【馬入日記：1月7日】鎌田翔雅選手が岡山へ期限付き移籍。強い決意で臨む一年。

突然の発表で驚かれた方も多かったことと思いますが、鎌田選手がファジアーノ岡山へ期限付き移籍することとなりました。

「湘南のために一年間頑張って一年で復帰するという気持ちは心の中にしっかりあったのですが、もう一段階、二段階成長したいという気持ちが強く、今回岡山へ移籍することを決断しました」と鎌田選手。

その想いというのは…
「自分のことを知らない場所へ行って、もっと自分に厳しくならなければと思っていました。チームメイトだけでなく、親も近くにいて友達も近くにいて、甘えようとは思わないけど、自分が一番この環境に馴染んでしまってるから、多分無意識のうちにどこかで甘えてしまう。誰かが助けてくれるようなところじゃなくて、自分でなんとかしなければいけない環境に身を置きたいと思って、チームにわがままを言う形になりました」と鎌田選手。

9歳の時からベルマーレ育ち。2010年に一度ジェフ千葉へ期限付き移籍しましたが、その他はすべてベルマーレのアカデミーからトップへと上がっていきました。

「千葉の時は湘南で試合に出ていなかったので、少し状況が違っていて、今回は試合に出ていなかったわけじゃないし、こういう形で外に出るのは申し訳ない気持ちもあります。でも、目指すところとして、いつか代表選手としてピッチに立ちたいという気持ちもあるし、プレーでももっと責任感を身に着けたいと思うし、プレー以外のところでも成長したいという気持ちがあります」

初のJ1の舞台となった2013年については。

「去年は出られない時期も長く、自分の波も激しかったので苦しいシーズンになってしまいました。ただ、J1でも自分の状態さえよければやれるということも感じられたので、経験としてはよかったと思っています」と。

今年、新たなチャレンジをする場所は岡山です。

「岡山とはチームとして似ているところもあると思います。当然厳しいと思うので、湘南とはまた違う何かを感じられるんじゃないかと思うし、決断したからにはそう決めてよかったと思える一年にしたい。対戦することができないので、サポーターの方にプレーを生で見てもらうということがないのが、すごく残念ですが、出てるかなくらいは気にしてもらえたら嬉しいです」

最後に、サポーターの皆さんへ。

「発表の時期も、もうすぐ新チームが始動するという時になってしまい、皆さんにきちんと挨拶できなかったことを申し訳なく思っています。去年もその前もずっと、サポーターの皆さんから力をもらってきました。僕自身、くじけそうな時も本当に温かい応援に励まされて頑張ってくることができたので、本当に感謝しています。それがベルマーレのサポーターの素晴らしいところだと思っています。今年一年、湘南もJ1昇格を目標に選手も必死に戦うと思うし、サポーターの方の応援も力が入ると思うので、僕が言うのもおかしいですけど、今までどおりの湘南でいてほしいという気持ちがあります。今回、一度チームを離れてしまいますけど、昇格を目標にするのは同じだし、僕自身も強い気持ちをもって戦って、いい一年にしたいと思います。本当にありがとうございました」

決意を胸に臨む一年。
寂しくなりますが、鎌田選手の成長を願って。急な発表となりましたが、引き続きのご声援、よろしくお願いします！