馬入日記
【馬入日記:11月25日】亀川選手、U-20日本代表での大きな経験。
先日、亀川選手が自身初めてとなるU-20日本代表に選出され、18日から21日の期間、ミャンマー遠征へ行きました。
短い期間でしたが、現地でU-23ミャンマー代表と対戦し、3-1で勝利!亀川選手はスタメン出場を果たしました。
「成田空港に集合して、飛行機で飛び立って着いたらもう夜中。寝て次の日2部練習をして、その次の日に試合をして、そのまま帰ってきました」というハードスケジュール。
「日の丸のついたユニフォームを着るのも初めてだったし、すべてが初めてで、最初は難しいところもありました。選手も面識のない選手ばかりだったし、現地での食事も日本では見たことのないものも多かったり。でもそういう環境なども含めて、経験できたことはよかったです」
新しいチームに飛び込んでいくということは、なかなか大変なこと。
ただ、ひとたびピッチに入るといつもの亀川選手を出せたそうです。
「ピッチの中では遠慮することとかは全然なかったです。サッカーになったら切り替えて自分を出さないといけないと思っていたし、大倉さん(GM)にも“死ぬ気でやってこい”と言われていたので、なんとしても自分を出さないと、と思っていました。そこでは緊張はなく、普通に声も掛け合えました」
試合では4バックの左サイドバックでプレーしたそうです。
「システムも違うし、ベルマーレにいてやることとはまた違ったんですけど、チームとしてやることはシンプルだったし、あとは個人をどれだけ出せるかということを意識してやっていました。攻撃でゴール前までいけるシーンもあったり、らしさを出せた部分もありました。守備はいつもどおりだったと思います。もちろんもっとできることもあったと思うけど、最低限やらなければいけないことは出せたと思います」と。
対戦相手は自分たちよりも年齢が上のU-23ミャンマー代表でした。
「日本より技術は劣っていたけど、一瞬のスピードであったり強さっていうのはありました。短い期間で、まったく違うチームから選手が集まってやるという難しさはあるけど、結果として3-1で勝ったのは大きかったと思います」
同じ年代の選手たちとプレーし、刺激を受けることも多くあったことでしょう。特にこの年代はリオのオリンピックへと続く年代です。
「選ばれている人はみんなうまかったし、自分はまだまだやなっていうのも感じました。選ばれたことによって、もっとうまくなりたいという意欲が今まで以上に強くなったし、うまくならないと今後にも繋がらないと思った。1回選ばれただけで満足したくないので、そういう年代に生まれたというチャンスを感謝しながら、最後まで狙っていきたいなと思います」
そして、日々のトレーニングやJリーグでの試合経験が活きているという実感もあったようです。
「本当にベルマーレにきてなかったらこういうこともなかったかもしれないし、曺さんから2年間、たくさんのことを教わって、自分の中でも加入した時より今のほうが成長しているなっていう実感があります。本当にいつも支えてもらってるスタッフのお陰だと思っているので、ベルマーレの一員として今後も力をつけて発揮していきたいと思います」
チームは23日のFC東京戦で、J2への降格が決まってしまいました。
亀川選手もその瞬間をピッチの上で迎えました。
「結果として降格ということになってしまって本当に悔しいです。内容はよかったけど結果が出せなかったという試合が、全体的に多かったと思います。最後まで湘南らしさは出せたと思いますが、細かなところの詰めであったり、チームとして足りなかったところをもっと突き詰めていかなければいけないと思っています。この降格という現実は変わらないけれど、残り2試合の中でも、絶対に成長できると思う。何か来年に繋がることがあると思います。サポーターの皆さんは、お金を払って足を運んでくれるので、そういう方たちのことを考えて、絶対に気持ちのこもった試合をしたい。今後に繋がる試合をしなければいけないと思っています」
想いに応えたいという強い気持ちがあります。
残り2試合、変わらぬ全力姿勢で戦います。