【馬入日記：11月18日】「感謝の気持ちをプレーで」大槻選手インタビュー

今週末23日はアウェイで行われるFC東京戦です！
ラスト3試合を、これまで同様に全力で駆け抜けるべくトレーニングに励む日々。

練習も試合もまさに“全力”という言葉がぴったりな大槻選手に話を聞きました。
まずは前節、スタメン出場を果たした鹿島戦について。
立ち上がりからの積極姿勢で、幾度もゴールに迫りました。

「11人でやっている時はチームのいいところが出せたし、最初から相手に向かっていく姿勢で戦えた。恐れることなく自分たちのサッカーができていたと思います。僕自身もカジ（梶川選手）が動きをよく見てくれているので、動いたら出してくれるし、本当に僕の動き出し次第でパスが出てくるという感じで、すごくやりやすかった」

梶川選手のスルーパスに、裏へ抜け出した大槻選手がシュート、もしくはクロスというシーンが序盤から何度も見られました。

前半34分という早い時間にチームとしても痛かった退場。大槻選手は10人になった時の反省点があるということ。
「10人になった時に、一人ひとりがもっと声を掛け合うべきだった。最初戸惑ってるところがあって、それがセットプレーに繋がってしまったと思う。どうしたって一人少ない状況は変わらないわけやから、そこでポジティブな声をしっかり掛け合って、もう少し早く切り替えられれば、もっとできたんじゃないかと思う」と。

最終的に敗れてしまったという悔しさは、本当に大きなものです。
しかし、攻守において、積み重ねのうえに掴んだものもあります。
この日は出場停止やケガ等でメンバーに変化があったり、フォーメーションにも変化がありました。

「練習の時からいろんな形でやってるし、いろんな人ともやっているので、そこは問題なく、みんなすんなり入れたと思います。練習通りのことをやって試合に繋げていたという感じでした。練習が試合に活きていたと思います」

また、大槻選手は1トップの位置で10人になってからも、前線からの守備にも奮闘。守備陣も「あれだけ前から追ってくれたら後ろは有難い」と話していました。

「いや、でも今までもDFのメンバーに助けられているところは多かったと思うし、実際に鹿島戦でも航（遠藤選手）が点をとったりだとか、本当は僕たちが点をとらないといけないのにDFが点をとってくれたりしているということもある。改めて、みんなでやるということが本当に大事やと思った。そこは湘南のよさだし、一体感というのは、大事にしている部分。そこで一人が勝手なプレーや責任逃れしているようなプレーをしているようでは、絶対に勝点3はとれないと思う。技術的には相手のほうが上かもしれないけど、一体感という部分では負けたくない。相手よりも頑張るっていうのは、根本的に大事なことやと思っているので、そこはやって当たり前やし、それがなくなってはいけないと思います」

FC東京戦、広島戦、大宮戦と続く3試合。
FWとしては、まず得点をという想いを強く抱いています。

「最近、ボールを失くす時間が減って、後ろから繋げることもできるし、後ろの選手が前へ、本当に狙ってパスを出してくれたりする場面もすごく増えています。それが本当にいい攻撃に繋がっていると思います」と、チーム全体における攻撃の手ごたえも感じています。

3試合を、どんな想いで戦いますか？と聞くと…。

「厳しい状況ではあるけど、そこで諦めるわけにはいかない。本当にサポーターの皆さんが応援してくれてるわけやから、恩返しするというか、本当に感謝の気

持ちをプレーで表さなければいけないと思っています。僕たちが持っている全力を出し切ること。どんな状況であっても、前を向いてやっているので、そこは本当に練習の成果を出したい。そういう気持ちで戦います」と力を込めて語っていました。

変わらぬ熱いご声援、よろしくお願いします！