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2009Jリーグ ディビジョン2 第39節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第39節
2009年9月13日(日)13:04キックオフ 平塚競技場
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0 前半 0 1 後半 0 |
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72 >> 75 | 勝点 | 27 >> 27 |
89分 8 坂本 紘司 | 得点者 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 21 | 大久保 択生 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 14 | 田中 輝和 | 0 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 3 | 八田 康介 | 1 |
1 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 2 | 早川 知伸 | 1 |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 6 | 吉田 正樹 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 5 | 八角 剛史 | 2 |
1 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 29 | 鄭 容臺 | 0 |
2 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 8 | 小野 智吉 | 1 |
2 | 中村 祐也 | 22 | FW | MF | 13 | 片山 奨典 | 0 |
1 | リンコン | 9 | FW | FW | 10 | 安 孝錬 | 1 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 19 | 難波 宏明 | 3 |
– | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 1 | 小山 健二 | – |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 7 | 吉本 岳史 | 1 |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 24 | 根占 真伍 | 0 |
0 | 猪狩 佑貴 | 28 | MF | MF | 11 | 三浦 知良 | – |
– | 原 竜太 | 20 | FW | FW | 30 | エデル | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 11,888人 [天候] 晴、弱風 [気温] 25.9℃ [湿度] 54% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 沖野 隼夫 [主審] 大西 弘幸 [副審] 鳥越 明弘 [副審] 前田 敦 [第4の審判員] 守屋 友和 [記録員] 多原 良子
坂本選手コメント
(ゴールシーンを振り返って)自分ではその時のことをハッキリ覚えていないくらい無心でした。
本当はもっと早い段階でとりたかったのですが、最後まで諦めず巡ってきたチャンスに決められたことはよかった。
ダービーでは今季2勝していますが、横浜FCには新しい選手も入ったので過去2戦のことはあまり考えず、新たな試合だと思って試合に入りました。
ミスが増えるとリズムを掴むことは難しいけど、うちはそれでもミスを恐がらずにやるということを徹底して戦いました。ミスになろうともゴールに繋がるサッカーをしようとチャレンジしました。
今日は本当に勝点3をとれたことが全てです。上位にプレッシャーをかけることもできたと思う。
僅差の試合がこれからも続くと思うけど、ちょっとした細かい部分が勝負を分けると思います。細かい部分をみんなでしっかりとやっていきたい。
開幕の時から昇格をするという気持ちでやっています。毎試合、強く思いながらのこの12試合を戦っていきたい。
猪狩選手コメント
最後5分、得点のほしい時間帯に入り、相手の足も止まっていたので、走って裏に抜けてとにかくゴールに繋がるプレーをしようと思っていました。祐也くん(中村)も繋いでくれてゴールが決まったのでよかった。紘司さん(坂本)のシュートは本当に素晴らしかった。今、短い時間ですが使ってもらっているので、今後はもっと長く使ってもらえるように練習からアピールしていきたいと思います。
田村選手コメント
拮抗した難しい試合になるだろうという予想どおりのゲームでしたが、後ろがしっかり我慢して、そして最後に気持ちの一番強い選手が決めてくれたと思います。みんなもそれを感じ取ったと思う。
ゼロに抑え、最後にああいう形でゴールが生まれた。勝つことができてよかったです。
臼井選手コメント
最初から積極的にいこうと思って試合に入りました。キャプテンのプレッシャーも自分の中ではあったし、何としても勝ちたかった。
点を決めなければ勝てないと思っていたので、自分で点を取るつもりだったしチャンスメイクもできればと思っていました。攻撃の迫力や勢いも意識しました。ただ、そうしたら足が攣ってしまった。
今日は本当に勝てて嬉しいです。紘司くん(坂本)が得点をとってくれたことも嬉しかった。
これからも最初から飛ばしていきたいと思います。次のセレッソ戦、思い切って臨みたいと思います。
野澤選手コメント
これから昇格争いを勝ち抜いていくためには、もっと頭を使ってプレーしなければいけないと感じました。
自分たちのミスでリズムを崩していた。相手どうこうじゃなくて、もっと自分たちのサッカーに責任をもってプレーしなければいけない。
ただ今日は、本当にたくさんのサポーターの皆さんが来てくれて、声援もすごく聞こえてきて、その中で勝つことができたことは本当によかったと思っています。
横浜FC 樋口監督 試合後コメント
総評
決定力の差というか、勝負強さの差というのが今日の結果に表れたと思います。非常に残念です。
ただ、このきつい5連戦の日程の中、前の試合から1日半ぐらいしか空いていない状態の中でも選手達は本当にこのダービーという試合の重さ、大事さをしっかり胸にもって本当に最後まで走ってくれたと思います。その部分は本当に選手を評価したいと思います。
ただ、結果というものをしっかり受け止めて、今シーズン残り12試合になりましたけれども、また積み重ねる作業をしていきたいと思います。
質疑応答
-最後の交代がエデル選手だったが、難波選手と交代させた理由は?
