【馬入日記：5月24日】明日は広島戦！大野選手インタビュー

明日はサンフレッチェ広島を迎えてのホームゲームです。（14:00キックオフです。いつもと違うのでご注意下さい！）
中断前のラストゲームであり、5月の連戦の最後を締めくくるのは、昨年の覇者・広島との一戦です。

練習後、大野選手に話を聞きました。
1週間前のリーグ戦の大宮戦、1-2で敗れましたが先制された後すぐに大野選手のゴールで追いつくというシーンもありました。

「ここ最近は内容のいい試合ができていると思います。その中で、勝ち切れないというのは今の課題。大宮戦もいい試合はしたと思うんですけど、相手は内容が悪くても勝ち切るという強さがあるし、うちはそういうところを学ばなければいけない。内容がいいからこそ、2点目3点目が必要。追加点がとれなかったことが悔やまれます」

大野選手のゴールはコーナーキックから。永木選手が入れたボールにヘディングで合わせて決めました。
「決めて同点という状況だったので、絶対に勝ちたかったからすぐにもう1点をと思ったので思い切り喜ぶ時間もなかったです」という今季初ゴール。

大野選手が3バックの左に入ると、アグレッシブに前線まで駆け上がりチャンスを演出するシーンも多く見られます。

「上がれば、たとえ使われなくても囮くらいにはなれるし、うちはどこからでもチャンスがあれば上がっていいというスタンスなので、迷いなくいっています。後ろに引くことはいくらでもできるけど、点をとりたかったらリスク背負わないと、J1は守備も堅いので崩せないと思う。誰かがリスクを冒していくというのは大事なことだと思っています」

また、守備に関しても安定感が増しています。
「1対1の部分はだんだんうまく対応できるようになってきたと思います。一人では守れないので、周りとの連携が重要だし、うちは本当に前線の選手がしっかり走ってコースを限定してくれているからこそ、後ろとしては奪いやすい。本当にみんながチームにひとつになって連動できているから、いい守備ができていると思います」

連動など、チームが上向くきっかけとなったのは…
「みんながJ1のスピードなどに慣れてきたということだと思う。鹿島戦でいい手応えを感じて、少なからず自信になったと思うしそれが継続してできていると思います。毎回、失点は1回のミスによるものだと思うので、90分プラスアディショナルタイムで完璧にやらなければ勝てないと思う。でも課題は明確なので、今後に繋がっていくものだと思います」ということ。

ナビスコカップの川崎戦ではバックアップメンバーとして試合をスタンドから見ていました。
「やっぱり…メンバーに入らないと悔しいし、試合に出ている選手が羨ましいという気持ちでした。試合に出られなかった時にいつもスタンドから試合を見ていたからそういう気持ちも思い出してしまう。でも、試合の内容がよくて、一人ひとりがチームのためにハードワークしていてすごく頼もしく感じていました。そこが湘南のよさだと改めて思ったし自分ももっとやらなきゃいけな、レベルアップしなければいけないと思いました。出た選手がいいパフォーマンスをすると、チームの競争が激しくなるから、もっともっとチーム内の競争に勝たなければいけないと感じました」

さて、いよいよ迎える広島戦。大野選手にとっては、なんとデビュー戦の相手だったということです。

「プロ2年目のナビスコカップの広島戦がデビュー戦でした。スタメンでフル出場しましたけど、1-4で負けたんです。それまでパワー系とかスピード系のFWが多かったんですけど、佐藤選手とか違うタイプだったのですごくやりにくかったし、こういう人もいるんだといい勉強になった」

じゃあリベンジを、と思ったら…
「いや、実は愛媛の時にで天皇杯で広島と戦って…勝ったんです！だから一応もうリベンジは果たしてるんですけど。すいません、あんまりネタにならなくて（笑）。それから、森保監督には新潟の時にコーチとしてすごくお世話になったので、成長した姿を見てもらいたいです」

改めて、気持ちを引き締めて挑む一戦。
「広島は同じフォーメーションだけどやり方は違うと思う。去年のJリーグチャンピオンチームですし、力のある相手であることは間違いないけど、うちらしく戦えば勝算はあると思う。やはり、攻撃力がうちのいいところ。2点とれば試合の進め方も変わってくる。1点だけじゃなくて、2点目3点目を狙っていけたらと思います」

「湘南らしさ」を常に大切にする大野選手。
明日、中断前最後の試合。ぜひ、スタジアムで熱いご声援をよろしくお願いします！