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2009Jリーグ ディビジョン2 第43節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第43節
2009年10月3日(土)16:03キックオフ 平塚競技場
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2 前半 0 1 後半 1 |
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78 >> 81 | 勝点 | 35 >> 35 |
12分 17 菊池 大介 38分 34 田原 豊 73分 オウンゴール |
得点者 | 54分 10 川原 周剛 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 21 | 真子 秀徳 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 3 | 玉林 睦実 | 2 |
1 | ジャーン | 3 | DF | DF | 5 | 木村 允彦 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 6 | 野本 安啓 | 0 |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 50 | 野田 紘史 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | DF | 36 | 竹田 忠嗣 | 0 |
2 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 11 | 喜山 康平 | 1 |
0 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 48 | 青木 孝太 | 2 |
2 | 菊池 大介 | 17 | FW | MF | 8 | 保坂 一成 | 1 |
1 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 17 | 妹尾 隆佑 | 3 |
1 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 46 | 三木 良太 | 2 |
– | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 1 | 李 彰剛 | 0 |
– | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 31 | 大島 翼 | – |
0 | 猪狩 佑貴 | 28 | MF | MF | 14 | 小林 優希 | – |
0 | 鈴木 修人 | 40 | MF | MF | 10 | 川原 周剛 | 2 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 20 | 武田 英明 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 5,872人 [天候] 曇、弱風 [気温] 24.2℃ [湿度] 59% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 福島 廣樹 [主審] 木村 博之 [副審] 岡野 尚士 [副審] 相葉 忠臣 [第4の審判員] 大塚 真 [記録員] 岩崎 洋
島村選手コメント
慣れないポジションで戸惑うこともありましたが、雄三さん(田村)やジャーンさんなどずっと出ている選手が常に声をかけてくれたのでマークの受け渡しなどもやりやすかった。
1失点は悔やまれますが、とにかく勝つことができてよかったです。
3点目は自分も決めるつもりで飛び込んだのですが、触れなくて残念です。
(次は今季相性の悪い徳島が相手だが?)徳島戦にはこれまで僕は出ていませんが、僕との相性はいいと思うので頑張ります。
菊池選手コメント
まずはチャンスを下さっている人たちに感謝しています。なんとかゴールを決めることができてよかった。
(昨年から伸びたところは?)前に向かって走るところと、ディフェンスの場面はまだまだ課題がありますが、ディフェンスの意識を高く持つようになったので、そういう面でもチームに貢献したいと思ってやっています。
J1で戦いたいので、チームのために走り、得点を決めて、これからも貢献していきたいです。
田原選手コメント
気持ちを込めてシュートを打ちました。
(ゴールについて)自分自身、ケガをして長く休んでいたし、チームも波に乗り切れていなかったので、この1点で乗っていけたらいいと思います。
今日はいい結果で終われてよかった。この流れを断ち切らずに、これからもいいゲームをして、勝点3を積み重ねていきたいと思います。
鈴木修人選手コメント
今日は祐也(中村)や大介(菊池)、シマ(島村)がスタメンに入って、若い選手が頑張っていたので、自分も刺激を受けました。
(オウンゴールを誘ったFKについて)結果を出すことができてよかった。誰にも触られなければそのまま入ったかなと思いますが。
決まった瞬間は、反さんに抱きつきにいきたかったんですけど、みんなが抱きつきにきてくれました。
2-1の状態が続くと苦しくなるので、1点を加えることができてチームを少し楽にできたことはよかったです。
いつも言っていますが、J1昇格が最低条件だと思っているので、監督も言っていましたがこれからは毎試合が決勝戦だと思って、厳しい戦いを勝ち抜いていきたいと思います。
坂本選手コメント
大介(菊池)や島村、修人(鈴木)などをはじめ、なかなか出られなかった選手が結果を出したことは、本人たちがしっかりとトレーニングをしてきたからだと思う。
ピッチの中で特別気にかけたわけではないけど、自分が率先して積極的にプレーすることを意識しました。そういうプレーで感じてもらって引っ張っていけたらと思っていました。
前節の負けで悔しい思いをして、それを受けて今日はホームで恥ずかしい試合は絶対にできないと思っていた。そうやって気持ちを入れて戦えるのはこのチームのよさだと思う。これまでみんなで積み上げてきたものだしなくしてはいけないところだと思います。
本当に次はない、常に決勝戦だという気持ちで戦っていきたい。僕自身、今日も次のことを考えずに全てを出し切るつもりで走りました。
残り8試合というよりも、次の1試合しかないという気持ちで戦う。徳島戦(7日@平塚)までは時間が短いですが、いい準備をして臨みたいと思います。
田村選手コメント
立ち上がりは高い位置からプレスをかけて湘南らしいサッカーができましたが、後半の前半は少し守りに入るようなところが出てしまい、3-1というスコアでしたが自分としては素直に喜べる内容ではなかった。
苦しい時間にもう一歩、二歩いけたんじゃないかと、今振り返って感じています。もう1点をとりにいくという時に、相手を上回る姿勢で戦わなければいけなかった。自分のところでも、もっと球際を激しくいき相手の攻撃の芽を潰せたらよかった。
岡山 手塚監督 試合後コメント
総評
3失点して負けたわけですが、前節早い時間に失点してしまったので、今日、選手たちにはゲームの入り方と、いい守備をしていい攻撃に繋げようと話して臨みました。入りはいいと見ていましたが、1本のクイックのフリーキックから立て続けに2回ピンチを招いて、そこからリズムがまったく変わってしまった。集中力を持続できないなかからリズムを失ってしまったという前半だったと思います。
後半は人を代えてキックオフからたぶん5本目ぐらいのシュートで川原が入れたと思いますが、いいリズムで攻めて2-1にしたところでもう少し辛抱する時間が必要だったと思いますが、リスタートから3点目を失ってしまった。なかなかそこから追いつくのは難しい内容のゲームになってしまったと思います。
質疑応答
-自滅して失点したという印象を受けるが、どのように受け止めているか?
