馬入日記
【馬入日記:2月9日】トルコキャンプレポート9日目!梶川諒太選手インタビュー
今日のトルコ・アンタルヤも快晴に恵まれました。
午前中は練習を行い、午後はノルウェー1部のVALERENGAと練習試合を行いました。今日のゲームキャプテンは秋元選手でした。
今回も身体の大きなフィジカルの強い相手でしたが、選手たちは臆せず戦い、躍動。何度もチャンスを作ると共に、守備ではゴール前の堅さを見せました。
90分を戦い3-1で勝利しました!
トルコでの練習試合はあと2試合です。
さて、昨日に引き続き、食事中の選手たち!
それぞれ、メニューにお気に入りを見つけたり、サラダにふりかけのアレンジを加えるなどなど、工夫しています。
ちなみに、宮市選手と福岡選手の2ショット、福岡選手にちょっかいを出しているのはウェリントン選手です!
さて、今日は梶川諒太選手に話を聞きました。
キャンプ中もみんなを盛り上げ、食事会場でも明るく笑っている梶川選手ですが、実は始動以降、少し悩んでいたとか。
「個人的にはプレーがホンマによくなかったので…。福島との試合の時も全然ダメやったし、、ファーストタッチは悪いし視野は狭いし、このままじゃヤバイとずっと思っていました。こんな時もあるやろうなと思いながらやってたんですけど、その期間が長かったのでかなり考えました。でも、今日やっと、今年に入って自分のプレーができたかなと思えた」
副キャプテンにも指名され、強い気持ちでシーズンイン。にも関わらず、自分に納得のいかない日々を送っていました。
「そういうのを表に出さないように、できるだけ喋って…と思ってたし、食事の時とかは笑いながら過ごそうって心がけてたんですけど、一人になった時はちょっと落ち込んでしまって。だから、今日の試合にだいぶ懸けていました。ここでできなきゃホンマにあかんと思って。昨日、曺さんと話したんですけど、話してからいろいろ考えて、ここで自分自身が変わってやっていかないといけないと思っていました」
そんな中で迎えた今日の試合。いつもより緊張してキックオフを迎えたという梶川選手ですが、らしさを発揮し攻撃を牽引しました。
「とにかくボールをいっぱい触ろうと思っていました。今日、アップした感じで、もしかしたら今日できるかもっていう感覚はあった。1試合なので分からないですけど、いっぱいボールに絡めたというのはよかったと思います。少しだけですけど抜け出したかな、というところもあります。でも次の試合であかんかったら意味がないので、継続しなければ」と。
また、監督との話の中では…
「曺さんにはひとつのミスにこだわるな、と言われました。むしろもっと勝負のところ、勝ちにこだわるというところでやっていかなければいけないと。去年、自分自身なかなか結果を出せなかったですし、今年は出た試合で得点とかアシストとかで、絶対にチームが勝つということの力になりたいと改めて思っいました」と話していました。
コンビネーションという意味ではどうでしょうか。
「前でやると、例えば翔平(岡田選手)とか、はっきり要求とかしてくる選手なので分かりやすい。最初からそうでしたけど、翔平ははっきり言ってくれるし、抜ける動きが得意なので合わせていきやすいですね。今まで自分は周りにうまく合わせていこうと思ってやってたところが強かった。もちろんそれも大切なんですけど、自分ももっと要求していかなあかんなと思ってます」
そして、チームが始動した時から話しているのは「厳しい声」について。
「まだまだ厳しい声が少ない。うちはチャレンジするチームやし、そういうチャレンジできる姿勢というのはチームのよさやと思う。でも、チャレンジしたからミスになってもOKというところも少しあると思う。自分としては、ホンマにそれでいいんかなと思っていたし、J1で戦うならそこも詰めていかないといけないんじゃないかと思う。だから、チャレンジの姿勢は失わずに、でも全部がOKじゃなくて、鼓舞したり厳しく言う時も必要だと思っています」
副キャプテンらしく、そのあたりの意識も高く持っています。
「ただ、その反面、自分ができてなかったというのがあって。自分に対して、ミス多いな、何やってんねん、言わなあかん立場やのに…と歯がゆかった。しっかり自分で示しながら言わないと周りは絶対についてきてくれないし、言うだけにはなりたくなかった。言うということは責任が伴うし、厳しく言うなら自分ができていなければいけない。それもあって自分が不甲斐なかったんです」
長いと思っていたキャンプもあと4日。トレーニングできるのはあと3日です。
「まだ試合が2試合あるし、勝利にこだわることが大事なのかなと思います。内容がどうでもいいわけじゃなくて、勝ち癖って大事だと思うので。先制された試合でなかなか勝ててないという話がミーティングでもありましたけど、先制することの大切さと共に、たとえ先制されたとしても、しっかり追いついて逆転するということを練習試合でできれば、公式戦でそういう場面になった時に、“でも俺らはできる”って思えると思うし精神的に強く臨めると思う。勝つことはすごく大事なんかなと思います」
そして、キャンプ中もよく一緒にいる大竹選手のことを、いつも気にかけています。
「洋平が帰ってくるまで、もっともっと責任をもってやらなあかんと思ってます。大学の時にも、一緒にやってた阿部(浩之選手:ガンバ大阪)が前十字を切ったんですけど、普段から阿部に頼ってる状態だった。ケガしていいなんてもちろんないし本人にとっては本当に辛いことですけど、阿部が抜けたことで自分は引っ張ってやっていかなあかんという責任感を強く持つことができた。去年、洋平に頼ってたところもあったと思うし、洋平がみんな頼られていることは刺激であり、悔しさでもあった。自分がもっとやらなあかんなと思わせてもらったので、ホンマに洋平の分もしっかりやらなければと思います」
物事をしっかり考え、少しでも良い形にしていこうと毎日必死です。
この日々こそが貴重なものに違いありません。
※3月2日の開幕戦まで「あと21日」!!
vs山形戦 16:00キックオフ @BMWス