馬入日記
【馬入日記:11月28日】悔しさを力に。大野選手インタビュー
リーグ戦は残り2試合。
最後のアウェイゲームとなるサンフレッチェ広島戦が迫っています。
練習後、大野選手に話を聞きました。
前節のFC東京戦でJ2への降格が決まりました。大野選手がいま抱いている率直な想いとは。
「本当にものすごく悔しい。今年J1で戦う中でみんなすごく成長してやれていたからこそ、残ったら、来年もっといいサッカーができると思ってた。それが実現できなくて、非常に悔しいです」
わずかな可能性でも、そこに懸け戦い抜いたFC東京戦。ファイティングスピリッツが溢れた試合でした。
「前半は相手のペースで、みんな少し硬かったかなと思います。後ろで見ててそう感じました。でも後半、うちらしい積極性が出たことはよかった。でも勝たなければいけない試合だったので悔しい気持ちしかない。毎回のことながら、得点したあとにすぐ失点してしまったので、それはDFとして本当に反省すべきところです」
前半は耐える時間が多かったものの、集中力を切らさずに対応しゴールを割らせませんでした。
「ボールを回されはしたけど、バランスは崩されていなかったので、恐さはなかった。耐えればチャンスが来ると思っていました。徐々にチャンスを作れるようになっていったと思います。あの試合に懸ける気持ちは絶対に相手を上回っていたと思うし、それは球際や一歩の出足の場面で出ていたと思います」
運動量も最後まで落ちず、むしろ増しているかのような印象でした。
「それは、本当に必死だったから」と大野選手。
結果はアディショナルタイムでの失点により逆転負けを喫しました。
「引分けでは意味がなかったし、勝ちにいっていたので、最後の失点は攻めた結果というところもあると思います。逆転よりも、同点にされたことのほうが悔やまれます。セットプレーの流れだったのでもっとクリアを大きくするとか、タッチラインに切るとか、そういうプレーを切る選択をすればよかった。今年はああいう守れるところで守り切れなかったシーンが多かったので、DF陣としては本当に悔やまれるところです」
残された試合は2試合。どんな想いで臨む試合になるでしょうか。
「この間の試合が終わった直後は、モチベーション的に難しいのかなと思ったけど、ここで投げ出したら今までやってきたことが無駄になってしまう。2試合、どうあがいてもJ1に残ることはできないけど、僕は湘南に来て成長できたと思うし、チームとしても成長できたと思う。そういうものはサポーターの皆さんに見せなければいけない。その責任があると思っています。モチベーションどうこうじゃなくて、そんなこと言ってる場合じゃなくて、目の前の試合を120%で頑張るのは当たり前だと、いま思っています」
その、目の前の広島戦に向けては。
「相手は上位だし、前半戦で戦った時は何もできなかったので、借りを返すという気持ちで戦います。広島はコンビネーションとか、あうんの呼吸じゃないけど、合わせる精度も高かったと思う。でもあの時よりも、湘南も成長していると思うので、そこを見せたい」
最後まで湘南らしく。
「GET3」にこだわり、戦い抜きます。
※そして、最終節はホームvs大宮戦!
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