3回戦 vs 大宮アルディージャ
8月20日(水)19:00 @NACK5スタジアム大宮
HOME 大宮アルディージャ | 湘南ベルマーレ AWAY |
2 | 0 | 前半 | 0 | 1 | ||
2 | 後半 | 1 | ||||
80分 ズラタン 86分 ズラタン |
得点者 | 56分 三竿 雄斗 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 北野 貴之 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 秋元 陽太 | 37 | GK |
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DF | 29 | 藤井 悠太 | 0 | 0 | 遠藤 航 | 3 | DF | |
DF | 3 | 福田 俊介 | 0 | 1 | 丸山 祐市 | 14 | DF | |
DF | 17 | 高橋 祥平 | 0 | 1 | 三竿 雄斗 | 17 | DF | |
DF | 24 | 高瀬 優孝 | 0 | 0 | 藤田 征也 | 33 | MF | |
MF | 10 | 渡邉 大剛 | 2 | 1 | 菊地 俊介 | 2 | MF | |
MF | 38 | 増田 誓志 | 0 | 0 | 石川 俊輝 | 16 | MF | |
MF | 23 | 金澤 慎 | 0 | 2 | 亀川 諒史 | 26 | MF | |
MF | 39 | 泉澤 仁 | 2 | 0 | 吉濱 遼平 | 29 | FW | |
FW | 5 | カルリーニョス | 2 | 1 | ウェリントン | 9 | FW | |
FW | 32 | 長谷川 悠 | 1 | 1 | 武富 孝介 | 39 | FW | |
GK | 31 | 清水 慶記 | – | SUB | – | 梶川 裕嗣 | 21 | GK |
DF | 18 | 横山 知伸 | – | – | 島村 毅 | 30 | DF | |
MF | 15 | 大山 啓輔 | 0 | – | 岩尾 憲 | 13 | MF | |
MF | 22 | 和田 拓也 | – | – | 中川 寛斗 | 20 | MF | |
MF | 41 | 家長 昭博 | 0 | 0 | 大竹 洋平 | 7 | FW | |
FW | 28 | 富山 貴光 | – | 0 | 菊池 大介 | 10 | FW | |
FW | 11 | ズラタン | 3 | 1 | 岡田 翔平 | 22 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
69分 高瀬 優孝■ 78分 福田 俊介■ |
10 | シュート | 8 | 85分 菊地 俊介■ |
10 | ゴールキック | 7 | ||
7 | コーナーキック | 7 | ||
10 | 直接フリーキック | 17 | ||
1 | 間接フリーキック | 1 | ||
1 | オフサイド | 1 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
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~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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3,841人 | 晴 | 28.8℃ | 50% | 全面良芝 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
玉井 朗 | 松尾 一 | 相樂 亨 | 山際 将史 | 塚田 健太 | 小高 修一 |
試合後監督・選手コメント
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様でした。
平日の夜の開催という中、大宮のサポーターの声援も大きかったですが、湘南のサポーターも遠くからたくさん来てもらって、負けた試合の後も声援を送ってもらって、本当に有難いと思っています。
今年は天皇杯のやり方が変わって、2週間か3週間早く決勝が行われるということで、日程的にこの3回戦のタイミングは1ヶ月以上早まっていると思います。
我々は、もちろんリーグ戦も大事ですが、J1と戦える天皇杯のチャンスを大事にしていこうとシーズンの最初からやってきました。
今日、相手のメンバーがどうとか、まったく関係なしにいつもやっていることを大宮さんに対して出すということで、選手たちは正々堂々とプレーしてくれたと思うし、1-0からそのあと、2点目を取れるチャンスを入れられなくて、最後の10分で逆転されるという、J1の底力を改めて感じました。ただ、去年やられたような感じの気持ちとは少し違うかなと自分自身は思っています。
全然、説得力はないかもしれませんが、選手は堂々とプレーする気持ちが間違いなく去年より上がっているなと思ったし、相手のプレッシャーに慌ててボールを蹴る場面は雲泥の差だったと思います。逆に相手のほうがそういう場面は多かったんじゃないかと思います。
そういった選手のパフォーマンスや勇気は称えたい。ただ、今日の試合を観ていない人は、結局湘南最後逆転をされて勝負弱いねというふうに、もちろん観ていない人のほうが多いと思うので、そういう風になってしまう。そのことを僕と選手たちで協力して、覆していかなければいけないと思っています。
今日、少しメンバーを代えたりして臨みましたが、出た選手全員、そういう気持ちでやってくれたと思いますし、さすがズラタンだということは思いながらも、ああいうところで隙を与えたわけではないけど、もう少し踏ん張るというか、簡単にクロスを上げさせてしまったところ、本当に1本だと思うんですけど、そういうところを勉強して今後のリーグ戦に活かさなければいけないと思っています。
去年もここで終わった後に大宮のサポーターの皆さんからたくさんの拍手をもらって、今日は湘南のサポーターからたくさんの拍手をもらいましたが、去年の今頃、敗戦した時の映像を彼らに見せて、たった1年2ヵ月しか経ってないけど、そういうところの成長を見せなければいけない。これで終わりではまったくない、という話をしました。
選手たちは臆せず、いつもどおり自分たちの力を出してゴールに向かい、ボールを奪ってくれたなと思います。結果だけが残念です。
●曺監督 質疑応答
–前半はカウンターを受けるシーンが多かった中、後半は全体的に前に行く重心が上がったと思うがどんなことを話したのか?
