馬入日記

【馬入日記:10月20日】「一番重要なのは継続すること」島村選手インタビュー

101020-1鹿島戦の後、リカバーをして2日間のオフを挟み、今日から練習が再開しました。
雨の中での練習でしたが、選手たちは元気。声を出し溌剌と、そして真剣にサッカーと向き合っていました。

鹿島戦で左サイドバックとして出場した島村選手に話を聞きました。
「鹿島戦では、本当に基本的なことですが“チャレンジ&カバー”がしっかりできていた。当たり前のことだけど、いくところにいかないと失点に繋がってしまう。みんながアグレッシブに前へ前へいっていたと思います。攻撃も守備も、今までにないくらい手応えを感じたし、久しぶりにゲームを楽しめました」

ここ2試合ほど、失点を喫した直後に失点を重ねるということを繰り返していました。
しかし鹿島戦では、前半9分に早くも失点してしまいましたが、そこで決して崩れることなく集中力を維持しチャレンジ精神を失わずに戦いました。
「監督からも言われていたし、失点した直後はみんなで声を掛け合った。絶対に崩れるなと。何が変わったかと言われると難しいけど、でもやっぱり1週間いいトレーニングができていたんだと思う。鹿島戦に向けて、いい準備ができたことが大きかった」と島村選手。

最後の最後、ロスタイムのラストワンプレーで決まった阿部選手のゴール。
この同点弾へと繋がる競り合いでパスを送ったのは島村選手でした。

「実は試合中、岩政選手とヘディングで競った時に圧倒的に負けてしまった。だから、その後は動いて動いて、別の選手と競り合うようにした。そこで勝って前にボールを繋ぐために。あの時はジウトンとの競り合いでした。いいボールがきたしゴールに繋がってよかった」と瞬間を振り返りました。

鹿島戦自体も、そして残された試合に向けても大きな1点、大きな勝点1でした。

「一番重要なのは、継続するということ。この間のいい感覚をしっかりもって、続けていくことだと思っています。本当に次が大事です」

次節はアウェイの地でサンフレッチェ広島との対戦。
さぁ、勝利へ!

 
101020-2そして、こちらは古林選手。
U-19日本代表の一員として中国へ行き、悔しい想いを抱えて帰国。
練習に没頭し、帰ってきてすぐの鹿島戦にもメンバー入りを果たしました。

まずU-19アジア選手権の感想を。
「悔しい気持ちです。U-20W杯の出場権を逃したことも悔しいし、自分としては試合にあまり出場できなかったことも悔しい。もちろん試合の時のベンチでは盛り上げていましたけど、部屋に戻ると悔しさが募ったり。でも、どんなチームでも絶対に試合に出られない選手はいるわけで、そういう経験をして人の気持ちを考えたりたくさんのことを感じることで、精神的には成長できた大会だったと思います」

同年代のそれぞれの国の代表選手との戦いによって感じたことは…
「フィジカルや身体の強さはやっぱり他の国のほうが強い。でも、日本もテクニックや運動量など負けていないところがたくさんあった。総合的にみるとレベルの差はあまり感じなかったです」

プロ入りし、練習でも試合でも必死に過ごす毎日。U-19日本代表として多くの大会に出場するなど、まさに「今までのサッカー人生で一番濃い」という今年。
「経験したことないことばかりで充実しています」と古林選手。

鹿島戦ではベンチ入りをしたものの出場はありませんでした。
「経験したことを、いかにJリーグの舞台で出せるか。いまは試合に多く絡むこと、そして自分らしく攻撃にもどんどん参加していく積極的なプレーが出せればと思っています」

可能性は無限大。若い力にますます期待したいところです!