第24節 VS 大分トリニータ
7月15日(日曜日) 18:00 @大分銀行ドーム
HOME 大分トリニータ | 湘南ベルマーレ AWAY |
1 | 1 | 前半 | 3 | 4 | ||
0 | 後半 | 1 | ||||
44 > 44 | 勝点 | 42> 45 | ||||
森島 康仁 29分 | 得点者 | 馬場 賢治 4分 遠藤 航 12分 古林 将太 40分 馬場 賢治 79分 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 清水 圭介 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 阿部 伸行 | 27 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 6 | 土岐田 洸平 | 0 | 0 | 鎌田 翔雅 | 2 | DF | |
DF | 3 | 阪田 章裕 | 0 | 0 | 大野 和成 | 22 | DF | |
DF | 16 | 安川 有 | 0 | 0 | 島村 毅 | 30 | DF | |
MF | 17 | 石神 直哉 | 1 | 1 | 古林 将太 | 5 | MF | |
MF | 28 | 為田 大貴 | 0 | 2 | 遠藤 航 | 3 | MF | |
MF | 32 | 宮沢 正史 | 0 | 1 | 永木 亮太 | 6 | MF | |
MF | 10 | チェ ジョンハン | 0 | 1 | 髙山 薫 | 23 | MF | |
FW | 8 | 西 弘則 | 3 | 2 | 菊池 大介 | 10 | FW | |
FW | 13 | 高松 大樹 | 1 | 2 | 馬場 賢治 | 17 | FW | |
FW | 20 | 森島 康仁 | 4 | 0 | 古橋 達弥 | 18 | FW | |
GK | 21 | 丹野 研太 | – | SUB | – | 金 永基 | 1 | GK |
DF | 4 | 作田 裕次 | – | – | 山口 貴弘 | 4 | DF | |
MF | 2 | 藤川 祐司 | 0 | 0 | 坂本 紘司 | 8 | MF | |
MF | 11 | 村井 慎二 | 1 | 0 | 下村 東美 | 14 | MF | |
MF | 15 | 永芳 卓磨 | – | 0 | 岩上 祐三 | 15 | MF | |
MF | 22 | キム ジョンヒョン | – | – | 宮崎 泰右 | 25 | MF | |
FW | 24 | 木島 悠 | 0 | – | 中村 祐也 | 11 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
11分 清水 圭介 ■反スポーツ的行為 90分+4 安川 有 ■反スポーツ的行為 |
10 | シュート | 9 | 26分 大野 和成 ■反スポーツ的行為 |
9 | ゴールキック | 10 | ||
4 | コーナーキック | 1 | ||
7 | 直接フリーキック | 12 | ||
3 | 間接フリーキック | 2 | ||
2 | オフサイド | 2 | ||
0 | PK | 1 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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10,137人 | 晴、弱風 | 28.6℃ | 79% | 良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
楠 勝好 | 東城 穣 | 川崎 秋仁 | 村田 裕介 | 先立 圭吾 | 宇野 耕二 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
ここ最近の九州地方を襲った豪雨でたくさんの方が苦しい想いをされている中、試合をやるということが自分自身複雑な気持ちでしたが、ここでサッカーができる喜びを改めて感じながらの試合でした。またそういう想いでプレーし続けてくれた選手に感謝したいと思います。
ここのところ3回連続で引き分けが続いていて、最後の一歩のところが不足していた。今週1週間、シュートは技術ではなく気持ちで打てという話を-なんだか根性論のようですが-していたんですけど、立ち上がりのワンチャンスを決めてくれた。
これまで、1点とってもズルズル時間がそのまま経ってしまって最後に追いつかれたりということもあったんですけど、追加点、ダメ押し、最後の点も含めてとれて、監督になって初めて残り5分くらいで勝ったかなと思えるような時間があって、逆にどうしていいか分からなかったですけど(笑)、そういう展開に持ち込めたのはよかったと思います。
大分さんも首位ということで、前の3人が得点を決める能力がありますし、田坂監督がやろうとしていることを継続してやっているという部分もあり、ミラーゲームという意味でも楽しみにしていました。ホームで戦った時の前半は少し不甲斐ない試合をしてしまったので、その借りを少し返せたかなという気はしています。
でも非常に僕自身、大分さんのファイティングスピリットを受けて、お互いに-お互いにというのは失礼かもしれませんが-ファイトした熱い戦いができたのではないかと感じております。
質疑応答
–前半チャンスを多く作っていた古林選手を代えた理由は?
