馬入日記

【馬入日記:6月27日】貴重な経験を経て、さらなる成長を。ハングギョン選手インタビュー

ワールドカップアジア最終予選を戦う韓国代表のメンバーに選出され、厳しい予選を戦い帰ってきたハングギョン選手。
今週からチームに戻りトレーニングに合流しています。

ハン選手はついにA代表デビュー!レバノン戦でスタメン出場を果たしました。

「代表に選ばれること自体、光栄なことだし、ワールドカップ行きを決めたそのチームにいられたことは本当に光栄に思っています。代表のユニフォームを着て、入場をして国歌斉唱をして…と今までずっと想像してきた姿という意味でいえば感激しました。ただそれが、ホームだっただったらさらによかったけれど」とハン選手。

レバノン戦では前めのポジションでプレーしたそうです。しかし、プレー自体は納得のいくものではなかった、ということ。その後続く2試合では出場機会を得ることができず悔しい想いは募ります。

「スタジアムの外では銃声が聞えたり、戦車が待機していたり、ゲームに集中できる環境ではなかった。でも、何より自分の能力が足りなかったと思う。どんな環境でも力を発揮できなければいけない」とハン選手。

最終的に、韓国代表は最後のイラン戦で敗れるも得失点差で上回り、ワールドカップ出場の切符を掴むことができました。

「昔はアジア予選といえば、実力差が出る試合が多かったと思いますが、最近ではその実力差がなくなって、簡単に勝てるゲームがなくなってきてると感じます。今回、本当にいい経験をさせてもらったと思っています」

様々なことがあった濃い半月間を振り返り、学んだことは…
「いつも感じていることなんですけど、“準備をしなければ失敗する”という言葉があって、まさにそのとおりだなと感じました。代表に選ばれるということは、サッカーがうまいということだけではない。精神的な準備をすることの大切さを痛感した。大変なプレッシャーやストレスの中でも、やっていくことができる精神的な強さが必要だと改めて感じました」と。

チームに戻り、日々溌剌とトレーニングに励むハン選手の姿があります。
7月6日のリーグ戦再開に向け、さらに成長した姿に期待したいところ。

「代表に入ったからと言ってサッカーがうまくなったわけではないので、自分が自分がと、自分のよさを見せようということではなくて、むしろチームメイトのよさを引き出すようなプレー、犠牲の精神が必要なんじゃないかなといつも思っています」

常に揺らぐことなく語るその姿勢。
引き続き、ぜひご期待下さい!

 
さて、30日(日)はいよいよBMWスタジアムにて福島ユナイテッドのホームゲームが開催されます!

本来は福島で行うホームゲームなのですが、震災以降の風評被害払拭のために、関東での試合開催で“福島の元気”をアピールすること、また多くの県外避難者の皆さん(関東にたくさんの方が避難していらっしゃるそうです)を招待し交流を図ることを目的に開催いたします。

また、ご存知のとおり福島には現在、吉濱遼平選手、白井康介選手という2人の選手がベルマーレから期限付き移籍により所属し、プレーしています。そして福島の時崎悠監督は元ベルマーレの選手でもあります!

そういったベルマーレとの強いつながりもあるチームがBMWスタジアムで試合を行います。ぜひたくさんの方にスタジアムで応援していただけることを願っています!

そして、試合前(10:30より)には、ぜひ場外にて福島の物産販売や観光PRが行われますので、フードパークエリアへお立ち寄りください!

写真の大野選手が手にしているのはベルマーレと福島ユナイテッドのコラボタオルマフラー!限定コラボグッズとして、タオマフとユニフォーム型キーホルダーが販売されますので、ぜひチェックを!

※詳細はこちら
http://www.bellmare.co.jp/83796