馬入日記
【馬入日記:5月14日】馬場選手インタビュー&田村選手U-18日本代表候補に。
5月の連戦が続きます。
土曜日のFC東京戦から中3日で、明日はナビスコカップvs清水戦!(アイスタにて19:00キックオフ)
そして週末18日はリーグ戦第12節、首位・大宮との対戦となります。
前節のFC東京戦で、待望の今季初ゴールを決めた馬場選手。
誰もが待っていた“平塚の男”のゴールは、チームを救う同点弾でした。
「鹿島戦を戦って、みんなが自信をもってFC東京戦に臨めていたと思う。試合の入りからよかったし、やってやるぞという気持ちが前面に出て、前から圧力をかけられていました。最初の10分くらいで主導権を握れてやれていたと思います。そういうところが1試合通しての成果に繋がるいい要因だったと思う。うちは、どうにか先制点をとらないと厳しいなぁと思っていたんですけど、薫(高山選手)の先制点は気持ち的にも楽になったし大きかったと思います」
1-0で前半を折り返し、いいリズムで戦っていたものの、後半に入り続けざまに失点。逆転を許してしまいました。
「最初の失点は、ゴール前で自分が返さなければいけないところで返せず、失点に絡んでしまった。どうしようと思ってる時にさらに逆転されてしまった。一瞬、チームとしても、落ち込みかけた雰囲気はあったけど、その中でもみんなが自然と声を出すようになったり、前からプレスにいくようになったり、自分たちを見失いそうなところで、これじゃダメだってみんなが思えた。これまで何回もそういう状況があった中で、前のよくない経験を生かして戦えたと思います」
逆転された時、下を向くのではなく、何をすべきかを考えみんなが一斉に前を向くことができました。
「僕は、セレッソ戦を外で観ていた時、それからジュビロ戦の時は0-3の状態でピッチに入った時に、“ダメだ、どうしよう”と思っている雰囲気を感じたので、自分がピッチに立ったら絶対にそういう風にしたくないって思っていて、いざFC東京戦で逆転された状況になった時に、“あ、あの時の反省を活かす時がきたな”と思ったんです。自分としては、どうにかしてもう一度“できる”っていう雰囲気を作りたかった。ただその時はみんなも、その2試合の自分たちがよくなかったことを感じて、もうダメだなんて思わないで、自分たちのサッカーをもう一度やるという意識があったと思う。今までの経験や反省をしっかり生かせていると感じました」
昨日、高山選手が「賢治さんと亮太が、湘南のやるべきことをしっかりやってくれたからとれたんだと思う」と話していましたが、まさしく、諦めない気持ちと湘南スタイルを貫いたことで生まれたゴールでした。
「失点しても前からいくという意識を持っていたし、失点したからやり方を変えるんじゃなくて、自分たちのやることを貫き通したことで、曺さんも言っていたけど、神様がプレゼントしてくれたというところがあったと思う。だから、あのゴールシーンだけじゃなくて、そうやって積み重ねてきた結果によって、相手としてはアンラッキーだったけどああいう事故が起きたのかなと思います」
改めて、馬場選手のゴールシーンを振り返ると…
「打つ前まではどうしようって思ったけど、上に蹴ろうって決めてからはビックリするくらい冷静でした。キーパーがいいポジションをとっていて、右に打とうとしたけど、右に打ったらキーパーが触るなと思って“上しかない”と思った後は冷静でした。不思議とあの時は、すごい自信がありました(笑)。なんだろう、1年に1回くらい、そういう降りてくる瞬間があります(笑)」
馬場選手のゴールから、俄然「いける」という雰囲気がスタジアム全体に漂いました。
「そういう雰囲気を作れたのは本当に鹿島戦が大きかったと思う。最初から自分たちらしくというスタンスがあったからそういう雰囲気にもっていけたと思う。少しずつ少しずつ積み重ねていって、ああいう時にひっくり返せるメンタリティになれたんだと思います」
J1屈指の戦力を誇る、力のある相手に逆転勝利。喜びもひとしおです。
「もっと上の順位にいるようなチームだと思うし、対戦しても実際強かった。でも、試合前からみんな名前に怖がっていなかったと思う。名前負けしてもおかしくないくらいのメンバーが揃っているチームに、ああいう勝ち方ができたのは自信になったと思う。ただ、勝ったのは決してまぐれではないと思う」
ゴール後の馬場選手のガッツポーズに「痺れた!」という方も多かったと思います。
そして、永木選手のゴールで再逆転に成功し、勝利の瞬間は歓喜に沸きました。
「オレ、今までで最大級に嬉しかった」と馬場選手。
そして…
「勝利のダンスの時、今まではどこに目線をやってるという意識もなかったんだけど、この間、初めてサポーターの顔をじっと見たら、みんなめっちゃ嬉しそうだった!それが本当に嬉しかった。あぁやっぱり勝ちはいいなと本当に思いました」と。
みんなで掴んだ一勝。
この喜びを、これから何度も何度も、みんなで味わいたいものです。
まずは明日のナビスコカップ!清水との対戦です。
※次回のホームゲームはナビスコカップ 5月22日(水)vs川崎戦です。
この度、田村翔太選手がU-18(FIFA U-20ワールドカップ2015)日本代表候補に選出されました!
5月19日から5月22日まで大阪で行われるトレーニングキャンプに参加します。
「自分の年代の代表というのは常に意識しているし、選んでもらえることは本当に嬉しいです。その年代のトップの選手たちとプレーできるので自分にとってもいい挑戦だし、いい刺激にもなると思っています」と田村選手。
どんなところを見せたいかと聞くと…
「自分の長所であるスピードや、いま、湘南でやっている守備の部分。守備でもしっかり力を発揮したうえで、自分の長所を出すということを代表チームでも出していきたいと思います」と。
「今回のキャンプの3日間だけじゃなくて、今後このチームでも国際大会があるので、続けて選ばれるようにしっかり自分のよさを出していきたい。やっぱり代表というのは特別なところだと思うので」と意欲に満ちています。
様々な経験から成長していく姿、ぜひご期待下さい!