戦術なことがあるので詳しくは言えないんですけど、3-1という状態の中で、相手の後ろからのロングボールをはね返すという力が必要だった。あそこを抑えて、守から攻へカウンターでもう1点というゲームプランを作っていたので、古林が悪かったわけではなくて、戦略上の理由で代えました。古林は攻撃的な力で今日も活躍してくれましたけど、疲労もあるので少し早めに代えたほうが選手もすっきりしてゲームに入れるんじゃないかと思って代えました。決して古林が悪かったというわけではないです。
–古林選手には早めに代えるという指示だったからあれだけ走れたのか?
そんな余裕のあるゲームプランは作っていないんですけど。
ただ想像以上に湿気が高くて選手の足も早く止まると思ったので、後半に一人、勝っていようが負けていようが代えたほうがフレッシュな感じで臨めるなと思いました。それがたまたま古林のポジションだった。戦略的な意味と選手のコンディションを考えて…というところできりました。
–序盤からかなりプレスをかけていたがプラン通りだったのか?
よく夏場は走れなくなると言われるが、我々は敵陣でサッカーするのがコンセプトなので、もちろん90分の中で言うとそればっかりはできないんですけど、やっぱり相手に早くプレッシャーをかけていくというのはうちの生命線なので、それができる選手が揃っていると思っていますし、今日は古橋と馬場と菊池が前をやって、古林と高山がそのサイドに逃げたボールによくいってくれてたんですけど、そのプランについては意図してたことを彼らがよくやってくれたと思います。
–遠藤選手をボランチで起用したがコンディション含め評価は?
個人的な評価はできればすべきではないと思うんですけど、遠藤に関してはフィジカルコンディションよりもメンタルコンディションがとても高い選手なので、フィジカルに関しても僕は全然心配していなかったです。
今日もボランチと後半は後ろの右でやらせましたけど、フィーリングも含め、非常に彼らしいプレーをしてくれました。試合前、「PKがあったら航蹴れるか?」と聞いたんですけど-この前、ホームで外してるんですけど-本人が「蹴ります」と言ったので、そういうメンタルの強さも含めてケガをした時から成長してくれたのかなと思って、嬉しく思います。
馬場賢治選手コメント
立ち上がりの15分で圧倒できたことがよかった。早い時間帯に点がとれて、追加点もすぐに奪えた。全員の気持ちがそういう戦いができた要因だと思います。
1点目は大介(菊池)がいい突破をしてくれて、ニアに走ろうというイメージが沸いた。大介らしいドリブルがよかったと思います。
2点目(湘南の4得点目)は本当に祐三(岩上)のパスがよかった。GKが出てこられないギリギリのところに出してくれた。祐三はうちのチームでああいうパスを出せる貴重な選手。そういう祐三のプレーのイメージもあった。振り返れば、早めに動き出せたのはボールを持ったのが祐三だからというのもあります。
(今後に向けては)勝った試合だけど課題もたくさん出たと思うし、また来週からみんなで切磋琢磨してやらなければと思います。
今日の勝利をチームとしてプラスにしていくために、もう一段階成長したい。リカバーから気を引き締めてやっていきたいと思います。
菊池大介選手コメント
(前半からかなり飛ばしていたが?)うちのチームはペース配分を考えていたらやっていけないし、みんなが全力を出すチーム。いい選手も控えていますし、最初から勢いをもって飛ばしていこうという狙いがあるので、そこは暑さの中でもまったく考えずいつもどおりプレーしました。
90分を通してDF陣がすごく頑張ってくれた。今日のように追加点、ダメ押し点がとれると気持ち的にいい余裕が生まれて、うちのよさが出やすいと思います。
これからもっと夏場は厳しくなると思いますけど、練習をやればやるほど力になると思うので、こういう暑さの時にもうちのペースでやるために、しっかり考えてやっていきたいと思います。
遠藤航選手コメント
(ボランチでの出場だったが?)前半でバテてもいいから最初から飛ばして絶対に先制点をとろうと試合に入りました。それができてよかったし、早い時間に2点目もとれたしよかったです。
(PKについては?)今回は自分でもらったPKだったので、蹴りやすかった。他の選手がもらうと少しプレッシャーがかかるので(笑)
徳島戦で決められなかったことがあったけど、ここで決めることができて自分の中で借りを返せたと思うので、それはよかったと思います。
後半途中からはDFラインに入りましたが、リードしていましたし、後ろから声をかけて、前からいくところといかないところをはっきりさせてやろうということでしっかり落ち着かせることを意識しました。ボランチやサイドの翔雅さん(鎌田)を動かすような声を出せたので、そこはいつもどおりできたと思います。
こういう試合を積み重ねていくことが大事だと思うし、僕個人にとってもボランチとしてプレーしたことは次にプラスになると思います。
前半のような運動量を後半にも出せるように、90分しっかりもつようにしていければと思うし、またステップアップしていければと思います。
