馬入日記
【馬入日記:10月25日】変わらぬ気持ちで戦う。遠藤選手インタビュー
明後日はアルビレックス新潟戦。台風が迫っていますが、日曜日には問題がなさそうです。
今日は雨の中での練習となりました。
馬入グラウンドもだいぶ寒さが増してきましたが、選手たちは毎日元気にトレーニングに励んでいます。
練習後、遠藤選手に話を聞きました。まず、前節のセレッソ大阪戦について。
「全体的には悪くなかったと思います。ボールは動かされましたけど、ブロックを作りながら、最後のところで守れていた。最初の10分、15分くらいは南野選手と山口選手が裏に抜けるのに対して、杉本選手と柿谷選手が落ちてきて間で受けられて、というところがあったんですけど、途中からそこにいけるようになって、インターセプトできる場面も多かった。自分たちの中で、行くところ行かないところなど、試合の中で判断ができたのでそこはよかったと思います」
失点することなく粘り強く我慢し、徐々に流れを引き寄せて先制点まで結びつけました。
「名古屋戦や浦和戦の時は自分たちのリズムで試合を運んでチャンスを作るという感じでしたけど、セレッソ戦では守りながらワンチャンスにしっかり決められたというのは、ひとつ成長だと思います」
だからこそ、前半を1-0で折り返したかったという悔しさが募ります。
「ブロックを作っていい守り方をしていても、1失点目は少しの隙が出てしまい点をとられてしまった。セレッソは本当に攻撃的なサッカーをしてくるし、ああいう崩しというのは今まで戦った中で一番強かったと思います。本当に90分間、自分たちのディフェンスのオーガナイズは続けなければいけないと感じました」
セレッソの攻撃について感じたことは。
「動き出しに対して、どんどん使ってくる。あまり横に逃げないで、シンプルにプルアウェイなどの動きに、五分五分のボールでも使ってあげてチャンスを作ってくるなと感じました。それが通れば1点だし、通らなければもう一度やる。そういう動き出しに対してシンプルに使ってあげるというところは、僕らも手本にしたいと思いました。やはり点をとるには、そういうところが大事なのかなと感じました」
強力な攻撃陣に対し、ディフェンダーとしての手ごたえを感じる試合でもありました。
「僕個人としては、相手のやり方などを把握しながらここはいけるなとか判断して何回かインターセプトかできたことはよかったと思う。ただ、そこからもっと攻撃に繋げられればよかった。ビルドアップに関して言うと、相手もしっかりブロックを作ってきた中でなかなか崩し切れないところがあった。ここは個人の課題かなと思います」
ただ、遠藤選手の鋭いパスから多くのチャンスが生まれています。
「攻撃になった時は、できるだけ相手の一番嫌なところにパスを出すことを意識しています。もちろん狙いすぎるのはよくないとは思うけど、うまくいかなくてもまた次もチャレンジしようと思っているし、隙があればどんどん前につけていったほうがチャンスになると思っています」
さて、次節は新潟との対戦。
前半戦の対戦の時は0-2で敗戦。遠藤選手はケガから復帰して3試合目でした。
「完全に川又選手にやられた試合でした。動き出しがシンプルで献身さがあるのでディフェンスにとっては恐いところですが、そういう相手の特徴は分かっているつもりです。今度はしっかり抑えたい。出場停止などもありますけど、うちの湘南スタイルはチームの総力で戦うというのが武器。誰が出ても、勝点3をとることができる。らしさを出すべき試合なのかなと思います」
そして、ビッグスワンといえば、2010年に高校3年生だった遠藤選手が初ゴールを決めたスタジアムでもあります。
「あの時はセットプレーの流れで残っていて、ヤマさん(山口選手)のクロスからヘディングで決めました。しかもヤマさんの左足のクロス!(笑) 僕にとっては思い入れのある場所なので楽しみです。勝点3をとって、プラス自分が点をとれればと思います」
新潟戦を含め、残り5試合です。
「変わりなく、僕らは毎試合勝点3をとりにいくという気持ちでやっています。常にGET3の気持ちで、そこを目指してやるべきだと思う。まだ5試合あると考えて、うまくいけば2試合でひっくり返せるものだし、ひとつひとつ勝点3を積み上げることに今までどおり集中してやっていきたいと思います」
変わらぬ気持ちで戦う、目の前の1試合。
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