馬入日記

【馬入日記】350試合、10年、進化中!

0908258月23日のベガルタ仙台戦で坂本選手がJリーグ通算出場350試合を達成しました!
昨年の7月13日に300試合出場を達成してから1年と少し、コンスタントに出場を重ね350試合となりました。

これまでJ2リーグで350試合出場を達成したのは、草津の高田保則選手(366試合)と仙台の永井篤史選手(356試合)の二人。
でも、ひとつのクラブで350試合は初めてのことです!(300試合でもすでに初めてでしたが)

あんなにも激しく、緊迫した90分の戦いを350回も繰り返しているなんて…。そう思うと途方もなくすごいことのように感じます。

でも。
坂本選手本人の感想はというと…
「試合数はまったく意識してないですね。大切なのは、試合数より試合結果です」というもの。

実際に350試合目となった仙台戦でしたが「周りに言ってもらわなければ、気がつかなかったかも(笑)。それよりも、“重要な仙台戦だ”という気持ちでした」ということ。

指揮官が替わったとしても試合出場を重ねてきた10年。一体この10年間をどんな気持ちで過ごしてきたのでしょう。
「ありきたりだけど、1試合を戦ったら、またその次の1試合が大切だと思って、そこに向かってトレーニングするということを繰り返してきました。目の前の試合、目の前の試合…という、本当にその繰り返しです。目の前のやるべきことに集中するという姿勢は、試合に出始めた頃も、そして今も変わらずに持ち続けているものです」。

ブレない芯で、ひたむきにやってきた結果なのです。

とはいえ、坂本選手はプロになってずっと順調だったわけではありません。
ベルマーレに移籍加入する前はジュビロ磐田に在籍していました。高校を卒業し、鳴り物入りで入団したものの、3年間リーグ戦に出場することはできませんでした。
しかも3年目の秋に骨折をし、その骨折した足のままベルマーレに加入したのです。
プロ4年目(ベルマーレ1年目)の1年間はケガで棒に振り、リハビリを繰り返す毎日でした。

そして5年目。忘れもしない2001年シーズンの開幕戦(3月10日 vs横浜FC戦)。
先発出場を果たした坂本選手はJリーグ初ゴールを決めたのです。

「プロになってから試合に出られない期間が長かった。初出場は5年目だからね。試合に出たいという気持ちは本当に強かった。今でも、出場停止とかで1試合だけでも出られないと、試合を見ながらウズウズしてますね。試合に出たいという気持ちは何試合出ても変わらないし、その気持ちが自分を支えていると思います」。

10年が経ち、30歳となり、ベテランと言われてなお進化している坂本選手。
坂本選手にとって、今はまだまだ道の途中です。
これからも変わらずに、コツコツと積み重ねていく日々なのでしょう。

 

 

090825-2さて、23日の仙台戦からお目見えとなったベルマーレのラッピングバス、ご覧になりましたか?
サポーターの皆さんにも大好評でした!
試合日以外は、路線バスとして平塚を走りまわることになりますので、町で見かけることでしょう。

次回からは、選手によるアナウンスもスタートしますので、ぜひまたご乗車下さい!