馬入日記

【馬入日記:4月8日】湘南らしく戦う。武富選手インタビュー

4月の連戦を戦っています。
先週水曜日にナビスコカップの甲府戦、土曜日にはホームで川崎戦。
そして今週は水曜日にアウェイで磐田戦、日曜日(土曜日ではありませんのでご注意を!)には再びアウェイで浦和戦です。

土曜日の川崎戦は大変な豪雨の中での試合。
84分、高山選手のゴールで先制するも、その1分後に同点に追いつかれ1-1の引き分けで90分を終えました。
大雨の中での大声援に応えることができず、悔しさの募る試合でした。

しかし甲府、川崎とハートの強さを前面に出した泥臭い、湘南らしいサッカーを見せています。

甲府戦で値千金のゴールを決めた武富選手。
大槻選手が粘り、荒堀選手が絶妙なクロスを入れ、ニアに走りこんだ武富選手が足の裏で一撃!見事ネットを揺らしました。

「僕自身はファーとか真ん中で受けるより、ニアで受けようと思っていました。そこで自分が打てればいいし、打てなければ自分が潰れてチャンスになるでもいいし、とにかくニアに入ろうと。ちょうどいい場所にボールがきたので思い切って飛び込みました」

チームにとっては、甲府戦が今季初勝利。歓喜に揺れる大きな一勝でした。

「勝てていなかったからやっぱりあの一勝は大きかったと思います。勝つって本当にいいなと実感しました。勝つことによってさらに意欲が増したというか、よりポジティブな気持ちでプレーできると思います。試合としては、チャンスを多く作れたわけじゃなかったけど、湘南らしさと言える、球際だったり、たくさん走ることだったり、身体を投げ出すことというところが出たと思う。みんなでカバーし合いながら貪欲に勝ちにいくことができたと思います」

“みんなでカバーし合う”というところもまた、湘南らしさです。

「甲府戦はそういう試合だった。ミスは起こるんですけど、そのあとに、ミスをしたからどうこうじゃなくて、みんなで助け合う、カバーし合うということができていたと思います。そういうところは本当に大事だと思っています」

中2日で迎えた川崎戦もスタメン出場。コンディション的には厳しかったはずですが…

「でも雨が降ってて…あんまり疲れは分からない感じでした(笑)。あれだけ降るとテンションが上がるというか、僕はけっこう好きなタイプです」と武富選手。

さらに、今週も連戦ですが…
「僕は連戦のほうが好きなんです。試合間隔が近い方が好き。1週間はちょっと…待てない(笑)」というなんとも頼もしい言葉!
試合が楽しみ、早く試合がしたいという前向きなメンタルは、それだけで大きなエネルギーになります

さて、チームとして“勝ち切る”ためにはどんなことが必要でしょうか。

「いまやっていることは絶対に間違っていないとみんな分かっていると思います。勝ち切れていないというのは、FWの責任でもあると思う。やっぱり追加点がとれない試合があるので、本当にいかにFWが責任をもってやれるかだと思っています。自分もそうだし、試合に出ているFWの選手たちが、ひとつひとつのチャンスを責任をもって決められればいいのかなと思います。川崎戦もああいう雨の中でやっていたら失点は仕方ないと思うので、それ以上に点をとれるかが大事だと思います」

一人ひとりが責任感をもって挑む試合。
明日の練習後にはもう移動です。まずはナビスコカップの磐田戦に向けて。