馬入日記

【馬入日記:11月26日】壁を乗り越えていく。大竹選手インタビュー

11月3日に行われた、横浜F・マリノスとの練習試合で大竹選手が負傷しました。
右ヒザの前十字靭帯断裂で全治8ヵ月という重い診断を受けました。

大竹選手の手術は明後日28日。入院の前に、今の心境などを聞きました。

「最初は信じたくなかったです。去年も逆足の前十字靭帯をやっていたので、ケガをした時はもしかしてとは思ったけど、1回目より痛みが少なかったのでそうでないことを願いました。診断を聞いた時は…、頭が真っ白になりました」と大竹選手。

夏にベルマーレに加入し、ピッチの上で輝きを放っていました。
ずっと見ていたくなるようなワクワクするプレーに魅了された人は多かったことでしょう。

「残りの試合に懸けていたところもあったので、もう一緒にできないということになって、本当に悔しかったし、チームに申し訳ない気持ちでした。去年ケガをして、復帰したけどなかなか東京では試合に絡めなくて、でも湘南に来て試合に出られるようになって、自分のスタイルは間違ってなかったと思えた。大きなケガをしてもまた自分のプレーができることは自信にもなりました。そういう風に思えたから、今回本当に悔しいけど、ケガをしてもまた復活できるという自信はついたので、今回も大丈夫だと思います」

プレーすることの喜びを感じられたからこそ、いままた大きな壁に挑もうとしています。
でも…
「手術は本当に怖いですね(笑)。手術の日の痛みとか、手術した後は歩けなくなることとか、1回経験してるので分かるだけに、すごく怖いです、いまは」と。それは確かにそうでしょう。(ここはひとつ、みんなで祈りましょう!)

そして、チームは残念ながら降格が決定してしまいました。
大竹選手の古巣・FC東京との対戦で、しかも場所は慣れ親しんだ味の素スタジアムでした。

「自分たちのスタイルというのは貫いてやれていたと思うし、変えずにやり抜いたことはすごくいいことだと思う。でも、プロは結果がすべてだと思うので、このスタイルを継続しつつ、さらに結果にこだわってやっていくことが大事だと思う。残り2試合もこのスタイルは変えずに、さらに結果にこだわってやっていけば、来年に繋がっていくと思います」

試合の時には、両チームのサポーターから大竹選手への激励のコールが起こりました。

「自分の歌だって最初分からなくて後から教えてもらったんですけど、そんな両方のチームから言ってもらえるなんてなかなかないと思うから、もう本当に有難いと思いました」と。

長い戦いになりますが、乗り越えた先にまた輝きを放つプレーを見せてくれるはずです。ぜひ、大竹選手にご声援を!!