エデルが裏に飛び出したり、相手と入れ替わるスピードを持っているという部分でパスを出せる選手を1人残しておきたいというところでは安孝錬を残しておくと。彼の特徴を引き出すためにそうしました。
-フォワード同士の交代にした理由は?
1つのプランは、エデルを一番ゴールに近いところでプレーさせたいということです。
-湘南との試合は3試合とも接戦だと思うが、1度も勝てなかったことについてどのように感じているか?
正直、神奈川ダービーと名がつくゲームで結果3連敗というのは本当に悔しいです。その差については正直1試合毎に埋まってきた印象があります。
今日は我々にも十分勝つチャンスがあったと思います。ゲームの構成の部分では、お互いどうやって相手を崩すかというところで、それぞれの特長をもった中で今日はそれぞれが相手の良さを出させない中でも、出し合うというところでは僕らもある程度ゲームを組み立てられたと。
ただ、その差は最初に言いましたように決定力の差というか、そこが結果に現れていると思います。
-アジエルが出場しなかったことについて
ちょっと正直驚きました。多分出てくると思っていましたが、彼がいないことで特にラストパスの精度という部分では、少し脅威は減ったかなと思っています。
-最後の5分間に走れなかった部分があるように見えたが、これは連戦の影響か?
僕はこの中2日の強行日程の中では非常に選手は走ったと思います。走れなくなったというよりも、むしろ最後で切り替わった瞬間も相手の間延びした所を突いていけていたと思っています。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
大雨とか雷とか無く、滞りなく試合を終えた事を非常に嬉しく思っています。
逆に炎天下というんですかね、この1時という非常に過酷な状況の中で、辛抱強く粘り強く戦った結果が、この勝ち点3に集約されているかなと思いますね。
これからもずっとこういうゲームが続くことは間違いないと思いますし、そうした接戦を制してこれからもやっていくしか、我々には残された道は無いんじゃないかなと思います。
全体的にはお互いに決定機を決められず、どちらかというと横浜さんの方がゴールに近い決定機だったかなという風に思いますけども、最後沢山集まっていただいたサポーターの声援が選手の背中を押して、値千金の坂本のゴールに繋がったのかなと思っております。競技場に来てくれた非常にたくさんの方々には感謝したいと思います。
質疑応答
-今日、アジエルを起用しなかった理由は?
コンディションも含めてですね。多くは語れません。
-アジエルがいなくてもよかったのか、それともいた方がよかったのか?
一部分では当然いたほうがいいし、逆の面もあるし、それはご想像にお任せしますが、我々はアジエルに頼っているチームではないということは言えると思います。
-警告による出場停止者も出さなかったことで、次節のC大阪戦にベストメンバーで臨めるが?
