監督・選手コメント
J1第25節 鳥栖vs湘南 試合後監督・選手コメント
【監督コメント】
●曺監督 総括
お疲れ様でした。
ナイトゲームでしたが非常に気温の暑い中、タフなゲームになりました。
土曜日の夜という時間で、サポーターの方は今日はもう帰れないと思うのですが、我々を最後まで後押ししてもらった皆さんに、勝点3を届けられなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
またいまピッチに立った選手も、ベンチの選手も、湘南に残っている選手も含めて、僕がやりたかったことはほぼ彼らの中で遂行してくれたと思うので、最後の失点がとか、皆さんが思われることはたくさんあると思いますが、彼らを責めるつもりはまったくなくて、僕がそこの勝点3をもってこれない自分の甘さがあるなと思って、試合終了後から今の時間まで、ずっと同じ気持ちに苛まれています。
ただ、いま控室で話してきたんですけど、笑われるかもしれませんが我々はあと9試合で勝点27とれると。27とれるための、次の1試合に対して全精力を注ぐ。それがもし成しえなかったら、24とれるという中で、前向きにやっていくしかないと思いますし、我々のプレーしている選手たちはみんなチームのことを考えて前向きにできる選手たちだと思いますので、その27に向かっての、ひとつひとつのプロセスを、明日からしっかりまた積み上げてやりたいと思います。
ユンちゃん(監督)がつくったタフなチームに対して、僕自身は真っ向から挑んだつもりなので、鳥栖さんには心からおめでとうございます、という気持ちですし、またこれを学んでいいチームになっていかなければいけないという気持ちです。
※質疑応答なし
●尹監督 総括
今日も多くの声援のおかげで、力を出せたことに感謝したいと思いますし、選手たちもよい準備をした中で、ゲーム内容も結果もいいものをもたらしてくれたことにも感謝したいと思います。
今日は守備的な相手に対して、前半からチャンスを作ったが最後のところで決定力が出せず、思った以上に攻めあぐねた部分もあったが、それでも最後に勝てたということに対して満足しないといけないと思います
●尹監督 質疑応答
–残留争いの相手である湘南から勝点3を取れたということに関しての感想は?
今日、勝ったことで3ポイント加わったということは、単なる3ポイントというだけでなく6ポイントに匹敵するくらいの大きな勝ちだったと思いますし、これにより少しだけ余裕も出せることで大きなことかと思います。
–後半に攻め込まれる部分が多かったかと思うが、選手にはどのような声掛けを行ったのか?
そこは、うちがリードしたところで攻め込まれるというか、相手もロングボールを蹴り込んできたところで点を取りに来るということは当然のことで、その中で選手たちがしっかりとした意識を持って防御してくれたと。私から特段何かを言うことなく、対応してくれました。
–サイドの選手に対する評価を。また早い時間で交代した岡田選手の状態は?
岡田に関してはケガによる交代で、代わった清武も久しぶりの試合だったが、非常によくやってくれたと思います。彼だけでなく、野田も天皇杯で怪我から復帰して、その流れでいいパフォーマンスを見せてくれました。100%には満たないがい働きをしてくれたと思います。
【選手コメント】
●永木亮太
鳥栖さんが前半の最初から、前からきたので少しペースを握られたところはありましたけど、でもしっかりブロックを組んで、クロスの対応も、中に大きい選手がいる中でもしっかりできていたと思います。最後、自分たちのミスでやられてしまいましたが、90分通してしっかりファイトできたと思うので、次に繋がる試合だったと思います。
なかなかセカンドボールが拾えなかったところがあったと思います。なかなか難しかったんですけど、我慢してワンチャンスを狙って、という試合の流れになっていたのでそこを狙っていたんですけど、決め切ることができなかった。
本当に勝ちたかったので、悔しいです。甲府も勝ちましたし、かなり痛い敗戦だと思っています。でも、下を向いても仕方ないので、この内容を維持していけば、チャンスもくると思うので、しっかり足元見ながら焦らずにやっていきたいと思います。
●高山薫
曺さんから雰囲気にのまれないで落ち着いてやれと言われていたんですけど、前半は“全部前にいかなきゃ”みたいに、気持ちが少し焦ってしまう部分がありました。後半はそういうのが抜けて落ち着くようになりました。
