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2009Jリーグ ディビジョン2 第36節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第36節
2009年8月29日(土)19:03キックオフ レベルファイブスタジアム
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0 前半 0 0 後半 1 |
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39 >> 39 | 勝点 | 67 >> 70 |
得点者 (得点時間) |
89分 リンコン |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 吉田 宗弘 | 22 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
0 | 山形 辰徳 | 3 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 2 |
2 | 丹羽 大輝 | 27 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
0 | 田中 誠 | 4 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 釘崎 康臣 | 24 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | 0 |
1 | 阿部 嵩 | 31 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
0 | 宮原 裕司 | 20 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 3 |
2 | 田中 佑昌 | 11 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 1 |
0 | 大久保 哲哉 | 19 | MF | FW | 22 | 中村 祐也 | 2 |
1 | 久藤 清一 | 7 | MF | FW | 9 | リンコン | 2 |
2 | 高橋 泰 | 18 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 2 |
– | 六反 勇治 | 23 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | – |
0 | 柳楽 智和 | 13 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | – |
– | ウェリントン | 6 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 0 |
1 | 城後 寿 | 10 | MF | MF | 28 | 猪狩 佑貴 | 0 |
0 | 中払 大介 | 14 | MF | FW | 13 | 鈴木 将太 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 10,914人 [天候] 曇、弱風 [気温] 27.1℃ [湿度] 75% [ピッチ] 不良、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 吉田 篤良 [主審] 村上 伸次 [副審] 小椋 剛 [副審] 数原 武志 [第4の審判員] 奈良 将之 [記録員] 大塚 唯史
リンコン選手コメント
厳しい試合でした。ピッチもああいう状態でなかなかチャンスがなかったけれど、少ないチャンスをモノにすることができた。
(得点の瞬間は?)ロスタイムでの得点ということで、もう言葉には言い表せないくらい嬉しい。本当によかった。
古巣を相手に、しかもこのスタジアムでの試合だったので、自分にとってはホームというくらいの感覚でした。いいプレーをしてゴールをすること、それが今日の使命でした。
福岡も本当にいいサッカーをしたと思う。いいチームだと感じました。久藤などは経験豊富な選手ですが、うちのDFがやらせないようにしっかり対応できていた。最後の最後に、やらせないようにDFがあれだけ頑張ってくれた結果だと思う。
田村選手コメント
消耗するゲームでしたが、後ろが耐えていれば前がとってくれると信じていました。
しっかり守ってスキをついたところをリンコンがとってくれた。
厳しかったですが、最後はうちが勝てたゲームだったのかなと思います。
得点のシーンとなったトップでためて2列目が動き出すという形は、監督から練習やミーティングで繰り返し言われていたものでした。
そして何よりも失点ゼロで終われたということが嬉しい。
ただ、次に勝たなければ意味がないという気持ちです。水曜日の栃木戦が重要です。
坂本選手コメント
攻撃面は、前半特にピッチの状態を意識しすぎたのかなと思います。こういうピッチ状態は最近なかったこともあり、気を遣いすぎてしまい、攻撃のリズムが掴めなかった。
90分を通してゴール前で細かく繋いで崩していくというところは出せなかった。普段は3トップにボールを収めて全員で攻撃を仕掛けるスタイルですが、今日はボールを収めるのは大変だったと思います。
(アジエル不在については?)やはりラストパスの回数が少なかったと思います。特に、危険なスペースに送られるラストパスは少なかった。僕自身も走りこむ回数はいつもより少なかったと思います。
今日は本当にみんなが我慢強く集中力を切らさずにやれたことが収穫です。
次はホームなので、自分たちのよさを出して戦いたい。僕自身も今日はフラストレーションが溜まるようなところもあったので、次やってやるという気持ちが一層強くなっています。
今日はとにかく重要な一勝だったと思います。
村松選手コメント
後ろがしっかり守れば、前が決めてくれるんだと改めて感じました。
グラウンドの状態が悪く、うちの持ち味である速いパス回しからの崩しというのはなかなか出せなかった。
守備に関しては、失点をゼロに抑えられたので本当に嬉しい。大きな一勝だと思います。
カードは残念ですが(累積4枚目で次節は出場停止)、残り試合の1試合1試合をトーナメントのつもりで、大切に戦い、勝っていきたいと思います。
阿部選手コメント
気持ちの勝負だったと思います。試合中にもずっと“勝つ、勝つ、勝つ”と念じていました。その強い気持ちが結果に表れて本当によかった。
ピッチの状態が難しく、慣れていなかったので長いボールが多くなりましたが、前半よりも後半のほうが少し慣れてプレーできた。
こういう形で、とにかく1-0でもいいから勝っていくことが大事なんだと思います。
本当に気持ちを最後まで強く持ち続けることだと再確認した試合でした。それを常に持ち続けてやっていきたいと思います。
山口選手コメント
気持ちの勝負だったと思います。今までロスタイムで悔しい思いをすることのほうが多かったですが、今日はうちに転んでくれた。
ピッチがかなりボコボコしていたので、立ち上がりはシンプルに入れてセカンドボールを拾おうとしました。ただ少しグラウンドを意識しすぎたかなと思います。
守備に関しては、みんなが自分の役割を果たして、マークにも責任をもってやれていたと思います。
次、とにかく勝てるように頑張りたい。自分たちの攻撃を出せれば、次はもっといいサッカーができると思います。
福岡 篠田監督 試合後コメント
総評
結果は非常に残念な試合でした。選手たちは90分間、非常によく戦ったと思います。湘南の良さをほとんど消して、自分たちでゲームの流れを掴むことができた。ただ、失点シーンは、前がかりになってカウンターから食らったもので、やはり反省しなければ。負けるのと、引き分けるのと、勝つのとでは全然違うと思います。このゲームを落としたことは非常に残念。中3日でゲームがあるのでそれに向けて準備をしたいと思います。
質疑応答
-敗戦だがいいゲームだった。収穫はどんなところか?
