馬入日記

【馬入日記:1月2日】宮市剛選手、2014年の決意。

新年あけましておめでとうございます。
2014年が皆様にとって、素晴らしい一年となりますように。

湘南ベルマーレは、湘南スタイルの“継続と深化”をテーマに、一年間戦い抜きます。
昨年同様の熱いご声援をよろしくお願いします!

さて、新年最初の馬入日記は…今季のルーキー、宮市剛選手のインタビューです。(12月にインタビューしたものです)
中京大中京高校より加入する宮市選手、昨年8月に特別指定選手に登録され何度か馬入での練習にも参加しているので、既にサポーターの皆さんにはお馴染みかと思います。

高校選手権で残念ながら全国出場を果たすことができず、高校サッカーは引退。その後休む時間もないまま、ベルマーレの練習に参加しました。
日々の中でどんなことを感じてきたでしょうか。

「少し長めに練習に参加できたので、だいぶ慣れてきました。最初はプレッシャーがすごく早くて、落ち着きを持つことができなかったし戸惑ってしまうところもあったんですけど、だんだん周りとのコミュニケーションがとれるようになって、今は自分らしいところも出せるようになってきたと思います」

自分自身の強みと言えば。
「前を向いたら積極的に仕掛けていったり、裏へ抜ける動き、ゴールに向かう姿勢が特長だと思っています。湘南にきてから練習試合で何度か得点を決められているので徐々に自信もついてきました」と。

ただ、課題に関しても冷静に分析をしています。
「背負った時や、考えて瞬時に判断できない時はすぐにとられてしまうので、いつでも考えてもらうようにしなければいけないと思っています。それから、練習の中で全然シュートがうまくないと感じるので、もっとシュート練習をして決め切る力をつけていきたいと思っています」

湘南のサッカーについての印象は。
「チーム全体で守って、チーム全体で攻撃するという連動性が重要なので、大変ですけどやっていて楽しいです。高校時代も、監督からはハードワークしろと言われてきたんですけど、湘南でもハードワークが求められいて、そういうところがいいと思っています」

高校選手権で、なんとしても全国へという想いを持って臨んだ大会では、愛知県予選の決勝で敗れ、悔しい結果に。

「選手権で負けてしまって、負けた日は落ち込んでたんですけど、自分自身はこれでサッカー人生が終わるのではないと気持ちを切り替えました。練習参加に来ることができて、こうしてチームに慣れる機会をもらったことはよかったと思っています」

選手権の県予選決勝の翌日、宮市選手は急きょ、BMWスタジアムで行われた鹿島戦を観戦に来ていました。
スタンドで観る試合には、大きな感動があったようです。

「選手権で負けた次の日に観に行った鹿島戦では、早い時間に一人少なくなってしまって、でもそこから追いついて。追いついた時は本当に嬉しくて、すごく勇気づけられる試合でした。それから、スタンドで観ていたんですけど、湘南のサポーターの皆さんの応援がすごくて。僕の周りの方も、多分選手には聞こえてないと思うんですけど、温かい声をかけている方がたくさんいて、そういうファンに支えられているチームなんだなとすごく感じました」

残念ながら、チームはJ2に降格。宮市選手にとっても、ルーキーイヤーを戦う舞台はJ2となってしまいました。

「でも、舞台がどっちであっても自分にとっては大きな経験になると思います。J1でプレーするために、J2からJ1に上がればいいことだと思うし、J2でまずは頑張りたいという気持ちです」

明日1月3日からはJFAアカデミーから加入する安東選手と共にU-19日本代表の一員としてベトナム遠征へ参加することとなっています。
改めて、2014年の意気込みは。

「この1ヵ月間の間に代表もあるし、そこでもしっかり体を動かして始動に向けていい準備をしたいです。オフはないですけど、そのお陰で身体がなまらずに済むし、最初から戦力として、メンバーに入れるように必死の想いで頑張っていきたいと思います」

チームの始動は1月14日。
2014年、楽しみな選手たちが揃っています!