馬入日記

【馬入日記:6月3日】練習再開!「チームビルディング」で勇気・団結!!

中断期間に入り、チームは1週間のオフを挟み今日から練習を再開しました!
リフレッシュした選手たち、元気に集合しました。

でも!馬入に集合したわけではありません!
練習再開初日の今日は…
いつもの馬入グラウンドではなく、なんと南足柄の山の中へ。
今日のトレーニングはサッカーではなく、「チームビルディング」と言われる特別なプログラムを実践しました。

※プログラムの写真をたくさん見ていただきたいので、今日はいつもと違うスタイルで馬入日記をお届けします!

さて、南足柄の山の中で何が行われたのかと言うと…

様々なアトラクション(=課題)に取組み、チームで協力して課題を解決していくというトレーニング。

身体を使うことはもちろんのこと、頭も使い、さらに勇気を出して取り組んでいくプログラムの数々。
その中で、仲間との絆を深めること、目的を達成するためにはどう行動すればよいのか…といったことを全員で考えました。

朝8時30分からスタートしたプログラム。

今回、お世話になったファシリテーターの皆さんの誘導のもと、まずはウォーミングアップ。
写真の猪狩選手が決めた掛け声「センス!!」(←意味は不明!)をみんなで叫んでいます。

やっていくうちにどんどん盛り上がり…おそらく、小学生か中学生くらいの元気のよさ&テンションの高さだったと思います!

「後だしジャンケンです。皆さんは勝って下さい!」「今度は負けて下さい!」「次は両手です!」など、めまぐるしくかわる指示のもと、ジャンケンで頭をフル回転!

そして様々な条件で3人組、4人組、5人組…と次々とグループを作りました。「靴をどっちから履くか」「歯をどこから磨くか」「100万円もらったらどうするか」などなどのお題に、「オレ右!」「オレは前歯から!」「貯金貯金!」と大騒ぎ。

そのグループで再びゲームをし、そこから全体を3つのチームに分けていきました。

チームができたら、ガムテープに名前を書いて(お互い書いてあげて)、練習着に貼ります。改めて自己紹介をし、さらにボールを投げ合って名前を呼び合いより結束を深めていきました。

そして!新たなプログラム。

10メートルほどの距離に、缶でスタートとゴールを作り、円形の筒を半分にしたものを一人ひとりが持ちます。筒を半分にしたもの同士を繋ぎ合わせ、スタートからゴールまでビー玉を運ぶという「パイプライン」というプログラム。
ゴールまで運んだら1点、途中で落としたら1失点。

これがまた…大盛り上がり!!

最初は3チームとも、なかなかうまくいきませんでした。

でも、どうしたらうまくいくのかを考え、意見を出し合い、改善していきました。

決められた時間の中でチャレンジを繰り返し、積極的に「こうやってみよう」「こうのほうがいいんじゃない」と話し合う度、どんどんよくなっていきました。

最初は盛り上がっているだけだった選手たちも、いつしか超真剣モード!

実はこの写真のチーム、最初は1点も入れられず失点ばかりしていましたが…
ミスに対してネガティブなことを言うのではなく、ポジティブなことを発するように転換すると…どんどん得点を重ねていきました。

得点をした時の、この嬉しそうな表情!

このプログラムの経験をふまえ、みんなで話し合いをしました。
「ゲームに勝つためにはどうしたらいいのか」がテーマです。

ビー玉を運ぶ「パイプライン」と「サッカー」。
気持ちの上では通じる部分が多々あったのです。

まずはチームごとに話し合いを。
「ミスをした後、切り替えることの大切さ」「仲間の行動をお互いがどう受け入れるか」「ミスをした本人が何を思うべきか」「立ち上がりを改善するにはどうしたらいいか」「ひとつのビー玉(ボール)をいかに大切にできるか」…などなど。

そして、チームごとの意見を、今度は全員で話し合いました。

さらにその意見や想いを模造紙に書いてまとめました。

そして次なるプログラム!!

これは本当に、思いっきりアドベンチャーでした!
なんと、命綱をつけて木でできた高い高いポールを登っていき、そこからジャンプをして空中ブランコに飛びつく!というもの。

これには…
さっきまで元気いっぱいだった選手たちも、いきなり緊張モード!
特に高所恐怖症の選手は、ソワソワそわそわと歩き回って落ち着かない様子!

でも!
勇気を出して飛びました!(右上の写真は宇佐美選手。お見事!)

命綱を持つのは、チームメイト。
決まり文句は…
「準備はいいですか?!」「いいです!」
「委(ゆだ)ねます!」「支えます!」
「行ってきます!」「行ってらっしゃい!」
というもの。(必ず全員が言います)

そして飛ぶ直前には
「どんなチームにしたいか」
「そのために自分は何をするのか」を必ず宣言するという決まりになっていました。

こちらはキリノ選手!

宇佐美選手のチームとはまた別で、キリノ選手のチームがチャレンジしたのは、登った木のポールの上(何もない!)に足の力だけで立ち、そこから空中ブランコへ飛ぶという、さらにすごいもの!

キリノ選手は、意気揚々と登っていきましたが、狭いポールの頂上に立つときはさすがに怖かった様子!
下で命綱を持つ選手たちが何か喋っていようものなら「喋ってないでちゃんと綱持ってて!」と叫んでいました。

でも、思い切りジャンプし、降りてくる時はご覧の表情!

こちら命綱をもつ選手たち。
命綱を持つと共に、励ますという大事な役割も。

さらに右上の写真のように…
ロッククライミングにチャレンジするチームも!
かなり高い塀を必死に登っていきました。こちらも相当勇気がいります。
写真は、頂上に到着した鎌田選手が「宣言」をしているところ。

そして注目は…
キャプテン・永木選手!

高いところは苦手だったようで、登る前から顔色が白くなっていてみんなに励まれていましたが…
素晴らしい勇気!
頂上で立ち上がるまで時間がかかりましたが、見事自力で立ち上がり、ジャンプ!チームメイト、大拍手!

それにしてもすごい高さです。

 
こちらは大トリで登った中川選手と、見事な飛びっぷりの梶川選手(右の写真)。

二人とも背が小さいのでブランコまでが遠くなるのですが、そんなことは言い訳にせずアグレッシブにチャレンジしました。

ちなみに宣言では…
「このチームは最高のチームなので、絶対に勝点3をとる!そのためにできることを全力でやる!」
「俺たちはこんなもんじゃねぇ!勝つぞーー!」
「誰よりも走ってチームを助ける!」
など、選手たちは想いを込めて、叫んでいました。

お昼の12時30分まで、みっちり4時間のプログラムはあっという間でした。

身体と頭と心に、刺激的なトレーニング。
選手たち一人ひとり、様々なことを感じた有意義な4時間でした。

お世話になったファシリテーターの皆さん、ありがとうございました!(→ 南足柄PAA21 http://www.paa21.co.jp/ )

※尚、今日の様子を少しだけ動画で配信中。公式Facebookページでご覧いただけます!