馬入日記

【馬入日記:11月4日】ホーム最終戦、劇的勝利!心揺さぶる90分、そしてセレモニー!

鳥取を迎えてのホーム最終戦。
87分に訪れた歓喜の瞬間は、何にも形容できない感動でした。
0-0の状態が続く中、しかし焦れずにその時を狙い続けました。

古橋選手、ハングギョン選手、そして途中交代で入った吉濱選手と繋ぎ、ゴール前に思い切りよく入れたラストパスに、キリノ選手が合わせてゴール!

「あのゴールはみんなの得点。みんなが一生懸命やった結果が最後のゴールに繋がった。一人だけでは何もできないけど、みんながいるから結果が出せたんだと思う」とキリノ選手が振り返ったとおり、まさしくピッチに立っていない選手も含めた“全員の”気持ちがボールに乗り移った、チームのゴールでした。

キリノ選手がタッチラインへ走り、ベンチメンバーとスタッフが飛び出し、キリノ選手の上に次々と重なり合い喜びを爆発させました。
もちろんスタンドも歓喜の渦。最高の雰囲気でした。

1点を奪った後も、果敢に2点目を奪いに行く湘南らしさを発揮。
そして、終了のホイッスル。
2試合連続の無失点で連勝。3位を死守し、2位の京都とは勝点1差をキープしました。

この試合で6位以上(プレーオフ進出)は決定です。
しかしもちろん、目指すは2位。自動昇格を目指し、来週11日、アウェイで町田と対戦します。(13:00キックオフ)

 

試合後、一年間熱くご声援を送っていただいたサポーターの皆さんへ、感謝の気持ちと最終戦に挑む想いを伝えるべく、ホーム最終戦セレモニーが行われました。

選手・スタッフ全員がピッチに一列となって整列し、まず代表取締役 眞壁潔よりご挨拶しました。

「本日は2012年J2リーグ、ホーム最終戦にお越しいただき誠にありがとうございます。本来であれば試合前に私がご挨拶をしているのですが、監督からまだ戦っている最中で十分な挨拶ができない、3人で一緒にやりましょう。そう言われて、マイクを持たせていただいています。
ガイナーレの皆さん、必ず残留して下さい。今日はありがとうございました。
まずは挨拶に先立ち、つい先日行いました増資関し大変多くの皆様の応援をいただきました。誠にありがとうございました。
ベルマーレ、存続危機から13年。湘南の暴れん坊と言われたチームはいま皆さんの目の前にいます。曺貴裁が育てたチームでもなく、私が育てたチームでもなく、皆さんのご支援と皆さんの情熱が育てた、新生・湘南の暴れん坊です。
今日の、皆さんの立っているその位置を忘れないで下さい。今日、皆さんが目にした風景はこのベルマーレと共に永遠に続いていく、そういったチームの現在であることをご報告して最後の挨拶とさせていただきます。
次の一戦、必ず勝ってここでセレモニーを行いたいと思います。ありがとうござました」

 
つづいて、山口選手会長が挨拶をしました。

「いまこうして皆さんと共にJ1昇格争いをさせていただき、喜びでいっぱいです。
皆さんの熱い想いと、苦しい時でも拍手で迎えてくれた温かい気持ちが僕たちに何度も勇気と、諦めない気持ちを与えてくれました。本当に感謝しています。
残りわずかですが、ベルマーレらしく、最後まで諦めずに前を向いて、90分間走り続けて頑張っていきたいと思います。
本当に残りわずかになりました。あともう少し、よろしくお願いします」

ピッチ内外でチームを支えている山口選手、一言一言、想いを込めて発している様子が感じられました。

 

そして最後に、曺監督の挨拶が。
「一年間、本当に素晴らしい雰囲気をつくってもらって、本当にありがとうございます。今日の勝点3で、我々の今年のホームでの勝点が41ポイントになりました。このBMWスタジアムでプレーする選手たちを後押ししてもらい、本当に感謝しています。ありがとうございます。
ただ、我々には、大事な次の試合があります。次の試合で、あくまでも他力ではありますが、しっかり勝点3をとって皆さんと本当の意味で喜び合いたいと思います。本当の感謝は、その日までとっておくことにします」

という挨拶ののち、まさかの…

「ということで、ちょっと歌います」という一言が!!

これには選手もスタッフも、もちろんサポーターの皆さんも、ビックリ&大爆笑!!

「選手もジャンプしたり歌ったりして下さい。サポーターの皆さんもよかったら一緒に歌って下さい。歌詞が間違ってたらすみません」と言って、監督が「好きな歌」と言っていた、応援歌を(もちろんアカペラで)熱唱!!

「BMWで共に戦う。俺らは歌うのさ、湘南のために~♪」

監督の後ろの選手、スタッフ、社長はみんなで肩を組み、飛び跳ね、そして超笑顔で一緒に歌いました。
サポーターの皆さんも一体となって一緒に歌い、スタジアムは最高の雰囲気。

きっと、監督がセレモニーで歌うなんて、前代未聞(!)だと思われますが「さすが曺さん!」「さすがうちのボス!」と選手も大絶賛!

応援歌を何度か繰り返し、「頑張りましょう!!ありがとう!!」と監督が叫び、ひときわ大きな歓声が上がりました。

最高の監督、最高の選手、最高のサポーターの皆さんと共に、11日まで駆け抜けます。

最後の最後まで、変わらぬご声援を、どうかよろしくお願いします!