【馬入日記：11月14日】寺川選手がキャプテンの時は…

21日のヴァンフォーレ甲府戦まで1週間となりました。
決戦に向け、チームは順調に準備中です。

練習後の寺川選手に話を聞きました。
何と言っても、前節の東京ヴェルディ戦での鮮やかな先制ゴールは記憶に残るものでした。田原選手のボール奪取から始まり、アジエル選手、中村選手、そして寺川選手と流れるようなパスからのゴールでした。

「少ないタッチでみんながパスを繋いだので相手は近づいてこれなかったと思います。ほとんど止まることなく走りながらだったしね。シュートの場面は少し緊張したけど、一瞬GKを見る余裕があったから落ち着いて蹴れた。ちょっとインステップぎみに、軌道がよかったのかな」と寺川選手。

全員の意思が統一していなければ、あんな風に流れるようなゴールが生まれるのは難しいものです。
「気持ちがちゃんと繋がってたね」と寺川選手も振り返っていました。

しかしその後、同点にされさらに逆転を許してしまいます。
「相手にペースを握られる時間帯も多かったし追いかける苦しい時間帯もあった。やっぱりヴェルディは個人個人が足元でボールを持てるので焦らないですね」。

そんな中で、最後の最後に決まった阿部選手のゴールでした。
「いやぁ、よかったですね。本当に最後の最後やったからね。それに…」

「それに」と言った寺川選手、ちょっと笑顔になってこんな話を。

「僕がキャプテンをやった試合、3試合全部ロスタイムにゴールが入ってるんですよ（笑）」と。

なんと！！
その3試合というのは、3月25日の札幌戦（1-0：中村選手のゴール）、8月29日の福岡戦（1-0：リンコン選手）、そして今回。
「キャプテンをやって、負けてはないなと思ってたけど、試合が終わって考えてみたらそういえば、と。巡りはいいですね」。

意外とキャプテンの時の勝率を気にする選手が多いのですが、寺川選手はロスタイム弾という共通点があるということ。今年、いかに劇的なゴールが多いかということでもありますね。

さぁそして、1週間後は甲府戦です。
「周りもすごい盛り上がっているし、決戦であることは間違いないですね。どんな試合になるかは始まってみないと分からないけど、とにかく、やり切るだけです」。

今シーズンは、大分に在籍していた2003年以来という、全試合出場中。（しかもこの試合数！）
ここぞ！の時に兄貴あり、です。残り3試合も期待しましょう！

※東京V戦の前にアップされた寺川選手の「ボイス」。見逃していた！という方はぜひ。
http://www.bellmare.co.jp/?p=9544