【馬入日記：1月29日】沖縄キャンプ5日目！山本脩斗選手インタビュー

沖縄1次キャンプも5日目となりました！明日、今年初めてのトレーニングマッチを行います。その後、一度湘南に帰り、2月3日からは場所を移動して沖縄2次キャンプが行われる予定となっています。

今日は鹿島から移籍加入した山本脩斗選手に話を聞きました。
山本選手といえば、早稲田大卒業後に磐田へ加入。5年間プレーしたのち2014年に鹿島へ移籍、7年間プレーしました。
常に第一線で活躍を続け、これまでJ1で242試合に出場するなど豊富な経験の持ち主です。

今回の移籍について山本選手は…
「自分の中では新たな挑戦、そういう決意をもってベルマーレに来ました。去年、一昨年はケガもあったり、なかなか試合に出られないという中で難しさや悔しさはもちろん感じていました。新しいところでチャレンジしたいという気持ちが芽生えたところで湘南からいいお話をいただいて、決断しました」と。

若い選手が多いベルマーレですがあっという間にチームに溶け込み、選手たちが山本選手に話を聞いたりプロフェッショナルな姿勢や人間性に触れ、学んでいる様子を感じます。
それでも山本選手は「これまで経験したことを伝えられればと思うし、僕自身も学びたい。お互いに意見を言いながら、聞きながら、すり合わせてチームが勝つためにやっていきたいと思います」と自分自身も吸収しようという意欲に満ちています。

石原直樹選手や梅崎選手もそうですが、いまチームには頼れるベテランが多く、ピッチ内外で経験を伝えてくれています。山本選手にもそういったところはもちろん期待されているところです。

「もともと言葉で言うタイプではないので、まずは練習や試合を通してプレーで示したい。姿勢を見せていければと思います。もちろん実戦をやっていく中で、ズレているなと感じたり気づいた部分はどんどん言っていきたいですし、終わった後でも自分が感じたことを伝えて、少しずつ修正していければと思います。今までやってきた鹿島でのいい部分の守備は湘南でも伝えられればチームのためになるかなと思っています」

そしてこれまでとの変化も前向きに考えています。

「今まで自分がやってきた4-4-2とは違いますけど、大岩さんの時に3枚を経験したりザーゴさんもキャンプの時は3枚をやったりして、意外に面白いんだなということを感じていました。そういう中で今回湘南で3枚のどこかをやるとしても今までやってきたことは間違いなく生かされると思います。智さん（山口コーチ）とも話したら、3枚も4枚も一緒だよとおっしゃっていて、経験豊富な智さんにも指導してもらって自分も新しいものを吸収して、もっともっと成長できればと思います」

また、昨年ベルマーレは1点差で敗れるといった試合が非常に多いシーズンでした。ゲーム運びという面ではどうでしょうか。

「試合の状況に応じて全員で守るところも必要だし、全部が前から行くのも無理なことなので、湘南の持ち味であるアグレッシブさを持ちながらも、冷静な判断は必要になってくると思います。いま残り何分でどういう状況なのか、0-0なのか1-0なのかといったところを考えながら、ゲームを進めたいと思います。自分一人で思っていても仕方ないので、周りに伝えてみんなで共有しながらやっていきたいです。そういったところは2次キャンプで試合が多くあるので、共有認識を持てるようにやっていければと思います」

たくさんの経験を活かし、伝えながら、自身も新たな挑戦に成長を期しています。そんな山本選手の活躍を鹿島のサポーターの皆さんも見守っているのでは、と聞かれると…

「湘南に来たからには、湘南の勝利のために一生懸命100％でやるということを考えています。それを大前提として、今まで7年間鹿島にお世話にりましたし、そこで経験したことは自分の中で大きかったと思っています。まだ“頑張れ”と思ってくれているサポーターの皆さんにも、湘南で頑張っているところを見せられればと思います。まずは、ケガしないで試合に出るということがチームのためになると思う。1試合1試合勝つということが一番大切なので、まず目の前の1試合に集中して努力していきたいと思います」と。

山本選手の今シーズンに懸ける決意を感じます。ぜひご期待下さい！

沖縄1次キャンプ、良い環境で毎日を過ごすことができました。
あと1日、全員でやり抜き充実したものにしたいところです。