馬入日記

【馬入日記:12月3日】最終戦に懸ける想い。梶川選手インタビュー

今シーズンの最終戦となる7日の大宮戦に向けて、トレーニングが再開しています。
前節、アウェイでの戦いとなった広島戦は0-1で敗戦を喫しました。
スタメン出場した梶川選手に話を聞きました。

「広島戦は相手にボールをまわされてかなりしんどい試合になってしまった。失点するまでは、ガンガンいってよかったと思うんですけど、失点をしてから相手がさらに余裕をもってまわしてきていたので、鳥籠状態になった。人数をかけても簡単に外してくるし、技術的なミスが少ないので、相手からしたら来てくれても大丈夫やというくらいの心の余裕がある感じでした。ただ、前期に比べれば、個人的にもチームとしてもできた部分もあった。前期の時はなかなか前を向いて、前にボールを運ぶことがなかなかできなかった。今回、自分の中でどれくらい変われたかということを試すチャンスでもありました。そういう面で、ボールはたくさん触ることはできたと思います。でも、映像を見ても、ゴール前までいけていない。ただただまわしてる感じになってしまった。ボールを受ける人がパスをもらって、次また誰か、また次に誰か…と単体になってしまって連動というより、その場その場でやっている感じになてしまったと思う。相手は、3人目の動きとかでうまく外して崩してきていたけど、うちはそれがなかった。連動して攻撃していくことが少なかったと思います」

語られる言葉は悔しさと反省。
選手一人ひとりが、多くのことを感じた試合でした。

「序盤はセカンドも拾えてたと思う。前の選手はきつかったと思うけどプレッシャーをかけることでボールは転がってきてる感じはあった。でも、やはり失点してから、相手がボールを持つ時間がかなり多くなってしまった。あの時間の失点はもったいなかったと思います。あの試合に関してはチャレンジのミスより、技術的なミスが多かったと感じます。そんなに慌てる必要はないのに、相手からしたら楽な感じになってしまった。そこは、本当に個人でなんとかしなければいけないと痛感しました。戦術的なことより、ただ単にずれてるというミスが多かったと思うので、本当に個人がスキルを上げていかなければいけないと思っています」

梶川選手自身は、なんとか牙城を崩そうとトライを続けていましたが、ゴールネットを揺らすシーンを生み出すことはできませんでした。

「引いてくるチームが多い中でそこをどう崩すのか、その課題が自分の中で全然克服できてないなと思う。しっかり守って枚数揃えられた時にどうするか、自分の中でまだ全然やな、と。最後のところの関わり方が少ないし、あとはシュートですね」と。

いま抱く悔しさをぶつけるのは、7日の最終戦しかありません。
ホームに迎えるのは、大宮です。

「今年公式戦で2回戦って、いい風に戦っていたのに1本でやられてしまったという印象があります。やっぱりそういうところを狙っているチームだと思う。なかなか勝ててなかったけど、この間しっかり3-0で勝っていたし、確実に力があるチームだと思っています。でも、前回対戦した時より確実に成長している。いい戦いをしている時間にしっかり点をとることが大事だと思います。そういうところを高めていきたい」

周囲からは「モチベーションを保つのは難しいのでは?」などと聞かれたりもしますが、その質問はいまの選手たちには聞く必要のない問いです。

「心に抱えてるものはそれぞれあると思うけど、ピッチに入ったら、そこは抜きにしてやっていかなければ。何のために成長しようってみんなでやってきたかを考えて、本当に今まで積み重ねてきたことを出すために、成長したいという想いを失くさずに戦いたい。この1試合はすごく貴重だし、何かを得なければもったいない。自分たちのよさを出していくしかないと思っています。とにかく勝って、終わりたい」

2013年の最終戦。ぜひ、スタジアムへ!!

※大宮戦試合情報
http://www.bellmare.co.jp/93840