馬入日記

【馬入日記:1月4日】新たなチャレンジ!!田村翔太選手インタビュー

2014シーズン、福島ユナイテッドFCへ期限付き移籍することになった田村翔太選手。
J3初年度の重要な一年を迎える福島で、新たなチャレンジが始まります。

実は移籍を決めるまでにはかなり悩んだという田村選手。
決意したのは、チーム解散となった「感謝の集い」の日でした。

「だいぶ悩みました。感謝の集いの前に、一度大倉さんに“残ります”って言ったんです。でも“何年後かを見据えた上で言っていることだからもう少し考えろ”と言われて。その後、曺さんに呼ばれたんです。僕がベルマーレに残ると言った理由は、来年も曺さんが監督だし、曺さんから学びたいという気持ちが自分の中で強かったから。まだプロとして土台がしっかりしていないから、しっかり土台をつくってからそういうチャレンジをして結果を残したいですと言ったら、それは、曺さんからしたら甘えだと言われました。“そう言ってくれるのは嬉しいけど、お前の成長を考えると、今のお前だったら勝点3にこだわる中で、そこに対する想いを背負えると思う。そういう経験をして人としても大きくなって帰ってくるのもいいんじゃないか”と言われました」

1年後、2年後の田村選手にとって今をどうすべきかを考えています。それはもちろん、クラブの将来にも繋がることです。

「その曺さんの言葉を聞いて、全然泣く話ではなかったと思うんですけど、僕自身も理由分からずなぜか涙が出てきてしまって。“なんで泣いてるの?”って曺さんに聞かれて“よく分からないです”って(笑)。でもその時に、それだけ言ってくれるんやったら、勝負しようって思った。自信を持って行って来ようって思って決意することができました」

ルーキーイヤーを全力で駆け抜け、慣れたところでまた新しい土地でのチャレンジ。これは容易いことではありません。

「生活が転々とするのは慣れているところもあるので、そのあたりは全然不安はないです。サッカー的には、半年前くらいからやっと慣れたというか、自分が何をすべきかということが分かったところもあって、そこからまた違うチームにいくのもどうなのかなと思って悩んでいました。ここでできてたら、福島でできるというほど簡単ではないと思っていますけど、でもできるという自信があるし、自信をもってやることが大切だと思っています。やっぱり、ゴールでチームに貢献したい。結果を残したいという気持ちが強いです」

改めて、2013年はどんな一年だったでしょうか。
「数字的に見たら何も残せていないですけど、この一年はサッカー選手としても、人としても、成長できた一年だったと思う。一年目から試合に出て点をとって…という選手もいるけど、何年後かに花咲いている人もいるので、そこは焦ってはないです。この一年で一番焦ったのは、かわちゃん(河野選手)と寛斗(中川選手)が同時に試合に出た時。あの時はヤバイなと思いましたけど(笑)。それから、やっぱり曺さんから学ぶものは大きかったです。試合に絡んでいなくても声をかけてもらって、いつも分かりやすく説明をしてくれた。本当に誰のこともしっかり見てくれていると思います」

どんな一年を過ごしたいと思っているでしょうか。

「誰がに頼るのではなくて、自立をしたい。自分自身で試合に勝てる一番近い道を選んだり、日々の練習に取り組んだり、自立した選手になって帰って来たいと思います」

最後に、サポーターの皆さんへ。

「バックアップの練習の時とかも来てもらったり、声をかけてもらえるのは嬉しかったし、自分は試合に出ていないけど、いつも同じように声をかけてもらえたことは本当に幸せなことやと思っています。それをピッチで恩返しできなかったことは悔しいですけど、福島で恩返しできるように頑張るので、見ててもらえたら本当に嬉しいです」

今年、福島はベルマーレOBでもある栗原圭介さんが監督を務めます。
クラブ同士が提携により強く繋がっていますので、ぜひ選手たちの成長を見守っていただけたらと思います。
田村選手の成長、ぜひご期待下さい!

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http://www.bellmare.co.jp/96028