馬入日記
【馬入日記:12月4日】運命の最終決戦!11年ぶりのJ1へ-
いよいよ最終節を迎えます!ケーズデンキスタジアムで行われる水戸ホーリーホック戦。
運命の最終決戦。11年ぶりのJ1昇格に向け、最後の90分です。
街の盛り上がりや地元の期待も、日々大きく膨らんでいるように感じます。激励の声や昇格を願う声がたくさん届き、チームの大きな原動力となっています。
今日、午前の練習を終えバスで水戸へと出発しました。
午前中は集中した中でいつもどおりの前日トレーニング。緊張感の高いトレーニングの最後にはスタッフも交じって恒例のミニゲームを行いました。一瞬の隙も許されないトレーニングと、笑顔の絶えないミニゲーム。最終節の前日も、いつもどおりメリハリのある練習でした。
「試合のことを考えると緊張するし不安にもなります。でも考えないわけにもいかないし。難しいところだけど、一番は、みんなを信じて自分を信じて勝利だけ目指してやる、ただそれだけだと思う」。臼井選手が決戦前日の心境を語りました。
「最初は、新しいことを求められて苦労したところもあったけど、レギュラーをとらなければいけないというところからスタートして、一年間試合に出続けることができ、いまチームがこの位置にいるということは素直に嬉しいです。監督からたくさんのことを学ばせてもらったし、充実した、楽しい一年でした。辛いと感じた時はあまりなかった。4連敗した時も、チーム内の信頼関係があったしみんな落ち着いて対応できていたと思う。最終戦、そう甘くはないと思うけど、何としても、本当に何としても勝ち取りたい」。
1999年のJ2降格を経験した唯一の選手。
まだ20歳そこそこで、若く、でも必死にもがいていた時期でした。
一度ベルマーレで契約満了となり、一年間登録チームのない日々を過ごしました。仕事をしながら一人公園で練習し、横浜FCの練習参加から再びプロの道に戻ってきました。
横浜FC、モンテディオ山形で活躍し、8年前に解雇になったベルマーレから今度は乞われる形でオファーを受けたのです。
以前、昇格した瞬間に何を思うだろうか、と聞いた時「やっぱり昔の仲間のことだと思う」と答えていた臼井選手。自分だけじゃない、たくさんの人の想いを背負って戦っています。
サポーターの皆さんが馬入に持ってきてくれた、ハートの形のフラッグには、J1昇格という言葉とともに、「でもそこからが本当のスタート」と書き記していました。
バスの出発時、平日にも関わらずたくさんのサポーターの皆さんが駆けつけてくれました。
育成・普及のコーチやフロントスタッフも一緒に、「ベルマーレコール」でバスを見送りました。
ハートの形のフラッグには、最後に反町監督が筆を入れました。
迷いなくサラサラと。さて、監督は何と書いたでしょうか。
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