馬入日記

【馬入日記:11月11日】団結力!!みんなで掴みとった、逆転J1昇格!!

湘南ベルマーレを愛する、たくさんの方の想いが最高の結果を生み出しました。
湘南ベルマーレ、J1昇格!!

熱いご声援、そして本当にたくさんのご支援に、心から感謝いたします。ありがとうございました!

2位の京都と勝点1差で迎えた最終節。
まずは自分たちが勝点3をとること。そして京都と甲府の結果を待つということとなりました。

キックオフからわずかに2分。
岩上選手から古林選手に繋ぎ、右からのドンピシャのクロス!キリノ選手が豪快に決めていきなり先制!
精神的にもチームを楽にする大きな大きな先制弾。(今季、先制すると一度も負けることはありませんでした)

さらに前半の終了間際、大槻選手からゴール前のキリノ選手、キリノ選手が出して高山選手が強烈な一撃!左足で放った強烈なシュートが見事ネットを揺らしました。

前半を終了して2点のリード。それでもハーフタイムの監督の指示は「0-0の気持ちで。攻撃的にいけ」でした。

その言葉のとおり、湘南スタイルを貫く後半。
62分に再び古林選手が右サイドからクロスを入れ、ゴール前の大槻選手が倒れ込みながらも右足シュート!ネットを揺らし3-0に。

町田の時間帯もありましたが、ディフェンス陣の連携のよさと粘り強さ、強気な姿勢でゴールを割らせません。3試合連続となる無失点。

そして終了のホイッスル!3-0で勝利を果たしました。

同時刻のキックオフだった京都と甲府の結果(0-0)が終了と同時にスタッフからベンチメンバーに入り、ベンチメンバーが抑えきれない気持ちを爆発させてピッチに入っていくと、ピッチに立っていた選手も仲間を見て「昇格だ!」と確信し喜びを爆発させました。

 

逆転でのJ1自動昇格。ドラマチックすぎる展開でした。

素晴らしい応援でチームに勇気を与え続けたサポーターと歓喜に酔いしれました。

バックスタンドへ、そしてゴール裏へ。
苦しい時も、いつも共に戦ってくれたサポーターと迎えた最高の瞬間でした。

町田サポーターの皆さんにも温かいコールをしていただきました。

 

 

選手たちが心の中でずっと目標にしてきた「曺さんの胴上げ」も叶いました。

どんな時も信頼し合い、強い絆で結ばれた関係。
そして「どこにも負けない」と胸を張って言える団結力。
「こんなにいいチームは他にない」と、「ベルマーレが好きだ」と、「このチームで上がりたい」と、選手たちはいつも照れもせずに言っていました。
その一体感で、勝利し、昇格を手にしました。

「シーズン前、湘南はもう死んだんじゃないかと思われていたかもしれない。でもそれを覆すことができた。全員で勝ち取った昇格。選手たちは、しっかりこのグラウンドで、ピッチに足をつけてやっていかなきゃいけないというプロフェッショナルな姿勢でやってくれた。監督として本当に誇りに思います」

監督の男泣き。
「選手を成長させたい」と心の底から願い、傾けてきた愛情は並大抵のものではありませんでした。

最高の監督、最高の選手、そして最高のサポーターで勝ち取ったJ1昇格でした。

 

 

J1昇格の決定を受け、地元・湘南に戻り平塚競輪場で急きょ「昇格報告会」が開催されました。

スタジアムで開催の計画もありましたが、雨の情報を得て、2009年同様に平塚競輪場に多大なご理解をいただき開催することができました。

平塚競輪場には本当にたくさんの人・人・人!!実に3,200人もの方が急なご案内にもかかわらず集まって下さいました。
選手が到着すると、会場からは割れんばかりの大歓声と拍手が。
そんな幸せの空間の中で、報告会がスタートしました。

 

まずは曺監督が挨拶をしました。
「ギリギリでしたがJ1に昇格することができました!ありがとうございます。ホーム最終戦で本当の感謝はこの場でしたいと思いますと言いましたが、それを有言実行できたことは、自分でもカッコイイなと思っています(笑)」と監督。

そして、やっぱいというか何というか…
「リクエストはないですけど、じゃあ歌います!」と言って、またも選手たちとサポーターの皆さんも一緒に…

「BMWで、共に戦う~俺らは歌うのさー湘南のために~♪」を大合唱!

しかも、マイクは監督から選手たちへと引き継がれ、次々マイクが繋がりしばらく大合唱は続きました。

 

 

 

大合唱の後は、ステージに上がった選手たちがサポーターの皆さんへ一言ずつ挨拶をしていきました。

選手会長の山口選手は「皆さんの想いと祈りでJ1昇格できました!!」と叫んだあと、まさかの「歌います!」と再び。(そして本当に歌いました!)

