馬入日記
【馬入日記:11月14日】永木選手インタビュー&亀川選手がU-20日本代表に選出!
空気がひんやりとする中ですが、毎日元気な声が聞こえる馬入グラウンドでのトレーニング。
今週は天皇杯のためリーグ戦はお休みですが、23日のFC東京戦に向けて準備をしています。
練習後、永木選手に話を聞きました。
まずは日曜日に行われた鹿島戦について。
「一人減ってしまうと、いつもやっているのと同じように戦うのは難しくて、どうしてもプレスがハマらなかったり、自分たちの攻撃の時も1枚少ないので数的優位を作れなかったりと、狙っていたことをやるには難しく、ハードな90分でした。球際だったり気持ちの面で負けていたとは思わないし、アディショナルタイムに追いついたところもすごくよかったと思う。でも、得点の後で相手のスイッチが入ったのをすごく感じたし、その流れで実際にやられてしまった。そこは本当に経験の差を感じました。そういう隙を突いてくるところは見習いたいとも思う。1点目もそうですけど、鹿島は隙を突いてくると言われていたにもかかわらずやられてしまったので、自分たちの甘さと相手のすごさと両方を感じました」
35分に永木選手のボランチのパートナーであった岩尾選手が不運な形で退場となってしまいました。
「それまでうまくいっていたこともあって、本当にもったいないという気持ちでした。退場となって5分くらいは、自分の中で気持ちを切り替えるのに時間がかかってしまった。でもすぐに点をとられてしまったので、このままではダメだ、自分の気持ちを切り替えなければと思い直しました。絶対に勝ちに行く試合だったし、本当に気持ちが入っていたので、気持ちが切れかけていたところを持ちこたえて、自分のやるべきことを整理しました。無理に攻撃参加をしたり、できないプレーをするんじゃなくて、ボランチだったら、いつもどおり守備から入っていくことを意識して、まずやるべきことをやれたのは、自分の中で成長できたところだったと思います」
実際に追加点を与えずに試合を進めたことは大きなことでした。
「崩されることもそんなになかったし、最後のところも後ろの対応がすごくよかったと思う。試合の中で形も何度か変わりましたけど、慌てずに、お互いにああしようこうしようという細かいコーチングはしてないですけど、一人ひとりが判断できていたんじゃないかと思います」
しかし最終的に敗戦を喫し、残留に向けてますます厳しい状況になっていることは事実です。
残された3試合を、どんな想いで戦うかは、とても重要になってきます。
「他力ではありますが、まだ望みはある。難しい状況になったけど、サッカーをやることには変わりないと思っています。サポーターもきてくれるし、そういう支えてくれる人たちのためにも、自分たちのためにも、今までどおり、またこの3試合で成長する、結果を出すという気持ちを持ちながらやらなければと思います。今週は1週間空きますけど、本当にいつもどおり、次の試合に向けていいトレーニングをするということを3試合続けていきたい。本当に後悔のないようにやりたい」
練習を見れば分かるとおり、鹿島戦の前と後、グラウンドでは何の変化もありません。変わりなく、サッカーと真摯に向き合う選手たちがいます。
「そういう選手が集まっていると思う。どんな状況であっても、だらける選手は絶対にいないと思うし、そういうところはしっかりプロらしく、最後までやりたいと思います」
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そして、今日は嬉しいお知らせが!
この度、亀川諒史選手がU-20日本代表に選出されました!!
亀川選手にとって、年代別の代表選出は初めてのこと。
U-20日本代表は、11月18日から11月21日の期間、ミャンマー遠征を行います。(U-20ミャンマー代表と親善試合行うため)
「年代別の代表というのは、高校の時からの憧れでした。選ばれてる選手を見てやっぱり名の知れた選手ばかりやなぁと思っていた」という亀川選手。今回の代表選出はかなり驚いたとか。
とは言うものの、今季の開幕戦でのデビュー戦から試合出場を重ね、今や亀川選手らしさを堂々と発揮しています。
「1年目に苦しい想いをして、2年目で試合に出させてもらってますけど、やっぱり試合に出なければ選ばれることはないと思っています。今回のことは少しは自信にもなると思います」
とにかく代表でも、亀川選手のよさを思い切り出してきてほしいところ。
「知らない選手ばかりだし、みんな違うチームでやっていて、チームによってスタイルも違うと思う。それぞれが“自分”をもっている選手の集りだと思うので、チームでやることをみんなが理解した上で、いかに個のよさを出せるかだと思う。自分も個の部分は絶対に見せなければいけないなと思っています」
慣れ親しんだチームとは別の場所での新たなチャレンジです。
「初めてですが、消極的になってしまうと良さはでないと思うし、今回1回選ばれたということで絶対に満足したくない。この年代はリオのオリンピックに繋がる年代なので、そこはずっと狙っていきたいと思います」
貴重な経験を重ね、ますます成長することでしょう。ご期待下さい!