馬入日記

【馬入日記:10月13日】残り4試合に向けて。三竿選手インタビュー

151013-1今週末、アウェイで行われるFC東京戦に向け、新しい1週間がスタートしました。
先週末は天皇杯3回戦で松本山雅FCとの激闘を演じるも、2-3で敗戦を喫しました。前半から攻守に積極的にプレーしましたが、相手の多くはないチャンスで決められるという形で4回戦に駒を進めることはできませんでした。

練習後、三竿選手に話を聞きました。

「俊(菊地選手)の1点目などは練習していた形でした。ああいうところで横を飛ばしてミドルを打つところなど練習でやっていたところを出せたし、その他にもいい形で相手を崩す場面があったと思います。ただ、それが勝利という結果に結びつかなかったことはすごく残念です」

内容的な上向きは大いに感じられるものでした。

「縦に入れる意識は強かったし、切り替えのところや球際のところはやれていたと思います。縦に入れるパスが100%成功するというのはなかなかあり得ないことだと思いますが、チャレンジし続けるからこそ、いい形で縦パスが入ってそのあとのサポートができて、いい攻撃に繋がるものだと思います。縦パスを入れて、たとえカットされたとしても、そのあと切り替えて取り返しにいく、またやり続けるというところが大事だと思います」

「縦パスは一番難しいパス」と言われる中、勇気を持ってプレーし続ける気持ちを持っています。

「縦に入れようとして何回か合わないところもありましたけど、優先順位としてまず前を見る、ということは大事だと思う。ミスをしたら次のために修正してまたやればいいし、逆に縦に入れようとしてカットされ続けたら、相手も前がかりになって裏が空いたりもする。そういう意味では、みんながチャレンジする気持ちを持ってやろうとしていたと思います」

ここのところ、勝点3が奪えておらず、ひとつ前の山形戦で敗戦を喫したあとで迎えた松本戦でしたが、選手たちはチャレンジの気持ちを失わずに戦っていました。

「自分としては、単純に天皇杯の決勝に行きたいという気持ちがあったので、積極的に自分から前につけていったり、運んでいこうと思っていました。過去は抜きにして、目の前の試合に勝ちたいという気持ちでした」と三竿選手。

勝ち上がることができなかった天皇杯の悔しさを、この先にぶつけます。決して怯まない湘南スタイルで挑みます。

「長い距離を走るだけが自分たちのサッカーじゃなくて、相手が引いた中でもどんどん前に、縦に入れてチャレンジしたり、崩しにいくのも自分たちのスタイルだと思う。ミスが出ても、後ろがしっかりリスク管理して、取られても後ろがいい準備をして2次攻撃、3次攻撃に繋げていくことが大事だと思っています」

改めて、残り4試合のリーグ戦に向けては。

「ここからは上位3チーム、そして新潟という強いチームと対戦しますが、FC東京もセカンドステージで優勝するチャンスもあるし、すごく高いモチベーションで戦ってくると思う。ビビッてプレーしたら何も始まらないと思うし、上位陣との対戦では、今年鹿島以外には勝っていないので結果を出したい。次はアウェイですが、味スタは去年優勝を決めたところだし、その前は降格が決まったところでもある。自分自身も味スタというのは特別な場所なので、いろいろな面で意味のある試合になると思います。試合に出たら本当に気持ちを入れて戦いたい。そのためには本当に今週のトレーニングをしっかり意識して取り組むことだと思っています」

強い気持ちで臨む一戦。
FC東京戦に向けて、大切な1週間を過ごします。