ハングギョンは「今年のチームの雰囲気がすごくよかったので、いけるんじゃないかと思っていました。昇格決められて本当に嬉しいです。ありがとうございます!」と挨拶。

そして、下村選手は「まずは応援本当にありがとうございました。このチームにきて、さっき翔雅(鎌田選手)とも喋ってたんですけど、最初の1ヶ月2ヵ月くらいで、チームの雰囲気がすごくよくて、何か大きなことを成し遂げられるんじゃないかと思っていました。その時は言葉にはしなかったんですけど、今日大きな目標を達成していまこういう話ができていることがすごく嬉しいです。いま、ケガでリハビリを一生懸命やっている選手もいますが、そういう選手も含めて、スタッフ、サポーターみんなで力を合わせて成し遂げたJ1昇格だと思うので本当によかったです。ありがとうございます!」と。

 

 

さらに菊池選手は「緑と青の勇者湘南」の応援歌を歌い、大野選手は「今年、ベルマーレに来れて本当によかったと思っています。退場や出場停止があったりして、皆さんに迷惑をかけてしまったんですけど、最後にこうして皆さんと笑えることができて本当によかったです!」と挨拶。

そしてサポーターの皆さんからの「祐也!!」というリクエストを受けて、マイクは懸命にリハビリを頑張る中村選手へ。

「自分はケガでチームに貢献できなかったんですけど、サポーターの方や選手、コーチの皆さんが温かい声をかけてくれてしっかりリハビリに励むことができました。本当にありがとうございました」と。

会場には、中村選手のコールが響き渡りました。

 

 

 

そして、叫びすぎて声が枯れていた高山選手は…

「昇格が決まって声を出しすぎて、もう声が出ません!今日は本当にサポーターの皆さんの声に気持ちがこもっていることが伝わってきて、本当にそれが身体に伝わってきて、この結果に繋がったと思います。一年間いろいろありましたが、サポーターの皆さんには本当に感謝しています。来年は今年以上に頑張るので、サポーターの皆さんの重低音も今年以上にBOSEのスピーカー並みにさらに上げていきましょう!ありがとうございました!!」と爆笑の挨拶。

 

 

 

 

 

   
さらに馬場選手は「今日は喜びすぎてジャンプしすぎてしまったので、明日レントゲン撮ってきます(笑)。まずは一年間、本当に応援ありがとうございました。昨年神戸を戦力外になって、いの一番にベルマーレが帰ってこいと声をかけてくれて、ベルマーレに戻ってくることができて本当によかったです。ケガをして最後ピッチに立つことができませんでしたが、チームのみんなが本当に頑張ってくれて、来年J1という舞台を用意してくれたので、僕はしっかりケガを治して、愛するベルマーレと愛する平塚のために頑張ります!!」と叫びました。

みんなの兄貴・古橋選手は「去年は試合になかなか出られない中悔しい想いをしていました。でも湘南へ来て、こうして今日、皆さんと一緒に喜び合えて本当に嬉しく思います。今日のJ1昇格はゴールではなくスタートだと思っています。来年はJ1でまた一緒に暴れましょう!」とカッコイイ挨拶。

 

 

 

 
そして、「ミスターベルマーレ、坂本紘司選手!」と紹介されると…

坂本選手が「えー、ミスターベルマーレこと、ベル八先生です(笑)」と言って「一年間、みんなよく頑張ったと思うのでここに卒業証書を授与したいと思います。J2はもう永遠に卒業ですす!」とベル八先生になって挨拶。

そして、「これからもずっとベルマーレがJ1で戦えるように頑張っていきましょう。皆さん、本当に、おめでとうございました!」と叫びました。

 

 
選手たちの感謝の挨拶が終わると、いよいよダルマに目を入れることに。

眞壁社長が筆を持ち、ダルマに目を入れ、両手に掲げて高く持ち上げると、割れんばかりの大歓声と拍手が!

 

 

 

 

 
そして、眞壁社長は次のように挨拶をしました。
「皆さんの支えで、もう一度J1の舞台で戦うことができます。2009年の12月5日、皆さんにここで挨拶をさせていただきました。昇格の報告の会はもう今回で最後にしたいと思っています。今シーズン、臨むにあたって皆さんにお話をしました。フジタ撤退から13年、今シーズンは、その13年のベルマーレの在り方が正しかったのか間違っていたのか、それを検証する年にしたい。若い力と曺という1年目の監督のもとで戦っていきたいと、そう話をしました。その結果が、これです。私たちは小さいクラブですが、間違いなく一歩一歩、進んできて、そしてこれからも成長していく。いま、そういう強い確信を持っています。皆さんと一緒に、またあの難しいリーグで戦っていこうと思っています。よろしくお願いします」

そして…
「最後に、今日は多くのご来賓の皆様にご出席いただいています。皆さんにも大きな感謝を表したいと思います。その中でも特に、2人だけ、私から感謝を言ってもいいでしょうか?今シーズン、ここまで戦ってくることができたのは、今シーズンから肩のスポンサーについていただいたチェッカーモータースの成瀬社長です。成瀬さんにはアウェイでの試合をすべて行っていただきました。本当にチェッカーモータースさんの支えがなければ、今日の日は迎えられていません」と。

苦しい時、常にすぐそばで手を差し伸べてくださり、本当に大きな大きな支えとなっていただきました。
成瀬社長にステージに上がっていただき、眞壁社長と二人抱き合うと、選手たちから「成瀬」コールが!

そして。
「もう一人。それは、新しい日本のサッカーのために、暑いところへ行って頑張っている3番がいます。皆さんぜひ航のコールをしてやってください」と。

サポーターの皆さん、そして選手たちも一緒になって、遠藤選手の応援歌を大合唱しました。

 
そして…
念願のシャンパンファイト!!(選手たち、監督へ総攻撃!)

最後には恒例ともいえる、金選手による「万歳三唱」!!

最高に盛り上がった昇格報告会。
地元の皆さんに多大なるサポートをいただき開催することができました。開催すると決まったら、平塚商工会議所青年部の皆さんや商店街の皆さん、ボランティアの皆さんなどなど、驚くほどのスピードでサポートして下さいました。

 

 
ベルマーレにかかわるすべての皆さんと共に勝ち取った「J1昇格」。
ひたむきで、わくわくする「湘南スタイル」をさらに磨き、J1の舞台へ挑みます。

心からの感謝を。本当にありがとうございました。