前半は取られ方が良くなくて、横で取られて入れ替わられる場面があったので、そこは注意しようとハーフタイムに話しました。うちのチームは夏でも前半より後半のほうがデータでも運動量が上がるので、そこの部分は心配していなかった。逆に相手も足が止まってくるなという展開で、何度かチャンスがあったんですけど、そこで取りきれなかったのが痛かったかなと。
前半、あそこで入れ替わられるのは、そういうリスクも込みでやらせているが、取られ方がイージーな場面がありましたね。三竿が行っているのに、そこのプレーの繊細さが足りずに3人置いていかれたりとか。相手がビルドアップして攻撃するというより、入れ替わられてそのままの勢いで来るのが多かったので、そこは後半少しは良くなったかなと思います。
●大熊監督 総括
いま失点が多いセットプレーで入れられたことが一番残念なところです。結構長く練習をやってきているので。
組織としてやり方を変えたりもしているけど、もっと1対1の個の粘りを植え付けないと、オーガナイズだけではどうにもならない。それがJのレベルだと思っている。そこはもう一度突き詰めていかないといけない。
ただ、内容については、それ以外は本当に全体が一生懸命やってくれた。福田など、最初はつなげなかったのがそこそこつなげるようになってきて、ボランチを含めた数的優位を作っていた。
日頃出ていない選手がJ2首位のチームに対してよくやっていたという印象はありますし良い競争が生まれるとは感じました。
ただ、さらに上のレベルでは(パスの)出しどころにもっとプレッシャーが掛かると思うので、そこで出し手と受け手がどれだけできるか。基本的にボールを走らせて自分も走るというところでは、相手を上回る運動量があった。いまはそれをここ数試合言ってきて、このメンバーがそれを実践して湘南を上回ってくれた。それは非常に良かったとも思っている。またすぐにリーグに入るので、この頑張ったメンバーの中から良い刺激を与える形でメンバーを構成して、今後も1試合ずつ大切に戦っていくことが必要だと感じました。
●大熊監督 質疑応答
–普段、出場機会のない選手たちがリーグ戦に絡んでいけるという手ごたえはあったか?
やはりJ1は甘くないので、例えば福田は高さだけを見ればJ1でもお釣りが出るくらいだと思うんですけど、出し手にプレッシャーが掛かる中でパスがつなげるかとかは冷静に見ていかないといけない。
ただ、組み合わせによってはこれくらいできるというのもある。絶対的な高さを武器としているチームもあるので、今後はDFのターンオーバーじゃないけど、この相手にはこの選手を、と言えるくらいの経験は積めた。アイツも勇気を持ってプレーできるし、俺も勇気を持ってリーグ戦に出せる。高瀬も、例えば守備においては下がり過ぎている場面もあったけど、あれだけアップダウンできる選手は日本にもそんなにいないかもしれない。すぐにではないですけど鍛えたい。いまはけが人も多いので、鍛えていく中でJ1でも選択する機会もあると感じました。
–J2首位の湘南に勝利し、この勝利をリーグ戦にどう繋げていく?
