馬入日記

【馬入日記:10月9日】「チームと自分を信じてやるだけ」梶川選手インタビュー

 2日間のオフが明け、今日からまた新しい1週間がスタートしました。
今日の練習は2部練習。厳しいフィジカルトレーニングも、みんなで元気に乗り越えました。

先週末の名古屋戦、積極的にボールに係り、シュートにクロスにと貪欲にゴールを狙い続けた梶川選手。
名古屋戦を振り返って話を聞きました。

「僕自身は久々のスタメンでした。ずっと出たいという想いもあったし、とにかく攻撃で多くボールに絡んで、決定的な仕事をしようと思って試合に入りました。積極的にはプレーできたと思いますけど、決めなければいけない場面で決め切れなかった。前半にあったビッグチャンス、あそこを決めていたら、もしかしたらもっと点が入って楽な展開になったかもしれないですし、そういうところが甘い。まだまだやらなきゃいけないと思っています」

ビッグチャンスというのは、遠藤選手のクロスにダイレクトで放った強烈なシュートの場面。楢崎選手のビッグセーブに阻まれました。

「本当に決定的だったのでもっと冷静になるべきだった。枠に入れることを一番意識して蹴って、コースは狙ったところだったんですけど、ボールスピードがもっと速いか、逆にもう少しゆっくりにしてもよかった。ゆっくりであればキーパーがもっと戻っていたと思う。戻り切る前だったので手が出たんだと思う。その瞬時の判断はまだ甘いということだと思います」

立ち上がりから攻撃のリズムを作り、幾度も幾度もゴールへ襲い掛かりました。

「前半は本当にボールに多く絡めたかなと思います。でも後半は消えていた時もあったので、自分の持ち味を90分通して出せるようにならなければ。そうじゃないと使いにくい選手になってしまうと思うので、もっともっと、長い時間、チームにいいリズムをもたらすことができるようになりたい。その中でも、やっぱり得点に絡むプレーを常に心掛けてやっていかないといけないと思います」と梶川選手。自身に対しては、満足する想いは微塵もないようです。

しかし、溌剌とプレーする選手たちからは、自信と成長をはっきりと感じることができます。

「まだミスが多い試合もあるけど、うちが主導権を握る試合が増えていると思います。守備もそうですけどこっちから仕掛けていくとか、ボールを持つことも最初の頃より確実にできていると思います。最初は少し相手を見てしまったところもあったと思うけど、今はそういうこともなく、自分たちらしくやろうという姿勢が毎試合出てると思います。浦和戦や名古屋戦のように、ああいう試合をすると、このチームは絶対J2に落ちたらダメだなっていうことを感じます」

特にここ最近、「湘南のサッカーは面白い」という声が、本当に多く聞かれます。

「相手によっては、サッカー面白いと思ってやってるかなって思うような時もあるけど、湘南の選手は絶対に、みんなやってて面白いと思ってやっています。それは練習からそうなんですけど、本当に成長しようという気持ちでみんなやってるし、その意欲は絶対に負けてないと思う。だからこそ、そういうチームが絶対にJ1に残って戦わなければいけないと思っています」

痛いほどに感じる勝利への想い。改めて残り6試合への気持ちを聞きました。

「マックスで勝点18をとることができる。本当にとらないといけないと思うし、とるべきチームやと思う。上位との対戦がまだまだ残っていますけど、こういうサッカーを続けていけば、足りない部分が多くあった中でも本当に成長してきたと思うので、これからも続けて、最後に笑いたい。そこはチームと自分を信じて、やるだけかなと思います」

残り6試合。覚悟をもって臨みます。

※今週末13日は天皇杯!
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