我々のベストメンバーはいつも考えているわけではなく、その都度練習でしっかりやった人間をピッチに送り出すだけです。リーチが何人かいるので、警告(による出場停止者)がいないということはプラスに捉えて1週間いい準備をしていきたい。
-今日はゴール近くまでボールを運びながらシュートまで行かなかったり、ミスでパスの息が合わなかったり、全体的にチームとしてのパフォーマンスが落ちているように見えました。もちろん炎天下などいろんな要素があると思いますが。
そうですね。J1ならとっくにシーズンが終わっているような試合数ですから、疲労の蓄積は当然あると思います。ゲームにはそれぞれ色んな顔かたちがあるので、今日は無骨なゲームになったことは否めない。
ただ、ボールをどう取られているか。サッカーはミスのスポーツなので、サッカーゲームみたいにうまくいくはずはないし、相手もいる。ボールを前に運んでのミスや取られることはしょうがない。横浜FCのようにしっかりと2列つくって、自陣にリトリートして包囲網をつくってくると、たぶん横浜FCはこれからもこのやり方をずっと続けていくと思いますが、これはなかなか点が取れないですよ。
するとこちらから飛び込んでいかなければいけない。飛び込んでいくには勇気もいるし、カウンターのリスクもある。そのギリギリのところで最後の得点はクサビのボールにギリギリで触り、そこで坂本が入れた形です。それを我々は89分続けていた。89分続けているから最後に実ったわけで、ミスを恐れてボールが横に逃げていたら0-3ぐらいでやられていてもおかしくない。だから、そこでミスをするのは承知だと。でも、そこで飛び込んでいかなければ勝点3は取れない、0-0の試合になる。
だから、おっしゃることはわかりますが、当然体力的にも重く、何人かハーフタイムに指摘したが、それは週明けからまたしっかりとフィジカルトレーニングをして体を鍛え、リフレッシュさせてアウェイの地に行きたいと思っています。
-非公開練習を実施した成果と途中から村松をサイドバックに起用したことに関して
村松の右サイドバックはアンダーカテゴリーで何度かやっているのは知っているし、苦肉の策ですが悪くはなかった。これからもそういう感じはあるでしょうし、こうなってくると総力戦なので、これからも非公開練習をたくさんして、みなさんに情報を公開しないようにしたいと思います。
-他の上位チームに比べてFWの得点が少なく、勝っても1-0という印象があるが、その原因は?
そうですね。けが人が何人かいるのと上位チームは逆に溢れるぐらいFWがいる。J2の他のチームが締切ギリギリで獲ったのはみんなFWの選手。でも我々はFWの選手を獲ればいいかというとそうではなくて、みんなで点を取るためにどうするかをチームとしてやってきた。
誰かに頼ってやっているようだと長丁場でやっていけない。もちろんクリスティアーノ・ロナウドがうちに来てくれればいいですが、予算の都合上できないわけだから、我々は何をしなければいけないか、という方に視点を変えてやってきています。
もちろん大量得点は最近取れていないですが、逆に第2クールに比べればディフェンスは粘り強くなった。しっかりと整理してやれるようになった。視点を変えればいいところもたくさん増えています。また追加点を取れるようなトレーニングをこれからもしていければいいと思います。
-下位の横浜FCとの対戦だったが、今日の勝利の大きさや意味は?
上位も下位も今はないです。我々は目の前にあるゲームに集中するだけ。ただ、第3クールに入ってから引き分け止まりで、また点を取ったのも89分という時間でふたつ勝ち星を挙げたわけですが、トレーニングからずっと足を止めずにやっている成果だと僕は思っている。それが実ってきているかなと。
-再び長居で大入りになると思うが、前回のような4-3の試合になるのか?もしくはスコアの動かない展開となるのか?
占うことはできませんが、できるかぎりのことをやってベストを尽くして闘うしかないと思います。我々のよさを全面的に出して、西の横綱にぶつかっていきたいと思っています。