雰囲気もそうですが、誰がどうチームに入っていくかというところもこの2日で考えていかないと、そんなに甘くないとは思っています。ただ、勝つメンタリティーというか、今日も延長を覚悟した中で勝ちを手繰り寄せる。頑張って粘り強く守備をしていればチャンスも訪れるし、逆に攻撃できちんとポジションを取れば、カウンターも繋ぐこともできる。そういう意味では自信を持っていい部分もある。過信ではなくて謙虚に自信を持っていい部分はリーグに持っていって、しっかり戦うということが必要なのかなと思います。
選手コメント
●三竿雄斗
自分のマークのところでズラタンにヘディングで合わせられて、2点目も自分のコーナーからのカウンターでFKをとられたので、すごくもったいなかったと思っています。
自分たちのサッカーはできたと思うんですけど、1回のチャンス、最後のところで決めてくる力というのはJ2ではなかったことだと思いますし、一瞬の隙、一瞬の油断で終わってしまうということは、今日の試合で感じさせられたのかなと思います。
(手ごたえもあるのでは?)自信になった部分もありますけど、もっとしっかり整理してやっていきたいです。
(ゴールシーンについては?)ああやって、最初に入らないであの位置から入っていくというのは、事前に言われていたし狙い通りでした。
●秋元陽太
プレーシーンはそんなに多くなかったのですが、その中で2失点してしまった。壁の作り方とかクロスの対応という部分をもう一回、映像を観てしっかり振り返って、自分なりに反省しなければいけない。
(相手の一発という部分もあると思うが?)それをどうにか防がないと上では勝てないと思う。
この悔しさを忘れてはいけないと思うので、ただ負けたのではなくて、この負けを次の試合、ジュビロ戦に活かして、しっかり繋げていかなければいけないと思います。きれいごとかもしれないけど、いい経験になったと思うので、これを絶対に無駄にしたくない。
琉球戦で120分戦った選手たちに申し訳ない気持ちです。
(セットプレーでは今季初めての失点だが?)僕の判断やもうひとつ考えがあれば防げたものかもしれない。もう一度見直すことができると思うし、しっかり整理して今後ないようにしていきたい。
●藤田征也
(アシストについては?)いいボールを上げれて、三竿もかなり打点が高かったと思います。セットプレーで得点が取れれば楽になると思っていたので集中して蹴っていました。
積極的にはやれたかなと思うんですけど、後半になると足が止まってくるし、最後まで出られないというのはチームに迷惑をかけている部分もあると思うので、そういうところは最後まで走り切れるくらい体力をつけてやっていかなければいけないと思っています。
今シーズン、やろうとしていることを出せた部分も充分にあったのでそういう部分は継続してやっていかなければいけない。次はすぐにジュビロと試合がありますし、ジュビロはJ1のレベルのチームだと思うので、ジュビロに対しても今日と同じように自分たちのよさを出して戦って、さらにしっかり勝てるようにやっていきたい。
今日のようなJ1と戦う経験というのはなかなかできないので、ワンチャンスで決めてきたり、優位に進めていてもセットプレーだったり、一発でこういう結果になってしまうので、今日の経験をしっかり次に活かして、まずはジュビロに勝てるようにやっていきたいと思います。
●石川俊輝
(大宮戦ということで思い入れがあったのでは?)すごくありました。中学、高校、大学も提携していたので、約10年間ここを目指してきていたという部分では、試合前にやってやるぞという気持ちと一緒にピッチに立てるうれしさを感じていました。その中で、やってやろうという気持ちをさらに高められたと思います。自分のなかでやることはハッキリしていました。パスというよりどれだけ自分がボールを奪い切れるか、そこを意識していました。そのなかで最後の部分でJ1の選手の球際の強さなど、そこはもっともっとやっていかなければいけないと感じました。
ボールを奪ってから、縦に入れてどれだけサポートに速く行けるか、そのなかでまだまだ課題があります。質や入って行くタイミング、出すパスの丁寧さなどもっともっとやっていかないとこのレベルでは通用しない。大宮さんはカウンターがうまく、取られたらなかなか取り返せないというなかで、僕個人として相手より上回るだけの走る力をもっとやっていかないと勝ちには繋がらないと思いました。
●遠藤航
前半はボールを動かせたりということもありましたが、まだ最後のところで相手のゴール前でチャンスを作りにいけたかと言うと、そういう部分ではあまり手ごたえを感じることはできなかった。相手は中盤でボールを奪う力がある選手が多かったのですが、そういうところでもっと簡単にさばいたり、相手の嫌なところにボールを入れたかったんですけど、なかなかやらせてくれなかった。
相手がJ1だからということは特に意識はしなかったですが、1点を取った後に2点目を取りにいくという部分ではまだ課題を感じています。
これからもっと、個人としてもチームとしてもよくなっていかなければいけないし、しっかりリーグ戦を戦う中で成長していくだけだと思います。
次の磐田戦に向けては、まずしっかり切り替えることが大事だと思っています。