馬入日記

【馬入日記:10月10日】湘南スタイルを貫く。大槻選手インタビュー

今週末13日(日)は天皇杯3回戦が行われます!
リーグ戦では勝点5差でひとつ上の順位をいくヴァンフォーレ甲府をBMWスタジアムに迎えます。

練習後、大槻選手に話を聞きました。
まずは前節、8試合ぶりのスタメン出場を果たした名古屋戦について。

「しばらく外から見ることが多くて、出ても最後のほうしか試合に出られないことが多かったんですけど、どんな状況であっても自分の役割はあると思っていました。役割という意味では、途中から出る時はこうとか、スタメンの時はこうとか、それぞれにあると思うので、試合に入る時はその役割だけはしっかりイメージをしながら、自分のよさを出していこうと意識していました。名古屋の時はそれが少しはイメージどおりにできたかなと思います」

前半には、永木選手のクロスから決定機がありましたが強烈な左足シュートはわずかに枠を捉えませんでした。

「シュートに至るまでのパスとか崩しがすごくよくて、本当に最後、自分のところで決め切れればと悔やまれます。DFの選手守ってくれて、しっかり後ろから繋いでくれて、あそこまでいけたのに決められなかったというのは本当に申し訳ないです。FWの責任として、DFの選手の気持ちを背負ってシュートを打たなければと、試合に出て強く思った。そこで経験できたことはこれからに活かせると思います」

シュートを決め切るためには…「練習試合とは違った雰囲気だったりサポーターも多い中で、いかに落ち着いて、大事にシュートを打てるかが課題だと思っています。それができれば、もっと上にいけると思う」と課題を課しています。

ただ、チームとして積み重ねてきたものの成長を感じる日々です。

「浦和の時もそうだし、ここ最近本当にいい試合ができていると思います。クリアをするところをボールを繋げるようになったり、一人ひとりがボールにかかわろうとして、やろうとしているサッカーができてきていると思います。それなのに、1点しか入らないことがやっぱり悔しい。本当に最後、ゴールを決めることだけやと思う。それがなんなのかは分からないけど、技術ももちろんなんですけど決めるという気持ちも本当に大事かなと思う。落ち着いて、しっかりシュートを打つ。打たされるんじゃなくて、しっかり自分でコースを見て、狙って打つことが大事だと感じています」

また、中盤やディフェンスの選手から「前線のプレッシャーが効いていて助かる」という声を度々聞きます。

「湘南のサッカーは前からプレッシャーをかけるのが本当に大事で、それがあるからディフェンスもコンパクトにできると思う。僕らがプレッシャーにいかなかったら“湘南スタイル”はできないという気持ちもあるし、プレッシャーによって全体にリズムができると思う。相手がどこであっても、前からどんどんいくサッカーができれば湘南のリズムになると思います」

相手がどこであっても、勇敢に戦う姿勢が見られます。

「最初に相手のことを考えてしまうと萎縮してしまうかもしれないので、普段練習でやってることを出すだけだと思っています。普段から厳しい練習をしているし、そこはホンマにみんなが自信をもっているところ。相手をみるんじゃなくて、練習でやってきたことを出そう、と。試合前から練習でやったことをしっかりイメージして入るようにしています」

残されたリーグ戦は、6試合です。

「ブレることなく湘南のサッカーができれば必ずいい方向に向くと思う。何を言われようと自分たちのサッカーをする。1日1日の練習から大事にして頑張りたいと思います」

まずは天皇杯3回戦に向けて。そして、熱戦続くリーグ戦へ。
引き続きのご声援、よろしくお願いします!