馬入日記

【馬入日記:7月20日】本日アウェイでガンバ大阪戦!髙橋直也選手インタビュー

今日はアウェイの地でガンバ大阪との一戦が行われます。
チームは7月6日の浦和戦での逆転勝利の後、天皇杯で東京Vに勝利し、先週末は磐田に5-0の快勝と公式戦3連勝中。
結果と共に試合内容的にも、これまでの積み重ねをピッチで表現できています。

今日は2位につけるG大阪と対戦。今日の試合が終わると8月7日まで少しの間リーグは中断。連勝できているとはいえ、順位的には未だ18位。勝点差が詰まっている中で、一歩ずつ上にいくためにひとつの勝利が大きな意味を持ちます。

浦和、磐田とセンターバックとしてフル出場している髙橋直也選手に話を聞きました。
ここ最近のプレーは自身の特徴を存分に出すことができています。

「攻撃の部分では自分らしさを出すことができてきていると思います。自分のアイデアやボール運び、パスでゲームメイクやチャンスメイクをして、ここ最近はそれが結果に繋がってきていると思う。苦手としていた守備の部分でも、最近は穴がなくなってきたかなと思うので、今後は守備の部分も強みにしていけたらいいなと思います」

もともと攻撃については中盤を担っていたことも含め髙橋選手の強み。守備については自身も課題だと語っていました。進化については。

「試合に出られない時期が続いた時に、課題は守備だというのは自分でも明確に分かっていましたし、周りの人にも言われていました。同じポジションの先輩のプレーを試合の時に見たり、練習中に感じながらやったり、声を出して求めたり求められたりということを繰り返して学んできました。そういう時期を経て少しずつ改善されてきたのかなと思います」

特にシーズン当初は何をやってもうまくいかないというような時期もあったようですが、いまは「頭の中もスッキリ整理されましたし迷いがない。その中で自分の良さも今は出せていると思います」と。

そして前節の磐田戦ではアシストもマークしました。

「相手に退場者が出たこともあって、ボールを持つ時間が長くなって自分の得意なボールを保持するというプレーが多くなった。その中で、アシストのシーンというのは、守備で奪った後で攻撃に繋げられた。スムーズにいったし、落ち着いて周りを見ながら昌生くん(池田選手)にパスというところまでできたのでよかったと思います」

相手のカウンターを受けそうなシーンで逆にボールを奪い、そのまま中央をドリブル突破。絶妙なボールを池田選手に送りました。

「うまいこと聡(田中選手)が1回身体に当ててくれて、ちょっとタッチが大きくなったところで自分がボールを触れて、もう一人の前にも触ってマイボールにできた。あとはもう得意なことを出すだけでした」

相手が10人になったとはいえ、1-0のまま試合が推移すると難しい展開にもなりかねない状況の中、あの2点目はチームにとっても大きいものでした。

そしてチームとしてはゴールに向かう早い攻撃と共に、ボールを保持しながらゴールに迫ることの両方をピッチで表現できるようになっています。

「前線にルキ(ルキアン選手)とか翔生くん(福田選手)がいるので、ロングカウンターとかショートカウンターで縦に早いサッカーもできてますし、無理な時は前に突っ込まず横につないでポゼッションするとか、そういう判断の部分はチーム全体で良くなっているなと感じます。その中で自分も落ち着かせるところであったり、行くべき時はもっと先陣切ってやっていこうと思っています」

また、チームの進化でいうと。

「チームとしてポジションを早く取ることが意識づけされていて、いい攻撃ができているからこそ湘南のダイレクトプレスというのもいいものになっていると思います。ボールを保持して失ったとしてもすぐダイレクトプレスで取り返すというシーンも多く見られるし、それがここ最近の結果やサッカーの内容に繋がってるかなと思います」

それはチームが急によくなったのではなく、あくまでも積み重ねの結果です。

「いきなりよくなったというよりも、積み重ねてきたものがどんどん良さに繋がってると思います。そして積み重ねてきたものプラス、守備ではゴール前で絶対何がなんでも身体を張ってやらせないとか、そういう気持ちとかがプレーに表れていると思います」

さて、今日対戦するG大阪は髙橋選手にとって小学生からアカデミー時代を過ごした古巣となります。

「小さい頃から見ていたクラブですし、実際チームにも小学校3年ぐらいにガンバ大阪門真に入ってから高校3年生までお世話になったので自分にとって特別なクラブです。パナスタも高3の時、U-23(J3)では何試合かやったんすけど、J1のガンバ大阪とパナスタで戦えるというのは初めてですしすごく楽しみな気持ちです。本当に感慨深いものがありますけど、もちろん今は湘南の選手として勝つためにプレーしますし、絶対に勝ちたいと思っています」

前半戦でも感じたように、今季のG大阪は守備が堅いイメージです。加えてここぞの決定力を持っているチーム。

「気をつけたいのは宇佐美選手の質の高さであったり、ウィングにスピードのある選手がいるので、そこの一発というのは気をつけないといけないと思います。その中で、自分たちらしくボールを保持しながら、いくとこはいくということを徹底して戦いたい。やってきたことを出せれば勝てると思います」

積み重ねを信じ、全員で戦う重要な一戦。
暑い中での戦いとなりそうですが、90分にすべてを傾けます。ぜひ共に戦ってください!