馬入日記

【馬入日記:6月9日】鎌田選手インタビュー&ベルマーレファミリーでBBQ!

練習が再開してから、これでもかというくらいのフィジカルトレーニングが続いていますが、昨日ついにボールを使ったトレーニングが行われました!
「久しぶりにボールに触った!」「サッカー選手に戻った!」と選手たちは喜んでいました。
とはいえ、苦しくともフィジカルを鍛える練習の大切さは一人ひとりしっかりと感じているところです。

「しんどいですけど、なんとか乗り切れてます。ユースの時代を思い出しながら(笑)」というのは鎌田選手。

鎌田選手が高校生の時、ユースの監督を務めていたのは曺監督、そしてフィジカルコーチは西形コーチだったのです!

「僕がユースの2年の時に曺さんが監督になったんですけど、曺さんになってから、練習でめちゃくちゃ走るようになったんです。最初はみんなで文句を言っていたけど、そのうち試合で結果が出るようになった。90分間、誰も足がつらなかったり、まだまだ走れるという試合ができるようになった。ユースを卒業したメンバーは、あの時やっておいてよかったって誰もが言います。そういうことを考えたら、いまの苦しい練習をどれだけポジティブに捉えることができるかが、チームにとっても個人にとっても大事なことだと思います。どんな試合でもきつい場面はあると思うけど、そういう時に歯を食いしばって、前に進めるかということも、今の練習で鍛えられているところだと思う。だからいま、いい練習ができていると思います」

シーズン前のキャンプよりも確実にキツイという今のトレーニング。
みんなで声を掛け合い、乗り越えています。

「やっぱり何が必要かって考えると、ラスト15分を走り切るというところだと思う。僕自身もさらにもう一段階、上に行かなければいけないと思っています。自分自身で限界を決めないで、どんどん自分のできることを伸ばしていきたい」

中断前までの13試合のことはどんな風に感じているのでしょうか。

「僕自身、スタートで足踏みしたところもあるのでもったいなかったなという期間があった。最後のほうに出せたプレーが最初から出せなかったということは悔やんでいるところでもあります。今季このあと、どれだけ巻き返せるか、チームのためにどれだけできるかというところは大事だと思っています。去年も苦しい時期はあったから、その時を思い返してやっていかなければと思います」

また、戦っていく中でのチームの変化も感じるところ。

「もう少しピッチの上での厳しさが必要だと感じるところもありました。まとまりはあるけど、去年は厳しさがあったうえで一致団結して、本当に同じ方向を向いていたと思う。今年は結果がついてこなかった時は少し元気がなくなったり、ゲームに対してみんなが同じ方向を向いていたかというと、鹿島の試合まではそうではないところもあったと思う。鹿島戦から変わることができた。みんなの試合に対しての気持ちが強くなったのもあると思うし、ひとつのプレーに対しての責任感も強くなった。試合に出るメンバーがメンバーに入ってない選手の気持ちも考えてプレーすることなども含めて、みんながチームに対して、“自分がやらなければいけない”ということを考えながらできたのが中断前の何試合かだったと思う」

あと一歩という好ゲームが続く中、しかし鎌田選手は勝ち切ることができなかった悔しさのほうを強く強く、感じていました。

「いい試合だったねで終わるのか、FC東京戦の時のように勝って終われるかというのは全然違う。負けた試合の後で“内容はよかったけど”とか“惜しかったね”と言われるのが、実は一番しんどかった。そこをなんとか踏ん張りたかったし、勝点に結びつけるためには、もっともっと決定機を増やさないといけない。守るべきところではもっと踏ん張らないといけない。そこ止まりにならないように、どうにか打開していきたい」

FC東京戦のような、勝ち切る試合を、すべての試合で成し遂げたいところ。

「先制してひっくり返されたけど、またひっくり返した。いい形でとれたわけではないけど、あそこでひっくり返せるメンタリティと能力はあると思う。その後の大宮と広島でそれができなかったことは本当に悔しいところだけど、絶対できると思ってるし、あと少しの差を確実に埋めることが必要。そのための、いまの貴重な中断期間なので、他のチームも同じように練習しているけど、うちがこの期間で成長する幅を大きくして、再開後の最初、いかにスタートダッシュできるかだと思っています」

7月のJ1再開までの1ヶ月。
きっと、あっという間に迎えることになりそうです。

「余力を残さないで出し切る、というのがうちのスタイル。中断前は試合が多かったこともあって、どうしても疲労があったり次の試合のことを考えてしまうこともあったけど、これまで以上に“GET3”という言葉を頭に入れて力を出し切りたい。うちのよさは、見てくれている人の心に響くサッカーをすることだと思うし、どんな相手でもうちのサッカーをして、GET3を掴んでいきたい。そのために、この期間で一人ひとりが強くならなければいけないと思っています」

意識高く取り組む日々。
ハートも鍛えられています!

 
ところで。

今日は練習後に、選手、スタッフ、フロントスタッフ、そして家族とベルマーレファミリーが大集合して、バーベキュー大会が開催されました!

快晴のもと、湘南の海岸で行われたバーベキューはみんなの笑顔が弾ける楽しい時間!
一致団結してまた頑張ろう!とみんなで誓ったのでした。