3点とも痛い失点でしたが、今日のゲームプランから考えると1点目のやられ方、そういうリズムになったところがまだまだ足りなかったという風に思っています。
-3失点したが、やろうとしていることはできていたと見受られるが?
多少前節よりは改善された部分はありますが、現実にはゲームとしても勝ててないですし、まだまだやれる、やらなければいけない。運動量にしても予測やアプローチのスピードなどでももっとできた試合もあるので、そういうところを目指して毎試合やっていかなければいけないと思います。
-湘南と3回戦って全部接戦だったが勝てなかったのは力の差があるか?
やはり惜しいこともあったと言いながら湘南は3勝したわけで、少し足りない部分がゲームの流れの中で得点や失点に表れてくると思う。うちがもっともっと90分間のゲームに対してひとつになって戦える時間が長くないと、今の上位のチームにはなかなか勝てないと思います。
ただ、絶対勝てない相手ではないと思いますが、現実にはそこまでやれてないと思います。
-まだ8試合残っているが、開幕時と現在を比べてチームの力は上がってきているか?
攻撃の形をあまりつくれない試合が多い中で少しずつ攻撃ができるようになる。あるいはペナルティエリアに侵入する回数が増えてきた。ただなかなか得点まではいかないという、ずっとそういう流れだった。今日で43試合終わりましたが、何か攻撃のテーマでトレーニングすると少しずつ改善されていく反面それまでやれていたことが少しずつ薄れていってしまって守備のことを意識させると今度は攻撃の方の意識が薄れていく。43試合の中でもそういう繰り返しを経て少しずつは成長していると思いますが、他のチームもゲームを重ねながらいろいろ経験してチーム力として上がっていると思う。
ただ、開幕のころよりも、他のJ2のチームのスピードなどに少しずつ慣れてきて対応できることもありますが、まだまだ90分を通して、あるいは1試合だけでなく2試合3試合とパフォーマンスをアベレージとして出し切るところまではいってないのではないかと思います。
-現在3連敗だが、今最も立て直していきたいところは?
後半は1-1でしたが、攻守の切り替えのところなど最低後半ぐらいのことをやっていかないとどのチームとやっても勝てないと思います。攻守ともに切り替えの部分とボールに対する攻守における執着を出していけば、もう少し攻撃の回数が増えるし、ピンチを防ぐ回数も増えるのではないかと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
前半を2-0でリードしたことがあまりないものですから。私自身も、選手にどう伝えようかなと思ったんですけど、ひとつは2-0からリードしたヴェルディが4-2で逆転されているという話と、我々は福岡戦で2-0からひっくり返されていると。それから学ぶものを今日のゲームに出さなきゃいけないということですね。
そこで、後半最初の15分のあれですから、私の言い方がいいのか悪いのかわかりませんけども、反省しているという感じになりますね。
原因はしっかりと、短い時間ですけども考えて。ハーフタイムのアプローチの仕方を考えなきゃいけないかなと思います。
うちの1点目、2点目は我々がいつも馬入で練習している形で、それは非常によかったと思います。
田原があんなにボールホルダーを越していくのは皆さんも見たことがないと思いますし、1年間というか…1年も経っていませんがここまでやってきた成果が、あの1点に集約されているかなと僕は思っています。これからも続けて、同じようなトレーニング、局面の攻撃で数的優位を作る、一番ゴールに近いところに飛び出していくという形を、これからも続けてやっていきたいなと思っています。
3点目のセットプレー、あれはオウンゴールになりましたが、いいボールが入ったので向こうもは難しかったと思う。修人(鈴木)を含め、後半入った選手が、みんなテンションを下げずにやれたというのも、これからに大きなプラス材料かなと思っています。
質疑応答
-アジエル選手がずっと出てこないのですが、いつ再起できるのか?