自分としてはもう少しチャンスを作りたかった。チャンスがいつもより少なかったし、相手も攻めてはきたけど、恐いとか驚かされるという感じはなく防げていたと思う。その分もっと自分たちが決定機を作らなければいけなかった。前半チャンスがない中でも、後半にしっかり切り替えてやれれば大きなチャンスにもなるので、やっぱりそこで1点とりたかったです。
あと9試合しかないし、とれる勝点も決まっているので、去年から言っている「GET3」にしっかり立ち返って、相手がどこであれ勝つことしか考えないで、1試合1試合戦うこと。本当に結果だと思うので、今できる自分の100%を試合にしっかり出せるようにしたいと思います。
●大野和成
いつもどおりコンパクトフィールドを意識していました。相手がロングボールが多いことは分かっていたので、それに食いつきすぎてラインをズルズル下げるより上げてけん制したほうが相手のFWも戻ってこなければいけないし、そういう駆け引きをしようと思っていました。そんなに危ない場面はなかったですし、90分、DFライン3人でのラインの上げ下げというのはよかったと思います。
相手は縦パスを入れてこなくて、サイドに展開してのクロスが多かった。サイドにいったらマークを掴むことを確認しながらやっていました。押し込まれていても、みんな体を張れて守れていたと思います。
得点という部分では、今日の試合はチャンスらしいチャンスを作れなかったので、そこはまだまだだと思います。相手もけっこう前からきていたので受けてしまったところもあったので、もう少しワンタッチとかで剥がせればよかったのかなと思います。すごくハードワークしてきたし、前半とか受けてしまったので少し押し込まれたかなと思います。
もう負けられないし、先を見据えると言うよりは、本当に1試合1試合、チームひとつになってやっていきたいです。
●菊池大介
集中はしていたし気持ちも高ぶっていたんですけど、前半の入りは個人的にはよくなかったと思います。そこで思うような自分のフィーリングがなく、とられるシーンもあって、チームに迷惑をかけていたので、なんとか取り返そうという気持ちでした。点もなかなか動かない状況だったので、なんとかゴールという形を作りたいという気持ちでやっていたんですけど、もっとチャンスに絡んでいく質だったり量だったりがなければいけなかったと感じました。
チャンスを作ることはある程度できましたけど、それ以外のボールを収めるところだったり、前線で後ろの選手が楽になるような守備をすることなど、今日に関してはもう少しできたんじゃないかという気持ちです。結果もそうだし、個人の出来に関しても悔しいです。
(ファールで止められてもイライラせずにやり続けていたが?)そこは自分の仕事だと思っているし、試合前からそういう熱い戦いになることは分かっていたので、そこで集中が切れてしまうことはなかったです。でも結果が出ていないので、悔しいという感じしか今はないです。
(残り試合に向けて)曺さんからも、残り9試合で最大27ポイントしかとれないけど、その27ポイントを本気でとりにいくぞという話があったし、本当に、選手たちが全部勝つ、全部勝ち取るというつもりで戦わなければいけないと思う。例えば自分だったら、高校生からベルマーレに入ってお世話になった気持ちとか、育ててもらった気持ちとかを表さなければいけないと思っています。ベルマーレというチームのために、本当に練習からやらなければいけない。本気で残り全部勝つつもりでやろうと思います。
●遠藤航
相手はロングボールが多かったし、そこに対しての対応というのは、最後の失点のシーンだけだったと思う。あの失点は誰も責めることはできない。強いて言えば僕が触れればよかったとは思いますが。
全体的にもう少しボールを動かせればよかったと思いますけど、内容は悪くなかったと思うので、下を向かずにやっていきたいと思います。
(集中を切らさずボールに執着していたが?)そうですね。お互いに気の抜けないところで、球際で負けないことは試合前から意識していました。そういう争いでしっかり戦えたことはプラスになると思います。
もう周りが勝った負けたということよりは、自分たちが目の前の試合に集中していくべきだと思うし、しっかり前を向いてやるだけかなと思います。