馬入日記
【馬入日記:11月1日】感謝と決意の「絶対J1!宣言 シンポジウム」開催
今日、「絶対J1!宣言 シンポジウム」が開催されました!
「地域に支えられた10年、これからの10年」をテーマに、ベルマーレ平塚から湘南ベルマーレへと生まれ変わってからの10年を振り返るとともに、これからのベルマーレについて語られました。
今回のシンポジウムには、Jリーグ初代チェアマンで、現日本サッカー協会の名誉会長である川淵三郎さんが来て下さいました。
そして存続危機となった10年前に存続に向けて地域への働きかけをして下さった衆議院議員の河野太郎さん、ベルマーレの代表取締役の眞壁潔、進行は産業能率大学の客員教授である西野努さんに務めていただきました。
「10年前、サッカー界のことを何も分からない河野太郎さんと僕とで川淵さんのところへお話を聞きに行ったところから始まりました」と眞壁社長。
親会社の撤退から、クラブがどうなるのか誰にも分からない暗中模索の日々。
「なくしてはならない」という多くの人の想い、決断、覚悟によってクラブは存続しました。
J1昇格争いの真っ只中にいるいまだからこそ、改めてこのベルマーレの10年を検証するということには意義がありました。
シンポジウムは、まず川淵さんの基調講演からスタートしました。
実は大変お忙しいスケジュールの中、主旨をご理解下さり駆けつけていただきました。
豊かなご経験のもと話される講演は非常に興味深いもので、聞く人は何かを考えさせられ、また会場には何度も笑いが起こっていました。
Jリーグの原点が「地域」であったからこそ、ベルマーレはその理念のもとクラブの方向性を定めました。総合型スポーツクラブとしての再出発が湘南が生き残っていく形であり、地域の皆さんの誇りとなる形であろうと考えました。
その理念を強く推し進め、信念を持って伝え続けてこられた川淵さんの言葉には、説得力がありました。
会場には、熱心なサポーターの皆さんやメディアの皆さんなど350人以上の方にお越しいただきました。
「10年を振り返り、いま改めて感謝の気持ちでいっぱいです。この10年は常に皆さんと一緒に歩んできたという気持ちです。経営の安定とJ1復帰の狭間で葛藤しながらやってきました。しかしやはり私たちはJ1に戻らなければいけない。“J1で輝くベルマーレであってほしい”という皆さんの願いを感じるからこそです」と眞壁社長。
「この10年で学んだことは、前向きにやり続けること。苦しくとも少しでも前に進む姿勢がなくてはいけない。成長するために、頑張り続けるクラブでなければ」と河野さん。
Jリーグ36クラブの中で(または他のスポーツ団体を含めても)、他にはない独自のスタイルでクラブを運営しているベルマーレがもつ可能性は無限大です。
「前へ、上へ」と新しい道を切り拓いていくことができるのは、やはり地域とともに歩んでいるからこそである-。改めてそう感じたシンポジウムでした。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!