馬入日記
【馬入日記:12月4日】最終戦まであと3日!亀川選手インタビュー
今週末の今季最終戦、大宮アルディージャ戦まであと3日です。
1日1日を大切にしながら、トレーニングを重ねています。
前節の広島戦の試合後、「今シーズンの中で一番ダメだった」と話していた亀川選手。映像を見返すなどして、改めて感じたことはどんなことだったでしょうか。
「映像を見ましたけど、本当に今シーズンで一番悪かったと思います。いつもならひとつミスをしても、前に前にというプレーを選択したと思うんですけど、広島戦はミスしてしまった後に、次のミスを恐れてしまった。後ろ向きなプレーが多くなってしまったとすごく感じました」
その原因として考えられることとは。
「慎重になったというのもあるし、ミキッチを気にし過ぎたのかなと思います。湘南のサッカーは縦に速い攻撃が特長なのに、ミキッチと1対1になって体を入れたシーンがあったんですけど、そこでいつもの自分なら前をみてそこにボールをつけると思うけど、その選択が後ろになって結局アレックスまで下げてしまった。奪った瞬間は、一番相手も揃ってないですし、縦につけられれば相手を置き去りにできる時。湘南らしい素早い攻撃に転じることができるのに、後ろに下げてしまったことで相手の陣形も整ってしまった。そういうところが本当によくなかった」
試合前から、かなり気持ちが入っていました。
「ミキッチは、自分の中ではJリーグで一番いいサイドアタッカーだと思っていたし、試合前はやってやろうという気持ちを強く持っていました。でもやってみたら完敗だった。ただ、それは試合に出なければ絶対に経験できなかったことだと思う。あの時間というのはもう戻ってこないけど、逆に考えれば経験をすることができたので、こうされたら嫌だとか、こう対応すればよかったとか、そういうことを身体で覚えることができた。完敗のままで終わらせたらいけないと思っています。広島戦が終わって、昨日今日と練習してますけど、もっとうまくなりたいとかこのままじゃダメだということをさらに強く思っています。自分の中では、オリンピックというのもひとつ目標でですが、戦っていく中でああいう相手は絶対にまた対峙することになると思うので、自分の実力を再認識したうえで、まだまだ成長できると思っています。あの1試合は、結果もついてこなかったし、自分の中で最悪でしたけど、でも、すごくいい1試合だったと思っています」
7日の最終戦、この一戦にこれまで積み重ねてきたものを全て出し切りたいという想いがあります。
「去年からそうですけど、湘南スタイルを築いてきて、J1の序盤の戦いでは慣れない感じで差があったと思うんですけど、後半に入って、他のチームの方やメディアの方にも“湘南はよく走るしいいサッカーをしてる”と言ってもらえるようになった。シーズンの最後ということで、ここまでブレずにやってきたことを絶対に出さなければいけないし、そうでなければ勝てないと思う。大宮もずっと勝てない中でしたけど、前節は勝っていてやっぱり力のあるチームだと思う。今シーズンは本当に数えるくらいしか勝利のダンスができなかったけど、最後にホームで戦えるので、最後に勝って、サポーターの皆さんと勝利のダンスを踊って終わりたい。本当にそういう強い気持ちです」
ぜひ、最終戦をスタジアムで!熱いご声援、よろしくお願いします!
※大宮戦試合情報
http://www.bellmare.co.jp/93840
ところで!
この度、湘南ベルマーレのフィロソフィーをしたためた「縦の美学」が12月1日に発売となりました。
この縦の美学、第1章では、J1復帰を果たした2009年と2012年にフォーカスし、反町康治前監督や曺貴裁監督、元選手の坂本紘司の言葉を織り交ぜながら当時の戦術をひも解き、それぞれの「縦」に迫る内容。
そして第2章「ベルマーレフットボールアカデミー」では、クラブの哲学を踏まえたうえで育成の現場ではどのようなトレーニングを行なっているのか、重視するスキルや練習メニューを紹介します。また、アカデミーで育った生え抜き選手7人のインタビューも掲載されています。
“湘南の暴れん坊”のDNAを受け継ぎ、どんな状況にあってもピッチで躍動を失わない選手たち。「湘南ベルマーレが追求するサッカーのスタイルと育成論」というサブタイトルが示すとおり、ベルマーレのこれまでを編み、これからを紡ぐための一冊。
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7日の大宮戦のグッズ売店でももちろん販売します。
ぜひじっくりご覧ください!!