ここではコメントできませんが、ブラジルに帰らずに日本にいることは間違いないです。
-岡山の印象は?
今までのゲームを見ていても全体的に攻撃のアイデアなどは我々よりももしかしたらあるのではないかというぐらい、途中で参加した三木や青木などJ1のクラブでやっていましたからアイデアや質は非常にいいと思います。
ただ、前節もそうでしたが、1点失点してしまうとなかなかメンタリティに歯止めがきかないところがまだ少しあるのかなと感じました。ただ、うちは野澤がなんとか防いだだけであって、ひっくり返されてもおかしくない試合でした。チームとしてあまりいい成績でここまで来ていませんでしたが、メンバーを代えずに我慢強くやってきたことが見られるような、巧さとアイデアが攻撃にはすごく見られたと思います。コンビネーションも含めて、これから徐々によくなってくる可能性のあるチームだと思います。
-菊池選手がいい動きをしていたと思うが、彼が伸びてきていることについてどう考えているか?
やはり長丁場なので、新鮮な選手を使っていかなければいけないという側面もあります。なかなかチームの調子が上がらない時に、若い選手が率先して相手を威圧する、仕掛けることが我々にとっては今一番いいのかなと思っています。今日は布監督も見に来ていましたが、これからU-18の召集がかかるので全部の試合に出ることはできないと思いますが、チームとしてはいい刺激になっていると思います。
猪狩や修人、また今日ゲームに関与していない選手も含めて頑張ればチャンスは回ってくるというメッセージを私は送っているんですが、今季初めて点を取れたのはチームにとっても本人にとっても非常に嬉しいところ。よりよくトレーニングを積んでもうひとつステップアップしてもらいたいですね。
-山口選手の代わりに入った島村選手の左サイドバックとしての出来は?
交代で入れたことは何度かありますが、今チームに必要なのは強いメンタリティと球際の争いという点で島村はしっかり整理できて、チームの戦術もしっかり整理してやれるということで今日は選びました。もうひとつはやはりセットプレーの迫力がありますから。山口はまた累積ゼロからスタートしますが、どちらがスタートで行くか悩むぐらいのプレーだったと思っています。
-今度は中3日で手強い徳島がやってくるが?
徳島は調子の悪い時はアメーバみたいにいろいろやっていたが、今調子がいいということは自分たちのストロングなところを出してくるのではないかという意味では逆に我々はやりやすいのではないかと思います。精神的にも肉体的にもいいコントロールをしてホームでできるというメリットを活かすためにも、次も勝点3を取りに行くようなサッカーをしたいと思います。
-鳥栖が追いかけてきているが?
他のチームうんぬんではなくて我々のチームが何ができて何ができないか、やるかやらないか、もうそういう段階なので、あまり他のチームのことを気にしていないというか、どうでもいいという考え方に僕は今もうなっています。
-阿部選手と中村選手の調子がいまいち上がってこない気がするが、他チームに研究し尽くされているのか?
ふたりそれぞれ個性があって当然これだけ試合をやっていればその個性をチェックされることは間違いない。しかし、それで調子を落としたり限界を超えられないようではだめだと思うんですよ。それはもうトレーニングなどで繰り返しやっていくしかない。ここからほかにスーパーマンが助けに来てくれるわけではないので、我々は現有戦力でやっていくということしかないと思います。
菊池が入ったことによって彼らの刺激になっていると思うし、今まだ出てない選手もチャンスをもらって出る可能性もあるし、天皇杯というゲームに出るチャンスもあるし、それをうまく利用してチームの総合力をアップしていくしかないでしょうね。
-リンコンをベンチに入れなかったのは選手のバランスを考えてのことか?
そうですね。ゲームのプランとして、最初はこれでいくと、途中こうなったらこうするという細かい作業でメンバーを選んでいくんですが、リンコンの場合は田原のポジションしかできない。もちろん札幌戦のように2トップにするという選択肢もありますが、なかなかそういうゲームの機会がないので、なかなかリンコンが入ってこないだけであって。一度外から見ることによって彼も整理できますし、当然本人とも話をして納得しているし、今日も練習で非常にいい動きをしていたので、これからまたチャンスは回ってくると思います。