自分たちが主導権を握れたということと、ハードワークができたということ。首位の湘南に対して我々は出来るんだということを今日は見せつけることができたと思います。今日は結果でも、それを表したかった。選手の気持ち、サブも含めて全員が良くやったという点は大きな収穫だったと思います。ここで勝つことができればさらに大きな収穫になったのですが、負けてしまったので、課題のほうがまた見えたんじゃないかと思います。
-課題とはどんなところか?
我々が背後を突くことを警戒して、湘南はディフェンスラインを下げてきましたが、ディフェンスライン4枚と田村選手を加えた5枚の壁を崩せなかったのは攻撃面での課題だと思います。ペナルティエリアの付近でボールは握れましたが、ダイナミックさと最後の精度の部分が課題です。
守備面では全体的には非常によかったのですが、前がかりになって背後を取られるシーンがありましたし、何よりも結果として失点しているというところは大きな大きな課題だと思います。
-田中誠選手の怪我について
田中誠の怪我の状況については詳しいことは聞いていません。かなり重症だと思っています。出血の量からみて、おそらく骨折していると思います。歯も折れていましたし。
-その退場はチームに影響を及ぼしたか?
代わりに柳楽が入って、彼が非常によくラインを統率したと思います。途中からディフェンスラインを統率するのは難しいんですけれども。失点の部分は反省しなければなりませんが、よくラインをコントロールして、いいパフォーマンスを見せてくれたと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
どちらに転んでもおかしくないゲームだったことは間違いないですね。最後に得点しましたけれど、その前に野澤の頭の上に行ったシュートが入っていたら、全く逆の結果になっていた試合だったと思います。
福岡とは3試合目ですが、今日は非常に強かったですね。我々は大久保と高橋のラインを上手く抑えることができたので、ゼロで抑えることができましたが、これがダブルボランチのチームだとすると、そこは非常に脅威となるんじゃないかなと思います。福岡は、ここのところボールをポゼッションするというよりも、佑昌(田中)を中心としたカウンターが効果的になっていたので、ハーフタイムにもそれを注意するようなコメントをしました。相手の攻め残った選手に対して我々が少し腰が引けて、攻撃のリズムが作れなかった。我々は技術がそんなにあるわけではないので、ボール触るのに神経質になってしまった。それがリズムができなかった要因かなと思います。
こういうゲームでも、泥臭く、アウェイで勝点3を取れたというのは大きいんですけれども、次のホーム(9月2日vs栃木戦)が非常に大切になってくると思うので、これで調子に乗らずに、しっかりと準備してやっていきたいと思います。
質疑応答
-ピッチ状態が悪かったが影響はあったか?
我々は中盤で数的優位を作るというのがひとつの狙いとしてあるので、非常に厳しい面はありました。ただ、、それに合わせて違うサッカーをやるのではなく、我々は今までのサッカーをやろうということでピッチに送り出したつもりです。お互いに、特に前半は長いボールが多くてテニスみたいなゲームだったかもしれません。どうしてもプレッシャーが強い中、そうならざるを得ないような展開であったことは間違いないですね。
そうすると、最後の決定力が高橋、高さのある大久保、絶好調の佑昌などにかなり手を焼いたことは間違いないと思います。長いボールの後のボールを取れた時はいい形が作れますけれども、そうでないときはやられてしまう。そういう展開だったと思います。
-鈴木(将)を途中で投入し再び途中で猪狩と交代させたがその意図は?
苦しい時間帯に鈴木を入れたので、攻撃はもちろん、守備にも貢献してもらわないといけなかった。しかし、まるでカウンター要員のように前に残っていました。結局、相手のサイドバックである釘崎がボールを持っている時に、プレッシャーにいっているのが臼井や坂本で、寺川が鈴木を追い越して行っているようでは、何のための交代だったのかということです。途中から入るのは久々なので難しいのは分かるんですけれども、短い時間でも準備をしてきているからにはやらなければいけない。そこで断腸の思いですが、猪狩を入れてアプローチをさせるということでした。鈴木はドリブルの力とか、突破の力はチームでN0.1なので、そこに懸けようと思ったは、そういう形がなかった。猪狩には、ダイアゴナルな動きをたくさんさせて、リンコンの後ろに入って行けということと、切り替えを早くして守備をさせるということが狙いでした。チームに勢いがついたのは、どちらかというと交代で入った猪狩の方だったと思います。こういう交代はあまりやったことがないのですが、チームのためにはやらざるを得ないと思い、断腸の思いでしたが決断しました。