岩上祐三選手コメント
(アシストについて)あれは賢治さん(馬場)の動き出しがよかったんです。前を向いたら賢治さんが走ってくれていた。あのスペースが空くことはスカウティングでもあったし、見てても分かった。特に相手が疲れてる時間でちょうど前を向けたので、キーパーが出られないところを考えて出しました。僕もイメージがループだったんですけど賢治さんもループしてくれたので、そのあたりのイメージの共有ができていて、よかったと思います。
今までダメ押し点がなかなかとれていなかったので、今日3点、4点とれたことは大きいと思います。
大野和成選手コメント
とにかく暑くてハードでしたけど、前の選手がしっかり点をとってくれたし後ろは落ち着いて守ろうという意識でした。
相手は能力の高い攻撃陣だったので、みんなで最後のところでしっかり体を張って守れたと思います。
みんなである程度コンパクトにできたし、その中で追い込んでとったり裏への対応など、ノブくん(阿部)含めていい形で連携できたと思います。終わった時は、みんなユニフォームが真っ黒に汚れていました。
古林将太選手コメント
うちは前半からガンガンいくチームなので、ペース配分を考えるよりもいつもどおり前半からガンガンいこうと思っていました。
ミーティングでも前半から畳み掛けて、どんどんいこうという話があったので、そういう意味では監督のいう通りの展開でできてよかった。
(得点シーンは?)フルさん(古橋)がいい位置にいて、そこにつけて信じて走ったらフルさんがいい形で出してくれた。大介(菊池)も動いていたし、みんなで連動してとれたゴールだったと思います。
大分 田坂監督 試合後コメント
総評
サポーターが1万人以上きてくれているなかで、いいゲームができなかったというのが率直な感想です。ここ数試合の中では非常によくなかったなと。何がよくなかったかと言えば、試合の入りが良くなかった。早い時間で失点というのは今シーズンあまりなかった。何でもないところで1、2点取られてそういうところは不満がありますが、上手く返せすことができたんですけどまた3点目をとられてしまった。
選手に言ったのはもう1回やり直さないといけない、と言った。結果に関しては自分の問題であって自分が責任をとることだけど、内容に関してやるべきことをしっかりやらなければいけないと思います。ただ唯一言えるのは、攻撃のところは自分たちがトレーニングしている形はできつつあったのはこの試合の収穫だと思います。
質疑応答
–村井選手を後半すぐに投入した理由は?
個人的なところをやられているところが多かったので。結局失点シーンを、もう1回映像で見てみないと分かりませんが、ほぼ崩された点というのはなかった。3点目はしいて言えば崩されたかもしれませんが、あとはセカンドボールを拾われてゴリゴリやられて、個でやられたという印象しかない。組織というより個人のところでやられたイメージなので、そこは代えました。
–今週は雷雨があって練習が思い通りできなかったと思うが?
それを言ったらきりがないし、言い訳にはしたくない。地方によって、いろいろなことがあるわけで。例えばシーズン最初の東北は雪があってできないということもあります。もちろん自分たちのやるべきトレーニングというのはできなかったかもしれないけど、そういうところは言い訳にしてはいけないと思いますので、まったく関係ないですね。
–狙い通りの形ができつつあるということだが顕著に出た場面はどのあたりか?
前半から攻撃に入った時にしっかり相手の間に入ってギャップに入ってボールを動かしたりだとか、サイドを使ってということをより多くやろうと。しっかりボールを保持しながらサイドから攻める、中から攻める。徐々に増えつつあるので、最後の精度を高めなければいけない。その過程が少しずつよくなってきていると思います。
–首位に立っての試合だが何か影響を及ぼしたか?
首位に立ったことは選手が意識していたんで、僕が口に出すよりは選手はいいモチベーションでやっていたんですけど、こういう結果になった。ある意味プレッシャーにもなったのかなとも感じていますけど、これはいい薬にして、まだシーズンは長いので、経験としていい薬にしたいと思います。
–首位に立ったチームが負けるという傾向にあるが客観的にみてどうか?
これで9節連続首位が変わっています。それをデータでチームに出しました。8節連続で首位が変わっていて、そのうちホームで戦ったチームは1チームしかない。うちはホームで戦えるからなんとしても勝とうという話をしたんですけど勝つことはできなかった。逆にこの状況がJ2を混戦にしている。
ただ勝つことによっていろいろ経験できましたし、気持ち的にも次に繋げるようにやっていかなければと思います。
–ピッチが以前より悪くなっている印象だが?
それを言ったらキリがないですけど、一言で言うと最悪に悪いです。はっきり言ってサッカーをやるようなグラウンドではないです。
グラウンドはぬかるんでますし、芝がないですし、田んぼのような状態。ただそれを言い訳にはできないので。