを拾えるというチャンスがあったので、そこで先手を取れた。相手のコートに押し込んでゴール前までいくというのは、後半に関しては何回か出せたんじゃないかなと思います。そういうところに関しては、前半本当に耐えたからこそ、後半に自分たちのチャンスがやってくるということをまた感じられた試合でした」
現在の戦いにおいて、チームの中ででの茨田選手の存在感の大きさを感じます。自身が意識していることはどんなことでしょうか。
「一番意識しているところは、やっぱり自分はこのチームに来て、走るところだったり守備のところというのは確実に劣っていると思ったので、みんなの足を引っ張らないように、そこをまずは土台に乗せるということを考えました。その土台があれば、プラスアルファの部分は自信を持ってプレーできるし、みんなも自分のプラスアルファの部分は分かってくれていると思うので、違いを見せられたり、長い間プロもやってますのでポジショニングやコーチングというのは聞き入れてくれてるんじゃないかなと思います」
“技術があるからいい”ではなく、ベテランに差し掛かっていくタイミングでも、その「土台」となる走る、戦うといった部分の強化を自分に課しました。
「湘南に来た最初の頃は自分の技術でどうにか、という思いもありました。でもここ最近のサッカーのトレンドというか、日本代表も世界も当たり前になっている。どんなに技術があってもどんなに賢くても、まず土台の部分である走る、戦うというところは最低限出せないといけないということは感じました。僕自身、サッカーの時代が変わる少し前にここに来て、取り組み始めて、そして今はそれがサッカーのスタンダードになってるという状況ですけど、本当にサッカーを少しでも長くやらせてもらえる要素のひとつかなと思いますね。ここに来たおかげだと思います」
「周りの選手の基準値が高い分、周りの選手に引き上げてもらった」と茨田選手は言いますが、自身の努力がありました。
同時に、もともとの強みであるゲームを見る力や技術力といったところは、いまのベルマーレを上に引き上げるために絶対的に必要な部分でもあります。
「僕自身、3つのクラブでプレーしていろいろな監督とやらせてもらってきましたけど、監督の色だったり、チームの色というものを捉えて表現していくというのは得意な部分でもあります。チームに必要な部分をしっかりやることを意識して、自分ができることを出していく。そういうところも、いまここですごく学ばせてもらっていると思います」
さて、今日対戦する柏レイソルとの一戦。
前期の戦いでは先制するも77分に同点弾、91分に逆転弾を浴び悔しい敗戦となりました。
「しっかりとした4-4-2のブロックを組んで、あまり崩れることなく堅いチームという印象があります。マテウス サヴィオ選手と細谷選手の2人の攻撃のアイデアや攻撃力というのは非常に高いと思うので、まずそこは全員で注意しなければいけない。4-4-2のブロックがきれいに組まれていると思うので、そこをどうやって自分たちが崩していくか。パスだけじゃなくて、走りながらうまくブロックを崩したいなと思います。柏との試合はいつも拮抗するというイメージもありますが90分が終わった時に勝っていられるように、開始の1分からやっていきたいと思います」
安定して力を出せるようになってきたチームについて感じることは。
「まずはやっぱり智さん(山口監督)になって変わらないものを積み上げてきてると思うので、それをピッチで表現できていると思います。辛抱強く積み上げてきたことが実を結んでいると思います。あとは後ろの選手が、直也(髙橋選手)と淳(鈴木選手)、ミンテ含めて後ろでボールを持てる時間が長くなったというのは、この走る湘南にとってすごいプラスだと思います。この暑い夏場でこの勝率というのは湘南でなかなかなかった。僕なりに分析した中で言うと、やっぱりボールを持てるようになったというところだと思います。リスクを負いながら、リスクマネジメントしながら戦っていきたいなと思います」
前節の町田戦ではアウェイでありながら、まるでホームのような声援で後押しをしていただきました。
そして今日はホーム。
「最近チームの調子はいいですけど、順位はまだまだ下のほうです。負けている時にもいつも熱く応援していただいていたので、気温も高く暑い中ですけど サポーターの皆さんも変わらず共に熱く戦ってもらいたいと思います」
19:00キックオフ。ぜひチームと共に戦って下さい!