【馬入日記：9月12日】永木選手インタビュー「ベルマーレの未来は10試合に」

今週末はサガン鳥栖との対戦！（14日19:00キックオフ）
2週間ぶりとなるリーグ戦。今週、来週と九州2連戦です。

練習後、永木選手に話を聞きました。
まずはホームでの熱戦となったベガルタ仙台戦を振り返って。

「仙台戦の前の柏戦で不甲斐ない試合をしてしまった。自分としてもいつもやれていることができなかったり、チームとしても頑張れるところで頑張れなかったりということが多くなってしまって、ああやって大敗してしまったと思う。仙台戦では、少し原点に戻るというか、みんなが走って、守備でも粘り強く身体を張って、攻撃も手数をかけないで前に攻めるという、うちの一番いいところを少し忘れがちだったので、そこはかなり意識して臨みました。結果、試合運びもうまくいったしスコアにも繋がったのでよかったと思います」

天皇杯の試合後、岩尾選手が「仙台戦で亮太がすごく気持ちの入ったプレーをしているのを上で観ていて、感動したというか刺激を受けた」とコメントしていましたが、まさしく気持ちを前面に出したプレーでチームを引っ張っていました。

「自分としてもキャプテンをやらせてもらってるし、気持ちが前面に出たプレーを見せなければいけないなと思っていました。チームみんなでミーティングをしたり、みんなの気持ちを聞いて、本当に一人でもサボってしまったら勝てるチームじゃないので、まずはそういうところをしっかりやっていかないといけないと思った。自分がまずそういう姿を見せることで、他の選手も活気づいてくれたらなという気持ちもありました。そこがうまく出たんじゃないかと思います。気持ち次第で、結果まで左右するんだと思った。分かりにくい小さなプレーも、真面目にやらなければ勝てないということは改めて感じました」

ただ、ここで「でも」と永木選手。

「でも、ここで次負けてしまったら、今までと同じ。今シーズン、まだ連勝できていないし、2試合続けて勝点を奪えていない状況。ここから成長していくには、次の試合が一番大事だと思っています。この間の試合がよかったからって、自分たちの原点の気持ちを忘れたら同じことの繰り返しなので、しっかり意識してやっていきたいと思います」と。

今週、来週は九州アウェイ2連戦。勝点が近いチーム同士の重要な試合が続きます。

「厳しい戦いになると思うけど、この2連戦が今シーズンを左右すると言ってもおかしくないし、それくらいの気持ちで戦いたい。勝点が近い相手なので、ここでしっかり叩いておけば、自分たちが優位に進められると思うので、全部大事ですけど、特に大事な2試合だと思います」

3月からここまで戦ってきた24試合のうち、出場停止を除く23試合に出場してきた永木選手。チームの成長を感じているでしょうか。

「成長を感じるし、まだまだ成長できるとも感じる。もちろんまだまだだな、とも。でもその中でも着実に成長しているという実感があるからこそ、ずっと上でやっていたいし、もっと強くなりたいと思う。本当に今シーズン、絶対にJ1に残らないといけないと思っています。2010年と一緒で、また上がるというもの大変なことだし、チームの成長も止まってしまう。もっと強いチームになるためには、今シーズンの残り10試合が大事だと思っています」

覚悟を感じるような、キャプテンの言葉。
成長の実感があるからこそ、このステージで戦いたいと強く思っています。

「ベルマーレの未来は10試合にかかってると思う。みんながチームを忘れないプレーをすること。個人的には勝点3に直接は繋がらないような小さなことも、全力でやってチームを引っ張っていきたいと思います。細かな部分でレベルアップもしていきたい。残り10試合でチームも自分も成長できて、J1に残れるように頑張りたいです」

残り10戦、気持ちを込めて。
アウェイが続きますが、熱いご声援、よろしくお願いします！